愛のせい 歌詞 大原櫻子 ふりがな付

あとひと息いきで すべてを許ゆるして
その肩かたに熱ねつを預あずけるのに
こわいくらいに 甘あまいこの恋こいを
始はじめるかどうかは あなた次第しだい

そっと測はかってるの
その胸むねの奥おくの思おもいが
どれほど確たしかかを
もう離はなせない愛あいなら
あなたから 最後さいごの余裕よゆうを捨すてて

もっとわたしを
もっとさらって
こんな意地いじなど無駄むだに思おもえるくらい
今いますぐもっと未来みらいを
もっと奪うばって
そんな声こえを肌はだの中なかに 隠かくしてる

あとひとことで 鎧よろいを解ほどいて
あなただけのわたしを見みせるのに
のらりくらりと煙けむに巻まくのなら
永遠えいえんにこころは渡わたさない

ちゃんとわかってるの
矛盾むじゅんだらけの
愚おろかな駆かけ引ひきだってことを
でもすぐに摘つめる花はなに思おもわれちゃ
値打ねうちが 守まもれないでしょう?

もっとあなたを
もっと渡わたして
こんなずるさが馬鹿ばかに思おもえるくらい
今いますぐもっと不安ふあんを
もっと砕くだいて
鼓動こどうだけが胸むねの中なかで 話はなしてる

ぼんやりと光ひかる
メトロの入いり口ぐちが見みえる
もうすぐふたりの
もどかしい今日きょうが終おわってしまう

どうか今夜こんやを
そっと奪うばって
どんな明日あしたもいらないくらい
もっとあなたを
もっと渡わたして

もっとわたしを
もっと溶とかして
全部ぜんぶ愛あいのせいと許ゆるせるくらい
今いますぐもっと未来みらいを
もっと盗ぬすんで
そんな声こえが肌はだの中なかで 暴あばれてる

もっと渡わたして
もっと奪うばって
もっと溶とかして

そんな夢ゆめを胸むねの中なかに 隠かくしてる