幸福の島 歌詞 川村万梨阿 ふりがな付

そこには 花はなが咲さいていました
海うみが凪ないでおりました
鳥とりの羽はばたきが聞きこえました
夢ゆめでしょうか

わたしは 水みずを飲のんでいました
それはまるで水晶すいしょうの
甘あまくなめらかな一ひとすくいに
とけるよう

どこにもなくて どこかにあるの
瞳ひとみ閉とじれば ほら

光ひかりはここに さしてきました
深ふかい青あおと緑色みどりいろ
サンゴのかけらが しゃらり しゃらり
鳴なりました

あなたは 遠とおい眼差まなざしでした
水みずも花はなも見みるでなく
けれど ときどきわたしを見みて
笑わらいました

なんにもなくて すべてがあるの
あなたと わたしには

なんにもいらない すべてあるから
わたしと あなたには