得意とくいげに歌うたう君きみの声こえが少すこしだけ。
少すこしだけ、羨うらやましかったよ。
捻ひねくれた僕ぼくは子供こどもみたいに
君きみのこと、嫌きらいだと
バカみたいに言いったよ。
君きみは、本当ほんとうのことを
我わが物顔ものがおで言いえるのにさ
僕ぼくは今いまでも、素直すなおになれないままでいる。
笑わらえないや。
叫さけんだ君きみの声こえが、君きみの心こころが、
僕ぼくに届とどいて、涙なみだが出でたよ、
なんども泣ないて、笑わらえなくて
なぜなのだろう。
なぜなのだろう。
子供こどもみたいに暴あばれる僕ぼくに、
君きみはただ、寄より添そって
笑顔えがおでいたんだ。
どれくらい時ときが経たったのだろう。
君きみの顔かお今いまはただ、
かすれているんだ。
君きみと、笑わらえたなら、僕ぼくはきっと、
いまよりずっと、大人おとなになれて、
素直すなおになれて、生いきられるのに
叫さけんだ。
君きみの声こえに、君きみの言葉ことばに
僕ぼくは何度なんども、救すくわれたのに!
僕ぼくは一度いちども、君きみのことを
救すくえなかった。
救すくえなかった。
僕ぼくは、今いまじゃ、何なにも、知しらずに、
僕ぼくは、今いまじゃ、僕ぼくを、知しらずに、
叫さけんだ。
僕ぼくは君きみの、君きみの声こえが、
君きみの心こころが、君きみの言葉ことばが
僕ぼくは今更いまさら大好だいすきだったと
言いえるのにな。
僕ぼくの声こえは僕ぼくの言葉ことばは、
どこかに消きえて、それでいいのさ。
君きみははもう側そばにいないから。
さよならしよう。
さよならしよう。
得意tokuiげにgeni歌utaうu君kimiのno声koeがga少sukoしだけshidake。
少sukoしだけshidake、羨urayaましかったよmashikattayo。
捻hineくれたkureta僕bokuはha子供kodomoみたいにmitaini
君kimiのことnokoto、嫌kiraいだとidato
バカbakaみたいにmitaini言iったよttayo。
君kimiはha、本当hontouのことをnokotowo
我waがga物顔monogaoでde言iえるのにさerunonisa
僕bokuはha今imaでもdemo、素直sunaoになれないままでいるninarenaimamadeiru。
笑waraえないやenaiya。
叫sakeんだnda君kimiのno声koeがga、君kimiのno心kokoroがga、
僕bokuにni届todoいてite、涙namidaがga出deたよtayo、
なんどもnandomo泣naいてite、笑waraえなくてenakute
なぜなのだろうnazenanodarou。
なぜなのだろうnazenanodarou。
子供kodomoみたいにmitaini暴abaれるreru僕bokuにni、
君kimiはただhatada、寄yoりri添soってtte
笑顔egaoでいたんだdeitanda。
どれくらいdorekurai時tokiがga経taったのだろうttanodarou。
君kimiのno顔kao今imaはただhatada、
かすれているんだkasureteirunda。
君kimiとto、笑waraえたならetanara、僕bokuはきっとhakitto、
いまよりずっとimayorizutto、大人otonaになれてninarete、
素直sunaoになれてninarete、生iきられるのにkirarerunoni
叫sakeんだnda。
君kimiのno声koeにni、君kimiのno言葉kotobaにni
僕bokuはha何度nandoもmo、救sukuわれたのにwaretanoni!
僕bokuはha一度ichidoもmo、君kimiのことをnokotowo
救sukuえなかったenakatta。
救sukuえなかったenakatta。
僕bokuはha、今imaじゃja、何naniもmo、知shiらずにrazuni、
僕bokuはha、今imaじゃja、僕bokuをwo、知shiらずにrazuni、
叫sakeんだnda。
僕bokuはha君kimiのno、君kimiのno声koeがga、
君kimiのno心kokoroがga、君kimiのno言葉kotobaがga
僕bokuはha今更imasara大好daisuきだったとkidattato
言iえるのになerunonina。
僕bokuのno声koeはha僕bokuのno言葉kotobaはha、
どこかにdokokani消kiえてete、それでいいのさsoredeiinosa。
君kimiははもうhahamou側sobaにいないからniinaikara。
さよならしようsayonarashiyou。
さよならしようsayonarashiyou。