アイバニーズのギターが気になってるけど、ブランドやギターについてはよく知らないという人は多いのではないでしょうか?
アイバニーズは日本発祥のギターブランドであり、ロック系のミュージシャンを中心にプロ・アマ問わず多くの人から親しまれています。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
アイバニーズとは
「アイバニーズ(Ibanez)」は、TAMAドラムで有名な「星野楽器」が手掛ける楽器ブランドです。
エレキギターやアコースティックギター、エレキベース、エフェクター、アンプ、楽器用のアクセサリなど幅広い製品を製造しており、世界的にも高い評価を得ています。
ますはアイバニーズの歴史や有名なギター、使用アーティストを紹介していきます。
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アイバニーズの歴史
アイバニーズギターの歴史は、1935年の名古屋から始まりました。
当時はアコースティックギターを中心に製造しており、1962年からエレキギターやアンプなどの電子楽器の製造をはじめます。
エレキギターの製造開始直後は、海外ブランドのコピーモデルが中心でした。
しかし、1970年代後半からオリジナルモデルを発表し、ハードな音楽のブームもあり世界的に人気のあるブランドになります。
ブランドの名称は、星野楽器がイバニエズ・サルバドールのギターを輸入していたことが由来になったそうです。
7弦ギターが有名
アイバニーズは7弦ギターの先駆者として世界的に有名です。
アイバニーズ以前にも7弦ギターは存在しましたが、クラシックギターやアコースティックギターがほとんどでした。
80年代後半にアイバニーズは、有名ギタリストのスティーヴ・ヴァイと7弦ギターを共同開発、前例のない空洞のないソリッドボディの7弦ギターは当時のリスナーに衝撃を与えました。
発売以降、7弦ギターはヘヴィな音楽を演奏するプレイヤーを中心に人気となり、現在では色々なメーカーが製造しています。
アイバニーズギター愛用アーティスト
アイバニーズのギターは、浮遊感のあるメロディとアームが特徴的なスティーヴ・ヴァイ、ロックギターインストの名手と呼ばれるジョー・サトリアーニが愛用しています。
ハードロック系では有名バンドKISSのポール・スタンレーやキャッチーな速弾きで有名なポール・ギルバート、ヘヴィロックではSlipknotのミック・トムソンらもアイバニーズを使用しています。
また、パット・メセニーやジョージ・ベンソン、ジョン・スコフィールドなどジャズ・フュージョン系のギタリストも使っており、愛用者のジャンルも幅広いです。
アイバニーズには、彼らのモデルを再現したシグネイチャーモデルも販売されているので、アイバニーズを愛用するギタリストが好きな人はチェックしてみてくださいね。
アイバニーズギターの特徴
アイバニーズのギターにはどのような特徴があるのでしょうか?
独自の構造やギター作りの方針が他のメーカーと違うため、実際に演奏してみるまでアイバニーズの素晴らしさは分からないのです。
アイバニーズのギターを弾いたことがない人でもイメージしやすいように、サウンドや構造の特徴を紹介するので、ギター選びの参考にしてみてくださいね。
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音色に癖がない
アイバニーズギターは音色に癖がなく、ギタリストの個性が反映されやすいのが特徴です。
フェンダーやギブソンのギターはサウンドの個性がハッキリしていて、好みや得意とするジャンルがあります。
アイバニーズのギターは個性が少ないぶん、音の響きのバランスも良く、ジャンルや弾き手を選びません。
音色をコントロールするノブやスイッチ類には、シングルコイルのような音が出せるコイルタップやパラレル接続機能を搭載したモデルも多く、1本のギターで色々な音が出せる工夫がされています。
コスパが高い
アイバニーズのギターはコスパが高く、価格とサウンド、弾きやすさのバランスが良いです。
日本製のギターは、輸出入の費用がかからないぶん海外製より安価ですが、アイバニーズは安価にも関わらず品質のブレが少なく、設計や管理もしっかりしているため同ランクのギターの中でも高い評価を得ています。
入門モデルは2万円程度から購入でき、5万円~10万円のギターは特にコスパが高いと評判です。
20万円前半には上位モデル、20万円後半からは最上位モデルがラインアップされています。
テクニカルな演奏向き
極薄の独自形状のネック「ウィザードネック」と平らな形状の指板が、アイバニーズのギターの大きな特徴です。
単音弾きの弾きやすさの向上、チョーキングの音詰まりの防止、弦高を低くセッティングできるなどのメリットがあり、テクニカルな演奏をするギタリストから支持されています。
また、アームが付いたモデルには、ゼロポイントシステムと呼ばれるチューニングの安定性を高めた構造が採用され、アームを使うギタリストからも高い評価を得てるのです。
初心者おすすめアイバニーズギター
アイバニーズのギターが気になってるけど、初心者は何を変えば良いのか分かりませんよね。
初心者向けのモデルやリーズナブルな価格でアイバニーズらしさを実現しているギターも多いので、ギター初心者にもおすすめのブランドですよ。
使いやすく、本格的なアイバニーズサウンドを体験できるモデルを紹介するので、気になるモデルがあった人は楽器店で試奏してみてくださいね。
Ibanez RG421
「Ibanez RG421」は、上位モデルのネックやボディの形状をお手頃な価格で実現したエントリーモデルです。
定番のRGシリーズのギターで、演奏性に優れた「Wizard III neck」やシングルコイルに似たサウンドが出せるパラレル接続機能が採用されています。
アームは付いていないモデルで、ブリッジは細かな調整ができる「Fixed bridge」を搭載しています。
ボディ材にはアルダーに近いポプラ、指板には強度の高いジャドバ、木材は低価格なものが使用されていますが、音に癖がなく耐久性も高いので安心して演奏できるギターです。
Ibanez アイバニーズ RGシリーズ スタンダード・モデル アッシュ・ボディ メイプル指板 H-H RG421AHM-BMT
Ibanez RG350DXZ
RGシリーズの弾きやすさ、2つのハムバッカーに加えシングルピックアップをセンターに配置した、HSH構造を備えたリーズナブルなギターが「Ibanez RG350DXZ」です。
ボディ材にはマホガニーに似た音色のメランティ、指板にはジャドバが使われ中音域や低音域がハッキリとしたサウンドに仕上がっています。
ブリッジにはゼロポイントシステムを採用した「Edge-Zero II tremolo bridge」を搭載、アームを使わない時のブリッジのブレが少なく、安定したチューニングで演奏が可能です。
Ibanez AS73-TCD
「Ibanez AS73-TCD」はジャズミュージシャンからも高い評価を受ける、アイバニーズのセミアコギターのエントリーモデルです。
ギブソンの人気モデルES-335に近い形状ですが、ヘッド部分や弦のボールエンドを固定するテールピースの形状が異なっています。
バスウッド(公式サイトでは別名のリンデンと表記)をボディ材に採用、指板にはバランスの良い音質のウォルナットが使用され、クセの少ないハイクオリティのセミアコに仕上がっています。
GIO Ibanez初心者向けエレキギターセットGRX40
「GIO Ibanez初心者向けエレキギターセットGRX40」はストラトキャスタータイプのギターに、チューナーやストラップ、ギタークロス、ケーブル、ソフトケース、ピック、小物ポーチがセットになった商品です。
アンプを用意するだけで、すぐにギター演奏が楽しめるセットで、ギターはシングルピックアップ2つとハムバッカー1つを搭載したSSH構造のオールラウンダーな仕様になっています。
ブリッジはストラトキャスターに似たタイプのアーム付きブリッジを採用、最初の1本は弾きやすいギターが欲しいという初心者におすすめのギターセットです。
GIO Ibanez GRG7221QA TKS 7弦ギター
RGタイプの7弦ギターからギターを始めたいという人におすすめの初心者向けセットが、「GIO Ibanez GRG7221QA TKS 7弦ギター」です。
ハムバッカーを2つ搭載した24フレット仕様の7弦ギターをメインに、GRX40と同様にアンプ以外の必要なアクセサリが付属しています。
ヘヴィなサウンドやテクニカルなギターソロにピッタリのモデルなので、速弾きやハードなリフにチャレンジしたいと考えている初心者におすすめです。
Ibanez RGA42FM-BLF Blue Lagoon Burst Flat
「Ibanez RGA42FM-BLF Blue Lagoon Burst Flat」は、RGをベースに表面を丸く仕上げるアーチトップ加工を施したRGAシリーズのエントリーモデルです。
基本仕様はRG421と同じですが、ボディの裏側にハイポジションが弾きやすい加工が施されされています。
RGシリーズよりも丸みのあるエレガントなデザインなので、優しい印象のRGが欲しい人にピッタリのギターです。
中級者おすすめアイバニーズギター
今使っているギターよりもワンランク上のギターが欲しい、という人にはアイバニーズのギターがおすすめです。
中級者にもおすすめのギターがアイバニーズにはラインアップされており、クオリティも海外の有名ブランドに劣らず素晴らしいものばかり。
末永く愛用できるアイバニーズのおすすめギターを紹介するので、自分のプレイスタイルやサウンドの好み、ルックスの好みを考えながら選んでみましょう。
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Ibanez S670QM S Series
ボディのトップ材に木目がハッキリと出た「キルトメイプル」を採用したSシリーズのギターが「Ibanez S670QM S Series」です。
Sシリーズは薄く丸みのあるボディが特徴の人気シリーズで、このモデルはミドルクラス帯のスタンダードシリーズにラインアップされています。
安定性の高いブリッジ「Edge-Zero II tremolo bridge」、弾きやすいネック形状「Wizard III neck」、幅広い音色を作り出せるHSHのピックアップを採用、ハードロック系の音楽にマッチしたモデルです。
Ibanez アイバニーズ S670QM S Series エレキギター Sapphire Blue エレキギター エレクトリックギター (...
RG Prestige RG3070
演奏性とサウンドにもこだわりたい人におすすめなのが、上位製品Presigeシリーズの「RG3070」です。
ブリッジにはジョー・サトリアーニやスティーヴ・ヴァイが長年愛用している「Edge tremolo bridge」、ネックは弾きやすさを追求した「Super Wizard HP Neck」を採用しています。
ピックアップは人気のDiMarzio製、ペグはGotoh製、ボディにはマホガニー、指板にはエボニーとパーツや木材にもこだわったRGシリーズのギターです。
Ibanez J-Custom RG8570Z RS
「Ibanez J-Custom RG8570Z RS」は、アイバニーズの最上位シリーズJ-CustomのRGタイプのギターです。
ボディ材にはマホガニー、指板にはエボニー指板、トップ材にはAAAランクのフレイムメイプルが使われています。
ネックにはウエンジとメイプルが使われ、耐久性の高い5ピースという多層構造を採用しています。
国内の熟練のクラフトマンが上位ランクのパーツ、質の良い木材を使って組み上げたギターなので、最高のRGが欲しい人はチェックしてみてくださいね。
アイバニーズのギターは世界中で愛用されている!癖のない音や弾きやすさを求めるギタリストは特におすすめ
アイバニーズはプロ・アマ問わず、世界中の多くのプレイヤーから親しまれているギターブランドです。
ソリッドボディのギターは安定性と演奏性に優れたモダンな仕様のモデルが多く、音の癖も少ないので、ソロを弾くギタリストや幅広く使えるギターを求める人から人気があります。
特にネックの弾きやすさは絶品なので、弾きやすいギターが欲しい人は楽器店で試奏して、アイバニーズの素晴らしさを体験してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- アイバニーズの歴史は長く、先進的な仕様のギターは世界中のアーティストから高く評価されている
- 癖のない音、高コスパ、高い演奏性がアイバニーズギターの特徴
- リーズナブルなモデルには、RGシリーズを中心に色々な仕様のギターがある
- 10万円以上のモデルには良質な木材、上位グレードのパーツが使われ、演奏性とサウンドも高水準
- 演奏性やサウンドは実際に弾いたほうが分かりやすいので、気になるモデルがあった人は楽器店で試奏してみよう