空そらにひと筋すじ はぐれ雲ぐも
相棒あいぼうどうした 淋さみしくないか
男おとこやもめの このオレと
差さしでいっぱいやって行いかないか
乙おつだね 酒さけはワインのとって置おき
肴さかなはアイツの里さとのホッケのひらき
乙おつだね なんて云いうのは痩やせ我慢がまん
馬鹿ばかを承知しょうちで故郷くにを捨すて
俄にわか思案しあんの東京とうきょうぐらし
『惚ほれている』とも『好すきだ』とも
たった一度いちどもいわず仕舞じまいだよ
乙おつだね 古武士こぶしみたいに恰好かっこよく
寡黙かもくな男おとこといつも女房にょうぼうに見みせた
乙おつだね なんて云いうのは痩やせ我慢がまん
北きたへ旅立たびだつ渡わたり鳥どり
男心おとこごころを伝つたえておくれ
今度こんど生うまれて来くる時ときは
きっと愛あいしていると云いえるだろ
乙おつだね 窓まどの向むこうの遠とお花火はなび
ミュートを利きかせたように聴きこえる太鼓たいこ
乙おつだね なんて云いうのは痩やせ我慢がまん
空soraにひとnihito筋suji はぐれhagure雲gumo
相棒aibouどうしたdoushita 淋samiしくないかshikunaika
男otokoやもめのyamomeno このkonoオレoreとto
差saしでいっぱいやってshideippaiyatte行iかないかkanaika
乙otsuだねdane 酒sakeはhaワインwainのとってnototte置oきki
肴sakanaはhaアイツaitsuのno里satoのnoホッケhokkeのひらきnohiraki
乙otsuだねdane なんてnante云iうのはunoha痩yaせse我慢gaman
馬鹿bakaをwo承知syouchiでde故郷kuniをwo捨suてte
俄niwaかka思案shianのno東京toukyouぐらしgurashi
『惚hoれているreteiru』ともtomo『好suきだkida』ともtomo
たったtatta一度ichidoもいわずmoiwazu仕舞jimaいだよidayo
乙otsuだねdane 古武士kobushiみたいにmitaini恰好kakkoよくyoku
寡黙kamokuなna男otokoといつもtoitsumo女房nyoubouにni見miせたseta
乙otsuだねdane なんてnante云iうのはunoha痩yaせse我慢gaman
北kitaへhe旅立tabidaつtsu渡wataりri鳥dori
男心otokogokoroをwo伝tsutaえておくれeteokure
今度kondo生uまれてmarete来kuるru時tokiはha
きっとkitto愛aiしているとshiteiruto云iえるだろerudaro
乙otsuだねdane 窓madoのno向muこうのkouno遠too花火hanabi
ミュmyuートtoをwo利kiかせたようにkasetayouni聴kiこえるkoeru太鼓taiko
乙otsuだねdane なんてnante云iうのはunoha痩yaせse我慢gaman