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THE BACK HORN「瑠璃色のキャンバス」に込められた、音楽の未来に対する想いとは?

THE BACK HORNの『瑠璃色のキャンバス』は、6月24日に急遽配信されました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、リモートでの打ち合せやメンバーがパートごとにレコーディングした本曲。過酷な状況のなか生まれた新曲の歌詞の意味を紐解きます。

闇へ届け


2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大による被害は、音楽界にも様々な形で影響しました。

予定されていた多くのライブは中止になり、音楽を制作するスタジオなども休止に追い込まれ、音楽を届け表現するあらゆる活動が困難になりました。

THE BACK HORNも、山田将司(Vo)の声帯ポリープ手術によって延期されていたカルペ・ディエムワンマンツアーは、再延期を余儀なくされたのです。

しかし、彼らはそこで立ち止まることはなかった。

かつてない過酷な状況のなかでバンドメンバー同士、直接対面することなくリモート作業によって一つの曲を作り上げました。

それが本曲『瑠璃色のキャンバス』であり、その歌詞には、音楽に対する未来への想いが詰まった内容になっています。

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闇夜をそっと照らし出す歌
声にならない想い 心に届いておくれ
さよなら 物語は続いてく
約束するよ僕ら また会う事を
≪瑠璃色のキャンバス 歌詞より抜粋≫
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何も見えない場所で、僅かでも誰かの心で広がる闇を照らすことができたら。

それをキッカケにして、心だけでなく全てを明るい未来へ導くことができたら。

そういった想いが、ここには込められていると言えるでしょう。

悲しい物語に別れを告げて、その先にある明るい未来を迎えることを、彼らは音楽の力で誓ってくれているのではないでしょうか。

悲しみから救ったあなた


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何度も消えてしまいたいと泣いた
その度浮かぶ顔は あなただったんだ
≪瑠璃色のキャンバス 歌詞より抜粋≫
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何度も「消えてしまいたい」という悲しみに泣いたと歌う彼ら。

ですが、その悲しみの度に思い出して生きていく支えにしたのは、彼らの音楽で繋がったあなたであると、ここからは読み取れます。

彼らの音楽に照らされ、悲しみから救われた人の存在がある、という音楽を通して作られたその繋がりが、彼らを救ったと言えるでしょう。

変わらない音楽と共に生きよう


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いつの日もいつの日も鳴り響くメロディ
離れても胸の奥繋がって
生きてゆく糧になれ この空を越えて
魂 重ね合わせよう 僕らの場所で
≪瑠璃色のキャンバス 歌詞より抜粋≫
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「いつの日もいつの日も鳴り響くメロディ」という歌詞から、音楽は常に変わらず私達の周りで流れ続けていることが歌われています。

それは現在、世界で起きた危機的な状況によって、これまでの日常を送ることが困難な状況でも変わらないはずです。

この歌詞によって、音楽とは不変かつ自由な存在であることへの再認識ができます。

そして、その事実こそが、これからの音楽の未来に改めて必要な認識であると言えます。

世界が混乱に包まれても、これまで通り音楽は変わらない自由さを持ってなければならない。

瑠璃色の地球の中で、広大なキャンバスに自由に描くように多様な音楽を奏でて続けていく。

それがこの楽曲に込められた想いであり、未来にあるべき音楽の姿だと言えるでしょう。

これから世界がどんな状況に変わっていくか、誰も予想はできません。

ですが歌詞の最後にある、「魂 重ね合わせよう 僕らの場所で」という一節からは、必ず再び、みんなが同じ一つの空間に集まり魂を重ねた音楽が聴けるようになる、という願いのようにも読み取れます。

やがて来るその未来まで、音楽を通して瑠璃色のキャンバスに想いを重ね続けましょう。


TEXT 京極亮友

・岡峰光舟 Kohshu Okamine:Bass ・山田将司 Masashi Yamada:Vocal ・菅波栄純 Eijun Suganami:Guitar ・松田晋二 Shinji Matsuda:Drums 1998年結成。 "KYO-MEI"という言葉をテーマに、聞く人の心をふるわせる音楽を届けていくというバンドの意思を掲げている。 2001年シングル『サ···

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