ガラクタネバーランド 歌詞 灯油 ふりがな付

錆さびついたジェットコースター
風かぜに吹ふかれてカタカタ
この世界せかいに もう「ソレ」は
必要ひつようとされてなかったんだ!
夢ゆめと希望きぼう 暖あたたかい笑顔えがおと共ともに
それは永遠とわに
続つづくはずと固かたく信しんじてた

空そらを翔かけ 虹にじを渡わたり
少年しょうねんは そこに夢ゆめを見みる
数多あまたは忘却ぼうきゃくの彼方かなた
やがて彼かれは大人おとなになる
共ともに在あった思おもい出で
箱はこに閉とじこめ鍵かぎをかけて

いつかまた 火ひが灯ともる日ひを想おもう
時間ときの果はてに
人々ひとびとに 翻弄ほんろうされ続つづけた
「ソレ」は願ねがう
大人おとなたちが 勝手かってに忘わすれ捨すてた
無垢むくな心象しんしょう風景ふうけい
「ソレ」はまだ
ガラクタなんかじゃないんだ
ネバーランド

色褪いろあせたジェットコースター
錆さびに食くわれてガタガタ
永ながい永ながい 眠ねむり際ぎわに
夢ゆめを見みたんだ!
楽たのしく廻まわり廻まわる
アトラクションはピカピカ
在ありし日ひの大活躍だいかつやくを
誇ほこりと讃たたえる

風かぜを切きり 雲くもを抜ぬけて
世界せかいは 綺麗きれいに映うつる
夕暮ゆうぐれが影かげを落おとす
そしてすべて闇やみに溶とける
そこに在あった意味いみさえ
虚無ゼロに還かえすような深ふかい黒くろ

雨あめに雪ゆきに晒さらされても
なお待まち続つづける
人々ひとびとの姿すがたが 消きえた後あとも佇たたずむ
大人おとなたちが遠とおくに置おき忘わすれた
夢幻ゆめの回想かいそう断片だんぺん
「ソレ」はまだ
ガラクタなんかじゃないんだ
ネバーランド

誰だれもいなくなった遊園地ゆうえんちの中なかで
終おわらない 終おわれない
ショーの続つづき探さがし求もとめ
「キミ ノ ノゾムモノ ハ キット
サガシタッテ ココニ ナイヨ」

朽くちることもなく
錆さびることもなく
少年しょうねんの夢ゆめ乗のせ 走はしる
そんな妄想もうそうを蝕むしばむように
世界せかいは 「ソレ」をいつか土つちに還かえす

いつかまた 火ひが灯ともる日ひを想おもう
時間ときの果はてに
人々ひとびとに翻弄ほんろうされ続つづけた
「ソレ」は願ねがう
大人おとなたちが 勝手かってに忘わすれ捨すてた
無垢むくな心象しんしょう風景ふうけい
「ソレ」はまだ
ガラクタなんかじゃないんだ
ネバーランド

君きみの望のぞむものは
きっと探さがしたってここに無ないよ
だけどいつか見みつかるんだろう?
だってここはそう…