偶然ぐうぜん入はいった 黄昏たそがれのカフェ
窓側まどがわの席せき あなたがいるわ
読よみかけの本ほんと ブラックコーヒー
まるで時間じかんが 戻もどったみたい
「久ひさしぶりね」と さりげなく
声こえをかけたけど
変かわらない眼差まなざしに 心こころが揺ゆれる
あなたはいつも そうだったけど
私わたしが出でて行いく 最後さいごまで
優やさしかったから……
春色はるいろハンカチ 真まっ白しろなシャツ
薬指くすりゆびには 指輪ゆびわが光ひかる
当あたり前まえのこと あれから三さん年ねん
違ちがう誰だれかが 待まってるはずね
過すぎた時間じかんは 戻もどせない
知しっているけれど
手離てばなした幸しあわせに 心こころが騒さわぐ
忘わすれたはずの 想おもい出でたちが
後あとから後あとから 溢あふれ出でて
泣ないてしまいそう…
「それじゃ元気げんきで」 そう言いって
そっと席せきを立たつ
もう少すこし話はなしたら 心こころが戻もどる
ドアから出でたら 振ふり向むかないで
静しずかな時間じかんが 待まつ家いえへ
ひとり歩あるくだけ…
偶然guuzen入haiったtta 黄昏tasogareのnoカフェkafe
窓側madogawaのno席seki あなたがいるわanatagairuwa
読yoみかけのmikakeno本honとto ブラックコburakkukoーヒhiー
まるでmarude時間jikanがga 戻modoったみたいttamitai
「久hisaしぶりねshiburine」とto さりげなくsarigenaku
声koeをかけたけどwokaketakedo
変kaわらないwaranai眼差manazaしにshini 心kokoroがga揺yuれるreru
あなたはいつもanatahaitsumo そうだったけどsoudattakedo
私watashiがga出deてte行iくku 最後saigoまでmade
優yasaしかったからshikattakara……
春色haruiroハンカチhankachi 真maっxtu白shiroなnaシャツsyatsu
薬指kusuriyubiにはniha 指輪yubiwaがga光hikaるru
当aたりtari前maeのことnokoto あれからarekara三san年nen
違chigaうu誰dareかがkaga 待maってるはずねtteruhazune
過suぎたgita時間jikanはha 戻modoせないsenai
知shiっているけれどtteirukeredo
手離tebanaしたshita幸shiawaせにseni 心kokoroがga騒sawaぐgu
忘wasuれたはずのretahazuno 想omoいi出deたちがtachiga
後atoからkara後atoからkara 溢afuれre出deてte
泣naいてしまいそうiteshimaisou…
「それじゃsoreja元気genkiでde」 そうsou言iってtte
そっとsotto席sekiをwo立taつtsu
もうmou少sukoしshi話hanaしたらshitara 心kokoroがga戻modoるru
ドアdoaからkara出deたらtara 振fuりri向muかないでkanaide
静shizuかなkana時間jikanがga 待maつtsu家ieへhe
ひとりhitori歩aruくだけkudake…