妻つまよ
消けさないでくれ
この残のこり火びを
我わが子このぬくもりを
父親ちちおやらしいことは 何なにもしてやれず
すまないと思おもう
ああ 今いま想おもえば おまえと
一杯いっぱいの盃さかずきも 交かわしたことがない
妻つまよ
あの子こだけは
あのちぎれ雲ぐもみたいに
ひとりぼっちにするなよ
妻つまよ
幾度いくどめの夏なつ
燈籠とうろう流ながし
盂蘭盆会うらぼんえはらはら
祭まつり囃子ばやしに聞きいたよ 再婚さいこんしたってね
遠慮えんりょはいらない
ああ 今いま想おもえば おまえと
長旅ながたびのひとつさえ 付つき合あえなかったね
妻つまよ
あの子こだけは
あのちぎれ雲ぐもみたいに
ひとりぼっちにするなよ
ああ 今いま想おもえば おまえと
長旅ながたびのひとつさえ 付つき合あえなかったね
妻つまよ
あの子こだけは
あのちぎれ雲ぐもみたいに
ひとりぼっちにするなよ
妻tsumaよyo
消keさないでくれsanaidekure
このkono残nokoりri火biをwo
我waがga子koのぬくもりをnonukumoriwo
父親chichioyaらしいことはrashiikotoha 何naniもしてやれずmoshiteyarezu
すまないとsumanaito思omoうu
ああaa 今ima想omoえばeba おまえとomaeto
一杯ippaiのno盃sakazukiもmo 交kawaしたことがないshitakotoganai
妻tsumaよyo
あのano子koだけはdakeha
あのちぎれanochigire雲gumoみたいにmitaini
ひとりぼっちにするなよhitoribotchinisurunayo
妻tsumaよyo
幾度ikudoめのmeno夏natsu
燈籠tourou流nagaしshi
盂蘭盆会uraboneはらはらharahara
祭matsuりri囃子bayashiにni聞kiいたよitayo 再婚saikonしたってねshitattene
遠慮enryoはいらないhairanai
ああaa 今ima想omoえばeba おまえとomaeto
長旅nagatabiのひとつさえnohitotsusae 付tsuきki合aえなかったねenakattane
妻tsumaよyo
あのano子koだけはdakeha
あのちぎれanochigire雲gumoみたいにmitaini
ひとりぼっちにするなよhitoribotchinisurunayo
ああaa 今ima想omoえばeba おまえとomaeto
長旅nagatabiのひとつさえnohitotsusae 付tsuきki合aえなかったねenakattane
妻tsumaよyo
あのano子koだけはdakeha
あのちぎれanochigire雲gumoみたいにmitaini
ひとりぼっちにするなよhitoribotchinisurunayo