路地裏ろじうらの闇やみに潜ひそんだ自転車じてんしゃも
終電しゅうでんの帰かえり道みちも
部活ぶかつの掛かけ声ごえ 図書室としょしつの静寂せいじゃく
朝あさの燦然さんぜんたる日ひも
嗚呼ああ 全すべてが歪いびつにしか見みえない
嗚呼ああ 影かげには何なにかが潜ひそむ
ねえ おいでと手招てまねきされ
迂闊うかつに一いっ歩ぽを踏ふみ出だす
何なにも見みえなくて目めの前まえでただ
微笑ほほえむばけものから
逃にげたくても出口でぐちはなくて
このままわたしは消きえてしまう
わたし以外いがいには活力かつりょくになること
全すべてが怖こわく感かんじて
きっかけは些細ささいそれでも甚大じんだいで
生いきる気力きりょくすら無なくって
嗚呼ああ あの子こは嘆なげいて身みを投なげたし
嗚呼ああ あの子こは病やまいに伏ふせた
目めに見みえない感染症かんせんしょう
次つぎはわたしの番ばんかな
息いきも出来できなくて苦くるしいばかり
蝕むしばむばけものから
逃にげるだけの命いのちじゃきっと
報むくわれないから声こえを上あげて
嗚呼ああ 優やさしさ温ぬくもりから逃にげずに
嗚呼ああ 知しりうる全すべての色いろを
ねえ 誰だれもが一人ひとりきりじゃ生いきられないから
もう一度いちど
何なにも見みえなくて目めの前まえでただ
微笑ほほえむばけものから
逃にげなくても戦たたかえるように
わたしはわたしのやり方かたで
前まえに進すすむんだ もう一人ひとりじゃない
路地裏rojiuraのno闇yamiにni潜hisoんだnda自転車jitensyaもmo
終電syuudenのno帰kaeりri道michiもmo
部活bukatsuのno掛kaけke声goe 図書室tosyoshitsuのno静寂seijaku
朝asaのno燦然sanzenたるtaru日hiもmo
嗚呼aa 全subeてがtega歪ibitsuにしかnishika見miえないenai
嗚呼aa 影kageにはniha何naniかがkaga潜hisoむmu
ねえnee おいでとoideto手招temaneきされkisare
迂闊ukatsuにni一ixtu歩poをwo踏fuみmi出daすsu
何naniもmo見miえなくてenakute目meのno前maeでただdetada
微笑hohoeむばけものからmubakemonokara
逃niげたくてもgetakutemo出口deguchiはなくてhanakute
このままわたしはkonomamawatashiha消kiえてしまうeteshimau
わたしwatashi以外igaiにはniha活力katsuryokuになることninarukoto
全subeてがtega怖kowaくku感kanじてjite
きっかけはkikkakeha些細sasaiそれでもsoredemo甚大jindaiでde
生iきるkiru気力kiryokuすらsura無naくってkutte
嗚呼aa あのano子koはha嘆nageいてite身miをwo投naげたしgetashi
嗚呼aa あのano子koはha病yamaiにni伏fuせたseta
目meにni見miえないenai感染症kansensyou
次tsugiはわたしのhawatashino番banかなkana
息ikiもmo出来dekiなくてnakute苦kuruしいばかりshiibakari
蝕mushibaむばけものからmubakemonokara
逃niげるだけのgerudakeno命inochiじゃきっとjakitto
報mukuわれないからwarenaikara声koeをwo上aげてgete
嗚呼aa 優yasaしさshisa温nukuもりからmorikara逃niげずにgezuni
嗚呼aa 知shiりうるriuru全subeてのteno色iroをwo
ねえnee 誰dareもがmoga一人hitoriきりじゃkirija生iきられないからkirarenaikara
もうmou一度ichido
何naniもmo見miえなくてenakute目meのno前maeでただdetada
微笑hohoeむばけものからmubakemonokara
逃niげなくてもgenakutemo戦tatakaえるようにeruyouni
わたしはわたしのやりwatashihawatashinoyari方kataでde
前maeにni進susuむんだmunda もうmou一人hitoriじゃないjanai