なんてことないね 歌詞 真空ホロウ ふりがな付

平成へいせい最後さいごばっかうるせーんだよ
どうせ始はじまんだよ
君きみとは二度にどと会あうことはないけど
なんてことないね

去年きょねんの台風たいふう20号ごうが過すぎ去さって
ぽつんと晴はれ渡わたる 空そらを眺ながめて君きみは

「なんか空からっぽだ」
そっと呟つぶやいた
きっとそうか あれが君きみの
一世一代いっせいちだいの合図あいずだった

小田急線おだきゅうせんにも乗のらないで
並ならんで帰かえることもなくて
互たがいの名前なまえを呼よぶこともなくて
それでも君きみは君きみで生いきてくの

思おもい出だして懐なつかしまないで
そこに誰だれもいやしないから

平成へいせい最後さいごばっかうるせーんだよ
どうせ始はじまんだよ
君きみとは二度にどと会あうことはないから
忘わすれてあげるよ

何分なんぷん何秒後なんびょうごには何なにが起おきるかって
必かならずその未来みらい 来くるなんて思おもってるの?

氷こおり溶とけきった
アイスコーヒーの
絶対的ぜったいてきなモラトリアムで
ずっと泳およいでいられたらいいな

区切くぎるために時間じかんがあって
時代じだいの流ながれなんてなくて
有あり余あまるときも追おわれてるときも
それでも君きみは君きみで死しんでくの

こじつけの奇跡きせき呼よばわりなら
なんの意味いみもありゃしないから

平成へいせい最後さいごばっかうるせーんだよ
どうせ始はじまんだよ
君きみとは二度にどと会あうことはないけど
なんてことないね

小田急線おだきゅうせんにも乗のらないで
並ならんで帰かえることもなくて
互たがいの名前なまえを呼よぶこともなくて
それでも君きみは君きみで生いきてくの

思おもい出だして懐なつかしまないで
そこに誰だれもいやしないから

平成へいせい最後さいごばっかうるせーんだよ
どうせ始はじまんだよ
君きみとは二度にどと会あうことはないから
忘わすれてあげるよ