明日あしたはお立たちか お名残なごり惜おしや
なまじ逢あわねば 泣なくまいに
心こころと心こころ つないだ糸いとは
なんで切きれましょ 切きれやせぬ
思おもうばかりで 口くちには言いえず
握にぎるこの手てを 忘わすれずに
お山やまも今朝けさは 涙なみだで曇くもる
君きみを見送みおくる 峠道とうげみち
時計とけいみつめて いまごろあたり
汽車きしゃを降おりてか 船ふねの中なか
船酔ふなよいせぬか 嵐あらしはこぬか
あれさ夜空よぞらに 夫婦星みょうとぼし
明日ashitaはおhao立taちかchika おo名残nagoりri惜oしやshiya
なまじnamaji逢aわねばwaneba 泣naくまいにkumaini
心kokoroとto心kokoro つないだtsunaida糸itoはha
なんでnande切kiれましょremasyo 切kiれやせぬreyasenu
思omoうばかりでubakaride 口kuchiにはniha言iえずezu
握nigiるこのrukono手teをwo 忘wasuれずにrezuni
おo山yamaもmo今朝kesaはha 涙namidaでde曇kumoるru
君kimiをwo見送miokuるru 峠道tougemichi
時計tokeiみつめてmitsumete いまごろあたりimagoroatari
汽車kisyaをwo降oりてかriteka 船funeのno中naka
船酔funayoいせぬかisenuka 嵐arashiはこぬかhakonuka
あれさaresa夜空yozoraにni 夫婦星myoutoboshi