何故なぜか忘わすれぬ 人ひと故ゆえに
涙なみだかくして 踊おどる夜よるは
ぬれし瞳ひとみに すすり泣なく
リラの花はなさえ 懐ゆかしや
わざと気強きづよく ふりすてて
無理むりに注そそがして 飲のむ酒さけも
霧きりの都みやこの 夜よるは更ふけて
夢ゆめもはかなく 散ちりて行いく
山やまのけむりを 慕したいつつ
いとし小鳩こばとの 声こえきけば
遠とおき前途ゆくてに ほのぼのと
緑みどりうれしや 地平線ちへいせん
何故nazeかka忘wasuれぬrenu 人hito故yueにni
涙namidaかくしてkakushite 踊odoるru夜yoruはha
ぬれしnureshi瞳hitomiにni すすりsusuri泣naくku
リラriraのno花hanaさえsae 懐yukaしやshiya
わざとwazato気強kiduyoくku ふりすててfurisutete
無理muriにni注sosoがしてgashite 飲noむmu酒sakeもmo
霧kiriのno都miyakoのno 夜yoruはha更fuけてkete
夢yumeもはかなくmohakanaku 散chiりてrite行iくku
山yamaのけむりをnokemuriwo 慕shitaいつつitsutsu
いとしitoshi小鳩kobatoのno 声koeきけばkikeba
遠tooきki前途yukuteにni ほのぼのとhonobonoto
緑midoriうれしやureshiya 地平線chiheisen