右みぎの頬ほおを
差さし出だして
丸まるく収おさまれば
ただ息いきを殺ころして
その世界せかいは
いびつにも尊とうといの
束たばねた雨あめ
蜘蛛くもの糸いとだわ
許ゆるされる
名前なまえなんかなくて
私わたしの
胸むねを開あけようと
何なにも誰だれも
色いろも無なくて
腫はれた日ひに
手てを当あてて
お水みずをくれるの
慈悲深じひぶかいあなたの
その絶望ぜつぼうは
いびつにも愛いとしいの
繋つないでいて
やわらかいから
許ゆるされる
名前なまえなんかなくて
私わたしの
胸むねを開あけようと
何なにも誰だれも
色いろも無なくて
寒さむかないよ
体からだ寄よせれば
垂乳根たらちねの
後あとに綴つづるは
愛いとしい人ひと
右migiのno頬hooをwo
差saしshi出daしてshite
丸maruくku収osaまればmareba
ただtada息ikiをwo殺koroしてshite
そのsono世界sekaiはha
いびつにもibitsunimo尊toutoいのino
束tabaねたneta雨ame
蜘蛛kumoのno糸itoだわdawa
許yuruされるsareru
名前namaeなんかなくてnankanakute
私watashiのno
胸muneをwo開aけようとkeyouto
何naniもmo誰dareもmo
色iroもmo無naくてkute
腫haれたreta日hiにni
手teをwo当aててtete
おo水mizuをくれるのwokureruno
慈悲深jihibukaいあなたのianatano
そのsono絶望zetsubouはha
いびつにもibitsunimo愛itoしいのshiino
繋tsunaいでいてideite
やわらかいからyawarakaikara
許yuruされるsareru
名前namaeなんかなくてnankanakute
私watashiのno
胸muneをwo開aけようとkeyouto
何naniもmo誰dareもmo
色iroもmo無naくてkute
寒samuかないよkanaiyo
体karada寄yoせればsereba
垂乳根tarachineのno
後atoにni綴tsuduるはruha
愛itoしいshii人hito