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ドラムのトリガーを使ってハイブリッドドラムを実現?システムの仕組みやモジュールを紹介! 2024年12月

2020年4月8日 #PR

ドラム トリガー ハイブリッドドラム

ドラムをやっている人の中で、ドラムトリガーを知っている人はどれくらいいるでしょうか?

ドラムトリガーは、ドラムの音を電子音によって装飾する機材のことです。

ドラムトリガーを使用するとスネアやタム、バスドラムの音にエフェクトをかけたり、アタック音を強調したりとドラムの演奏の幅を広げることができます。

Live編集部
この記事では、ドラムトリガーの仕組みやおすすめのドラムトリガーを紹介します。

ココがおすすめ

この記事の目次はこちら!

ハイブリッドドラムとは?

最近では、アコースティックドラムに電子ドラムのパッドなどの電子楽器を組み合わせた「ハイブリッドドラム」が流行りつつあります。

また、ドラム本来の音以外にも電子的なパーカッションの音やループ音源、ドラムに好きなエフェクトをかけることができるため演奏の幅を広げられますよ。

まずは、ハイブリッドドラムの仕組みやセッティング方法を紹介します。

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ドラムトリガーとは

ハイブリッドドラムには「ドラムトリガー」がよく用いられます。

ドラムトリガーは生ドラムの振動を感知し、電気信号に変換する機械のことです。

トリガーを使用することでアコースティックドラム本来の音にエフェクトや電子音を付け加えたり、あらかじめ打ち込んだ同期音源を鳴らすこともできます。

ドラムトリガーの仕組み

ドラムを叩くと、叩いた部分が振動します。

その振動をドラムトリガーのセンサーが感知し、電子音に変換します。

似たようなものに、叩いたものの振動を感知してなんでもパーカッションにする「クリップヒット」があり、ドラムトリガーもこのクリップヒットと同じ仕組みで、スネアやタムなどにクリップのように留めて使うものが多いです。

用意するもの

ドラムトリガーをドラムセットに組み込むためには、音源モジュールの他にセンサー変換器が必要です。

センサーはドラムの振動を感知し、変換器はそれを電気信号に変換します。

そして、楽器用ケーブルなどをスピーカーに繋ぎ、ハイブリッドシステムを構築することができます。

サンプリングパッドなどを使用する場合は、必要に応じてスタンドも用意しましょう。

セッティング方法

まずはスネアドラムやバスドラムなど、音色を加えたい場所にトリガーを付けます。

そして音源モジュールと接続しましょう。

音源モジュールはアダプターによる電源供給の他、電池でも駆動するものが多いのでセッティングする場所も選びません。

また、ヘッドホンやミキサー、アンプなど様々な場所に出力することもできます。

音源モジュールによってはエディターが付いている場合もあり、タブレットやスマートフォンを使って自由にサウンドを編集することができますよ。

ドラムトリガーでできること

ドラム トリガー おすすめ

ドラムトリガーを使えば、電子音を追加したり、自由にエフェクトをかけられるようになるため、出せる音の種類は無限大ともいえます。

Live編集部
ここでは、ドラムトリガーを使ってできることを紹介します。

音を加工できる

トリガーを使えば、ドラムの生音を加工することができます。

例えば、スネアやバスドラムのアタック音を増幅させたり、リバーブや残響感を深くすることもできます。

メタル系などの激しいサウンドに合わせてバスドラムのアタック音を増したり、サイケな雰囲気を醸し出すためにスネアのリバーブやディレイを深くかけるためにトリガーを使用するドラマーも増えています。

電子音をつけてくれる

アコースティックドラム本来の音以外にも、電子音を出すことが可能です。

ヒップホップやクラブミュージックで多用されるハンドクラップやエレクトロサウンドを生のドラムセットでも再現することができます。

また、パーカッションなどの打楽器的な使い方だけでなく、キーボードや管楽器などの電子楽器の音も追加できるため、表現の幅を広げられるでしょう。

MIDIに変換できる

トリガーを使えば、叩いたリズムをMIDI信号に変換することができます。

さらに、パソコンやタブレットの専用ソフトに接続すればソフトでサウンドを操作することが可能になります。

レコーディングでは自身の演奏をMIDI信号に情報として変換し、マイク録音と使い分けることが可能です。

同期演奏をしてくれる

以下で解説するサンプリングパッドを使えば同期音源を流すこともできます。

事前に準備した音源を叩いた瞬間に流せる他、演奏を瞬時に録音して同期音源にし、演奏中にプレイバックすることも可能です。

ライブの際には同期音源と生演奏がずれないように、ヘッドホンにのみクリック音を流してくれる機能を持ったものもありますよ。

音源モジュールが必要

ドラムトリガーを使用するには音源モジュールが必要です。

音源モジュールとは、電子音や同期音源を記憶する機械のことであり、ドラムトリガーの核となります。

音源モジュールには様々な種類があり、ドラムトリガー専用のものや電子ドラムの音源モジュールも使用できます。

ここでは、音源モジュールとはどのようなものなのかを紹介します。

トリガー専用モジュール Roland TM-2

電子ピアノや電子ドラムなどの電子楽器で有名なローランドから発売されているトリガー専用の音源モジュールです。

この商品は、ドラマーにとってトリガーをより身近なものにすることをコンセプトに開発されました。

コンパクトで低価格であるため、気軽に試せます。

しかし、価格や大きさからは想像できないほど音源が充実しており、トリガー入門機としては最適なモデルです。

Roland トリガーモジュール TM-2

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電子ドラムの音源モジュール

ローランドの電子ドラム「V-Drums」シリーズの音源モジュールは、実は電子ドラムだけでなくドラムトリガーにも使用することができます。

プロドラマーも電子ドラムの音源モジュールをサウンドメイクに利用している人もいるほどです。

特に最上位機種の「TD-30」はエディット機能に優れ、すぐに音作りができるため多くのプロドラマーが使用しています。

しかし、ドラムトリガー専用の音源モジュールよりも使用難易度が高く、使いこなすには慣れが必要です。

サンプリングパッド

サンプリングパッドは、電子ドラムのパッドと音源モジュールが一緒になったものです。

トリガーは生ドラムの振動を入力装置として使いますが、サンプリングパッドは入力用パッドが一体になっているためより正確な入力が可能です。

サンプリングパッドはトリガーのように生音にエフェクトをかけるのではなく、事前にサンプリング、エディットした音を出すことが中心になります。

より電子的な音を出したり、場所を取らずにパーカッションサウンドを増設したいドラマーに人気です。

おすすめドラムトリガー

ドラム トリガー できること

ドラムトリガーを使えばドラムの演奏の幅が広がります。

しかし、音楽のジャンルや使用する用途によって最適なものは違います。

メタル系の激しいドラムに必要なアタック感や音圧を増幅するもの電子音やサンプリング音を出すために便利なものなど、ドラムトリガーには様々な種類があります。

ここでは、おすすめのドラムトリガーを紹介します。

ドラムにつけるタイプ

スネアやバスドラムに装着するタイプのトリガーが最もスタンダードです。

使用する際はドラムのリム部分に装着するだけで、手軽にトリガーサウンドを再現することができます。

プロドラマーでもこのタイプのトリガーを使用する人が多く、センサーや配線システムも年々進化しており、ライブやバンドサウンドに便利な製品も多く発売されています。

Roland RTシリーズ

ドラムに装着するタイプで定番なのが、ローランドのRTシリーズです。

RTシリーズにはキック用(RT-30K)、スネア用(RT-30HR)、タム用(RT-30H)の3種類のトリガーが発売されています。

小分けにしてそれぞれの専用の音が搭載されているため、ピンポイントでトリガーを使いたい人にも取り入れやすいトリガーです。

手のひらに乗るほどのサイズのため、持ち運びが楽なのも長所です。

ROLAND RT-30HR ドラムトリガー

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ddrum

ローランドの他にも「ddrum」のトリガーはメタル系のドラマーに愛用者が多いです。

ddrumは2005年創業の新しいメーカーであり、センサーの精度や配線など、製品ごとに個性があるのが特徴です。

標準タイプは「Acoustic Pro Triggers」で、センサー機能などの精度を向上させた上位機種が「Chrome Elite Triggers」です。

同期演奏などのバックアップ用のセンサーのついた「DRT Triggers」というモデルもおすすめですよ。

電子ドラムのパッドを使う

ドラムトリガーを使用する際には、センサーの誤作動を起こすリスクが伴います。

しかし、電子ドラムのパッドにはセンサーが内蔵されており、センサーの誤作動のリスクはほとんどなくなります。

メッシュパッドを使用すれば生ドラムに近い感覚で演奏することもできるため、最近ではメインのバスドラムやスネアなどを電子ドラムのパッドにするドラマーも増えています。

Roland KD-120 / KD-140

電子ドラムのパッドでおすすめは、電子ドラムで有名なローランドの「KD-120」または「KD-140」です。

どちらもメッシュパッドを使用しており、生ドラムに近く違和感のない演奏ができます。

安定性と強度もあるため激しい演奏でもパッドがずれることが少なく、演奏中の安心感も魅力です。

トリガーの使い方は簡単!ドラムに装着して気軽にサウンドを変えられる

ドラムのサウンドメイクの幅を広げるツールとして近年人気を増しているドラムトリガーですが、ドラムセットに導入するのはハードルが高いと感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、今回紹介したようにドラムトリガーを装着するのはとても簡単なのです。

音色を追加したり同期音源を流したり、ドラムやバンドの演奏をより楽しいものにしてくれますよ。

サウンドの幅を広げたり、ドラマーとしての個性を演出するためにも、ドラムトリガーの導入を検討してみてくださいね。

この記事のまとめ!

  • ハイブリッドドラムとは、生ドラムにトリガーやパッドを取り入れたもの
  • トリガーを使うには音源モジュールやセンサー、変換器が必要
  • トリガーは生音にエフェクトをかけたり、電子音や同期音源を追加することができる
  • ローランドやddrumのトリガー・音源モジュールがおすすめ
  • トリガーを導入するのは意外に簡単。気軽にドラムセットに導入してみよう
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たらぐちはくや

たらぐちはくや

スクリームボーカル。オカルト・音楽ライター。へヴィミュージックとアイドルのオタク。引きこもり。オカルトや哲学、思考実験が好きです

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