朝靄あさもやに降ふり注そそぐ光ひかり
君きみは中身なかみだけ失なくした
その棘とげに憧あこがれ
薄うすい羽はねに見惚みとれ
愛あいすべき君きみはもう
夏なつの幻まぼろし
嫌きらいじゃない ただ理解りかいできない
どこへ棄すてた 君きみ自身じしん
なぜ 悲かなしいほど
なぜ 毒どくを吐はいて
なぜ 羽化うかしないまま
中身なかみはがらんどう
抜ぬけ殻がら纏まとう
角かどが取とれたようだ
牙きばを抜ぬかれたのか
素直すなおに言いうならば
君きみは腑抜ふぬけた
安やすらぎと履はき違ちがえ無ないよう
モラトリアムの揺ゆりかご
なぜ 悲かなしいほど
なぜ 毒どくを吐はいて
なぜ 羽化うかしないまま
中身なかみはがらんどう
抜ぬけ殻がら纏まとう
ただ 顔かおを上あげて
ただ 空虚くうきょに笑えむ
ただ 苦くるしいだけ
「現実いま」を逃にげるな
まだ 話はなせるだろう
まだ 動うごけるだろう
まだ 狂くるえるだろう
周まわりに合あわせる理由りゆうはない
なぜ
朝靄asamoyaにni降fuりri注sosoぐgu光hikari
君kimiはha中身nakamiだけdake失naくしたkushita
そのsono棘togeにni憧akogaれre
薄usuいi羽haneにni見惚mitoれre
愛aiすべきsubeki君kimiはもうhamou
夏natsuのno幻maboroshi
嫌kiraいじゃないijanai ただtada理解rikaiできないdekinai
どこへdokohe棄suてたteta 君kimi自身jishin
なぜnaze 悲kanaしいほどshiihodo
なぜnaze 毒dokuをwo吐haいてite
なぜnaze 羽化ukaしないままshinaimama
中身nakamiはがらんどうhagarandou
抜nuけke殻gara纏matoうu
角kadoがga取toれたようだretayouda
牙kibaをwo抜nuかれたのかkaretanoka
素直sunaoにni言iうならばunaraba
君kimiはha腑抜funuけたketa
安yasuらぎとragito履haきki違chigaえe無naいようiyou
モラトリアムmoratoriamuのno揺yuりかごrikago
なぜnaze 悲kanaしいほどshiihodo
なぜnaze 毒dokuをwo吐haいてite
なぜnaze 羽化ukaしないままshinaimama
中身nakamiはがらんどうhagarandou
抜nuけke殻gara纏matoうu
ただtada 顔kaoをwo上aげてgete
ただtada 空虚kuukyoにni笑eむmu
ただtada 苦kuruしいだけshiidake
「現実ima」をwo逃niげるなgeruna
まだmada 話hanaせるだろうserudarou
まだmada 動ugoけるだろうkerudarou
まだmada 狂kuruえるだろうerudarou
周mawaりにrini合aわせるwaseru理由riyuuはないhanai
なぜnaze