潜涙 歌詞 緋月ゆい ふりがな付

ツギハギの言葉ことばは 灰色はいいろの僕ぼくの心こころ
染そめてゆく
硝子がらすの様ような気持きもち 偽いつわりの想おもい幾いくつ
浮うかべて

何なにが正解せいかいなのか? 歪いびつなこの瞳ひとみには
映うつる物もの全すべてが眩まぶしい
優やさしさの解かいを 誰だれか教おしえてよ

脈打みゃくうつ鼓動こどうの在あり処か トクリと響ひびき
暗闇くらやみの中なか 加速かそくするようで
息いきを吐はき心音しんおんを殺ころす日々ひびで
祈いのり続つづけた 想おもいの果はて
ずっと

ウラハラな台詞せりふが 塗ぬりつぶした唇くちびるは
滲にじんでく
ひび割われているのに 捨すてられない理想マボロシが
痛いたんで

溢こぼれた涙なみだだけが 鮮明せんめいな僕ぼくの願ねがいは
誰だれにも気きづかれはしない
僕ぼくが消きえてもまだ世界せかいは廻まわるよ

踏ふみ潰つぶされた果実かじつは 最後さいごの刹那せつな
密ひそかな熱ねつを 刻きざむように裂さかす
空からっぽの僕ぼくが もしも壊こわれても
跡形あとかたもなく 風かぜが流ながす
きっと

僕ぼくが触ふれたなら 綺麗きれいな
花はなさえ朽くちていくの
叶かなえようのない望のぞみなのなら
咲さかないで欲ほしい このまま眠ねむらせて

脈打みゃくうつ鼓動こどうの在あり処か トクリと響ひびき
嘲笑あざわらってた はずの愛あいを今いま
息いきを吐はき此処ここに在ある意味いみだと言いうなら
信しんじてもいいかな

踏ふみ潰つぶされた果実かじつが 最後さいごの刹那せつな
想おもいのすべて 打うち付つけるように
僕ぼくが纏まとう影かげを剥はいだとしても
消きえない誰だれか 探さがしている
ずっと