羊の言葉 歌詞 中島みゆき ふりがな付

羊ひつじの言葉ことばに戸惑とまどわされている
無口むくちだった筈はずの女おんなが急きゅうにしゃべりだしたから
羊ひつじはなんにも言いわないと思おもってる
黙だまってもしゃべっても愛あいは変かわらないのに

耳みみを貸かさなかったのは貴方あなたよ
女おんなが何なにかをほざいても放ほっておけと
それを誰だれからそそのかされたの
そのうち暇ひまなとき 考かんがえて
貴方あなたに言いった人ひと 考かんがえて
それがあたしの今いまの彼かれよ

羊ひつじの言葉ことばはありえないと思おもってる
黙だまってただ笑わらってるだけでいい
それですべてだと思おもってる
羊ひつじはたやすく はぐれてしまうものなのよ
戻もどれなくて自分じぶんでも思おもいがけずさまようものなのよ

貴方あなたの腕うでの中なか寒さむかった
1人ひとりでいるよりも寒さむかった
放ほっておけと それを誰だれからそそのかされたの
そのうち暇ひまなとき 思おもい出だして
貴方あなたに言いった人ひと 思おもい出だして
それがあたしの今いまの彼かれよ

羊ひつじはたやすく はぐれてしまうものなのよ
戻もどれなくて自分じぶんでも思おもいがけずさまようものなのよ