「おいていかないで」点滅てんめつする信号機しんごうき
歩あるき出だす俺おれのシャツを掴つかんで
「ってか なんで泣なかないの」って不機嫌ふきげんな顔かお
俺おれだって君きみみたいに泣なける人ひとになりたい
「ショック療法りょうほうだ」って君きみが言いい出だしたとき
嫌いやな予感よかんがしたんだよ
よりにもよって大切たいせつな存在そんざいを
失うしなう映画えいがを観みるだなんて
案あんの定じょう 映画館えいがかんで泣ないて
喫茶店きっさてんで泣なきじゃくって
「ON・OFFのスイッチがこわれちゃったよ」
って鼻水はなみず垂たらすから 少すこしだけ笑わらえたけれど
君きみを隠かくしてあげたい
この残酷ざんこくな現実げんじつから
その悲かなしみが癒いえる時ときまで
君きみをそっと隠かくしてあげよう
「そういや死しにたいって言いってたよね
だったらあんたの寿命じゅみょうを分わけてあげてよ
生いき返かえらせてよ」
涙なみだぐんで 君きみはずっと空そらをみてた
無茶むちゃ振ぶりだって言いったけれど
マジな話はなしそれも良よいな
こんな命いのち抱だきしめていたって
なにも出来できないって
とっくのとうに諦あきらめてたけど
君きみの涙なみだを止とめるために
この命いのちなら使つかい果はたそう
君きみが爆笑ばくしょうするような体からだ張はったギャグを
いつか見みせようかな
大粒おおつぶの涙なみだ落おちて君きみは俺おれを見みつめてる
「アンタもいなくなるの?」
ああそうか 俺おれは気きづいてしまった
君きみの涙なみだを拭ぬぐうために
自みずから選えらんでここにいるんだ
この両腕りょううでの中なかへ君きみを招待しょうたいしよう
逃にげ場所ばしょくらいにはなれるから
君きみを隠かくしてあげたい
この残酷ざんこくな現実げんじつから
その悲かなしみが癒いえる時ときまで
君きみをそっと隠かくしてあげよう
込こみ上あげる 止とまらない思おもいが
こぼれてく涙なみだになって
ずっと一緒いっしょに泣なきたかったんだ
君きみが生いきる意味いみをくれたんだ
「おいていかないでoiteikanaide」点滅tenmetsuするsuru信号機shingouki
歩aruきki出daすsu俺oreのnoシャツsyatsuをwo掴tsukaんでnde
「ってかtteka なんでnande泣naかないのkanaino」ってtte不機嫌fukigenなna顔kao
俺oreだってdatte君kimiみたいにmitaini泣naけるkeru人hitoになりたいninaritai
「ショックsyokku療法ryouhouだda」ってtte君kimiがga言iいi出daしたときshitatoki
嫌iyaなna予感yokanがしたんだよgashitandayo
よりにもよってyorinimoyotte大切taisetsuなna存在sonzaiをwo
失ushinaうu映画eigaをwo観miるだなんてrudanante
案anのno定jou 映画館eigakanでde泣naいてite
喫茶店kissatenでde泣naきじゃくってkijakutte
「ON・OFFのnoスイッチsuitchiがこわれちゃったよgakowarechattayo」
ってtte鼻水hanamizu垂taらすからrasukara 少sukoしだけshidake笑waraえたけれどetakeredo
君kimiをwo隠kakuしてあげたいshiteagetai
このkono残酷zankokuなna現実genjitsuからkara
そのsono悲kanaしみがshimiga癒iえるeru時tokiまでmade
君kimiをそっとwosotto隠kakuしてあげようshiteageyou
「そういやsouiya死shiにたいってnitaitte言iってたよねttetayone
だったらあんたのdattaraantano寿命jumyouをwo分waけてあげてよketeageteyo
生iきki返kaeらせてよraseteyo」
涙namidaぐんでgunde 君kimiはずっとhazutto空soraをみてたwomiteta
無茶mucha振buりだってridatte言iったけれどttakeredo
マジmajiなna話hanashiそれもsoremo良yoいなina
こんなkonna命inochi抱daきしめていたってkishimeteitatte
なにもnanimo出来dekiないってnaitte
とっくのとうにtokkunotouni諦akiraめてたけどmetetakedo
君kimiのno涙namidaをwo止toめるためにmerutameni
このkono命inochiならnara使tsukaいi果haたそうtasou
君kimiがga爆笑bakusyouするようなsuruyouna体karada張haったttaギャグgyaguをwo
いつかitsuka見miせようかなseyoukana
大粒ootsubuのno涙namida落oちてchite君kimiはha俺oreをwo見miつめてるtsumeteru
「アンタantaもいなくなるのmoinakunaruno?」
ああそうかaasouka 俺oreはha気kiづいてしまったduiteshimatta
君kimiのno涙namidaをwo拭nuguうためにutameni
自mizukaらra選eraんでここにいるんだndekokoniirunda
このkono両腕ryouudeのno中nakaへhe君kimiをwo招待syoutaiしようshiyou
逃niげge場所basyoくらいにはなれるからkurainihanarerukara
君kimiをwo隠kakuしてあげたいshiteagetai
このkono残酷zankokuなna現実genjitsuからkara
そのsono悲kanaしみがshimiga癒iえるeru時tokiまでmade
君kimiをそっとwosotto隠kakuしてあげようshiteageyou
込koみmi上aげるgeru 止toまらないmaranai思omoいがiga
こぼれてくkoboreteku涙namidaになってninatte
ずっとzutto一緒issyoにni泣naきたかったんだkitakattanda
君kimiがga生iきるkiru意味imiをくれたんだwokuretanda