遠とおいざわめきとぬるい風かぜ
黙だまって歩幅ほはば合あわせ 君きみと歩あるく
慣なれない浴衣ゆかたの足あしよりも
胸むねがひどくせつなく 痛いたかった
「好すき」と言葉ことばにできないままで
見上みあげた夜空よぞらに咲さいた夢ゆめ花火はなび
両りょう片想かたおもいと冷ひやかされて
お互たがいたぶん わかってたけど
それでも踏ふみ越こえる勇気ゆうきはなくて
友達ともだちの顔かおして 夏なつがこぼれる音おと 聴きいてたんだ
ふいに一度いちどだけ触ふれた指ゆび
あのとき君きみは何なにか言いってたかな
記憶きおくのノイズが邪魔じゃまをする
だけど走はしった熱あつさ 憶おぼえてる
いつかは終おわる時間じかんの中なかで
願ねがいを照てらして揺ゆれた夢ゆめ花火はなび
曖昧あいまいでいい このままずっと
君きみの近ちかくで笑わらってたくて
変かわってしまうこと 恐おそれていたの
滲にじんでく光ひかりに 涙なみだこぼれぬよう目めを凝こらした
時ときが流ながれて今いま またこうして夏なつが巡めぐるたびに
不器用ぶきように澄すんでた特別とくべつな空気くうきが
幼おさない感情かんじょうが 胸むねを揺ゆり動うごかす
「大好だいすきだったよ」 そっとつぶやく
今年ことしも夜空よぞらに咲さいた夢ゆめ花火はなび
両りょう片想かたおもいと冷ひやかされた
二人ふたりはもう 思おもい出での中なか
危あやうさも 脆もろさも いとおしいまま
宝物たからものみたいに 胸むねの深ふかい場所ばしょで光ひかってるよ
遠tooいざわめきとぬるいizawamekitonurui風kaze
黙damaってtte歩幅hohaba合aわせwase 君kimiとto歩aruくku
慣naれないrenai浴衣yukataのno足ashiよりもyorimo
胸muneがひどくせつなくgahidokusetsunaku 痛itaかったkatta
「好suきki」とto言葉kotobaにできないままでnidekinaimamade
見上miaげたgeta夜空yozoraにni咲saいたita夢yume花火hanabi
両ryou片想kataomoいとito冷hiやかされてyakasarete
おo互tagaいたぶんitabun わかってたけどwakattetakedo
それでもsoredemo踏fuみmi越koえるeru勇気yuukiはなくてhanakute
友達tomodachiのno顔kaoしてshite 夏natsuがこぼれるgakoboreru音oto 聴kiいてたんだitetanda
ふいにfuini一度ichidoだけdake触fuれたreta指yubi
あのときanotoki君kimiはha何naniかka言iってたかなttetakana
記憶kiokuのnoノイズnoizuがga邪魔jamaをするwosuru
だけどdakedo走hashiったtta熱atsuさsa 憶oboえてるeteru
いつかはitsukaha終oわるwaru時間jikanのno中nakaでde
願negaいをiwo照teらしてrashite揺yuれたreta夢yume花火hanabi
曖昧aimaiでいいdeii このままずっとkonomamazutto
君kimiのno近chikaくでkude笑waraってたくてttetakute
変kaわってしまうことwatteshimaukoto 恐osoれていたのreteitano
滲nijiんでくndeku光hikariにni 涙namidaこぼれぬようkoborenuyou目meをwo凝koらしたrashita
時tokiがga流nagaれてrete今ima またこうしてmatakoushite夏natsuがga巡meguるたびにrutabini
不器用bukiyouにni澄suんでたndeta特別tokubetsuなna空気kuukiがga
幼osanaいi感情kanjouがga 胸muneをwo揺yuりri動ugoかすkasu
「大好daisuきだったよkidattayo」 そっとつぶやくsottotsubuyaku
今年kotoshiもmo夜空yozoraにni咲saいたita夢yume花火hanabi
両ryou片想kataomoいとito冷hiやかされたyakasareta
二人futariはもうhamou 思omoいi出deのno中naka
危ayaうさもusamo 脆moroさもsamo いとおしいままitooshiimama
宝物takaramonoみたいにmitaini 胸muneのno深fukaいi場所basyoでde光hikaってるよtteruyo