SABOTEN 歌詞 Absolute area ふりがな付

まるで花はなを咲さかせるには程遠ほどとおくて
棘とげだけが立派りっぱに育そだったサボテンみたいに

誰だれかの言葉ことばに疑問ぎもんを覚おぼえたとしても
口くちにする事こともなくただ首くびを縦たてに振ふってた

守まもりたいものを守まもる術じゅつが
未いまだに分わからずもがいていた
触ふれようものなら 無邪気むじゃきに傷付きずつけていた

何度なんども何度なんども消きえたいと思おもった
どうせこんな空虚くうきょな人生じんせいならば
あまりにくだらない不毛ふもうな世界せかいなら
もういらないいらないや

とどまる事こともなく肥大ひだいしていく棘とげは
僕ぼくの力ちからではもうどうにもできないみたいだ

否定ひていされる事ことが怖こわかった
だから否定ひていして丸まるめ込こんで
出来上できあがった世界せかいは
何故なぜか息苦いきぐるしかった

何度なんども何度なんども自分じぶんを責せめてた
鏡かがみに映うつる滑稽こっけいな姿すがたを
本当ほんとうに欲ほしいのは許ゆるしじゃなかった
君きみと同おなじくらいの傷きずだ

余裕よゆうがなくて　うまくいかなくて
どうしようもなくて 叫さけんで 閉とざして
それでも それでも 生いきていたくて
必死ひっしで抱だきしめてたものはなんだ
誰だれの為ためだ？ 全部嘘ぜんぶうそだ　
ただのエゴだ！ それでもきっと　
素晴すばらしいだなんて
笑わらえてくるな どいつもこいつも

何度なんども何度なんども消きえたいと思おもった
どうせこんな空虚くうきょな人生じんせいならば
あまりにくだらない不毛ふもうな世界せかいなら
もういらないいらないや

それでもそれでも自分じぶんを責せめてた
鏡かがみに映うつる滑稽こっけいな姿すがたを
本当ほんとうに欲ほしいのは許ゆるしじゃなかった
君きみと同おなじくらいの傷きずだ
もう消きえない消きえないや
もういらないいらないや