幽霊船 歌詞 tricot ふりがな付

幽霊船ゆうれいせんは帆ほを立たてて
毎晩まいばん宝たからの山やまを
あたしに見みせてくれた
いつからか見みえなく
なったよ

大衆たいしゅうから限かぎりなく遠とおい
ベッドの海うみに沈しずむ体からだから脱だっしたいけれど
別べつに勝かたなくても誰だれにも負まけてないのに
わからなくなるよね

消きえたい夜よるに汽笛きてきは鳴ならなかった
冷つめたい朝あさを待まつだけ

平穏へいおんな生活せいかつは取とり沙汰ざたされ
窮屈きゅうくつな配慮はいりょに支配しはいされる
誰だれにも見みえないところだけが
綺麗きれいに腐くさってくよ
迎むかえにきてよ

あの子こは最新型さいしんがたの嫌味いやみで誰だれかを蹴落けおとす道具どうぐを10万まんそこらで契約けいやくしたのです
あいつは最新型さいしんがたの愛あいを分裂ぶんれつさせて誰だれかを悲かなしませるため月々つきづきの金かねを払はらう

消きえたい夜よるに汽笛きてきはならなかった
朝あさを待まつだけ

冷ひえ切きった肌はだにまだ残のこってる
憂鬱ゆううつな体温たいおんに支配しはいされる
誰だれにも言いえないことだけが
あたしを保たもっているよ

幽霊船ゆうれいせんは帆ほを立たてて
毎晩まいばん宝たからの山やまを
あたしに見みせてくれた
いつからか見みえなく
なったよ

この銀河ぎんがで一番いちばん静しずかな時間じかんさ
キッチンからは
あなたが居いなくなった音おとが聞きこえている