僕は、明日命を絶つ 歌詞 堂村璃羽 ふりがな付

今宵こよいはラストウィンター
僕ぼくは明日あす死しぬんだ
腐くさるほど憎にくんだ
人ひとももう死しぬんだ
この世界せかいでは今日きょうも生いきてる奴やつも
僕ぼくも脳内のうないじゃ明日あしたには死しんでる
地獄じごくの予習よしゅうなんてものは
とうに学まなび尽つくした
来世らいせは何なにになりたい?
って君きみがいない場所ばしょにいたい
地球ちきゅう以外いがいに生うまれたい
いっそ雨あめとなって
この世界せかいを哀あいで包つつみたいよ

ねぇ、ねぇ、ねぇ
君きみの声こえをきかせて
ねぇ、ねぇ、ねぇ
僕ぼくの傷きずを聴きいてくれ
満足まんぞくもしただろ
死しぬほど笑わらったろ
僕ぼくを笑わらう一いち日にちで欲よくは満みたされただろ
僕ぼくみたいな粗そ悪あく品ひんは
この世界せかいで僕ぼくだけでいいんだ
外はずれ落おちた錆さびたネジは
この世界せかいじゃ小ちいさすぎた
僕ぼくがいなくてもまわる
僕ぼくがいなくてもまわる

戦慄せんりつが奏かなでる音おとの名なは哀情あいじょう
空虚くうきょな生活せいかつと凍いてつく愛情あいじょう
泣なきそうな夜よるを
越こえた先さきに何なにがあるの
退路たいろも活路かつろも迷子まいごな未来みらい像ぞう
何度なんども探さがすも辺あたりは暗くらいよ
しょうもないやつらの言葉ことばに壊こわされ
何億なんおく分ぶんの数人すうにんにまた殺ころされる
弱よわいか?情なさけないか?
死しは甘あまえか?答こたえてくれ
神様かみさま いるんだろ?
いるから名前なまえがあんだろ
きっと逃にげられたかも
きっと戦たたかえたかも
ボロボロの心こころと
草臥くたびれた体からだで
「生いき続つづけていれば幸しあわせになれたかも」
ってそんな考かんがえは
とっくに過すぎ去さったよ
片道かたみち切符きっぷを握にぎる電車でんしゃを抜ぬけ
立たち入いり禁止きんしの札ふだをかいくぐった
幸しあわせになりたかったんじゃない
ただ普通ふつうの人生じんせいを生いきていたかった
それも無理むりかよ、
何なにがいけんだよ
生いきてるだけで偉えらいって
褒ほめ殺ごろしてくれよ
そしたら僕ぼくがここで死しぬ
意味いみは無ないから
それだけでいいんだ
単純たんじゅんなことなのにさ
この世界せかいはどんどんと狂くるってるんだ
きっと
人ひとも国くにも周まわりもそして
そこに生いきている僕ぼくも
気付きづかぬうちに正解せいかいも
常識じょうしきも消きえてく
そしてまた新あたらしい命いのちが消きえてく