忘わすれ去さった日々ひびが
窓まどを通とおり抜ぬける
太陽たいように手てを翳かざしたまま
黙だまり込こんだ麦藁帽子むぎわらぼうしが揺ゆれてた
ねえ もうすぐ夕立ゆうだちがくるから
帰かえろう
僕ぼくらの積木つみきの街まちが待まってる
誰だれもいない通とおりは
陽炎かげろうでいっぱい
ねえ 冷つめたいラムネをくれない?
行いくあてない 恋こいにちょっと疲つかれたから
波なみの音おとがポスターから聞きこえた
ほら見みてよ
僕ぼくは何処どこにだって行いけるんだ
汗あせばんだ街まちに
風かぜが吹ふき始はじめると
僕ぼくはもうご機嫌きげんさ
誰だれでも変かわれるはずなんだ
あとは知しらない
ただなんとなくわかるだけ
耳元みみもとで淋さびしがりやが歌うたう
それもいつか聞きこえなくなるだろう
ほら静しずかだね
通とおり雨あめのあとで
何なにもなかったように
僕ぼくは荷物にもつをまとめている
忘wasuれre去saったtta日々hibiがga
窓madoをwo通tooりri抜nuけるkeru
太陽taiyouにni手teをwo翳kazaしたままshitamama
黙damaりri込koんだnda麦藁帽子mugiwaraboushiがga揺yuれてたreteta
ねえnee もうすぐmousugu夕立yuudachiがくるからgakurukara
帰kaeろうrou
僕bokuらのrano積木tsumikiのno街machiがga待maってるtteru
誰dareもいないmoinai通tooりはriha
陽炎kagerouでいっぱいdeippai
ねえnee 冷tsumeたいtaiラムネramuneをくれないwokurenai?
行iくあてないkuatenai 恋koiにちょっとnichotto疲tsukaれたからretakara
波namiのno音otoがgaポスタposutaーからkara聞kiこえたkoeta
ほらhora見miてよteyo
僕bokuはha何処dokoにだってnidatte行iけるんだkerunda
汗aseばんだbanda街machiにni
風kazeがga吹fuきki始hajiめるとmeruto
僕bokuはもうごhamougo機嫌kigenさsa
誰dareでもdemo変kaわれるはずなんだwareruhazunanda
あとはatoha知shiらないranai
ただなんとなくわかるだけtadanantonakuwakarudake
耳元mimimotoでde淋sabiしがりやがshigariyaga歌utaうu
それもいつかsoremoitsuka聞kiこえなくなるだろうkoenakunarudarou
ほらhora静shizuかだねkadane
通tooりri雨ameのあとでnoatode
何naniもなかったようにmonakattayouni
僕bokuはha荷物nimotsuをまとめているwomatometeiru