遅おくれて旅立たびだった
あの春はるの嵐あらしが過すぎ去さった夜よるに
聳そびえる鉄塔てっとうは幼おさない頃ころからの憧あこがれで
此処ここは深ふかい谷たにの底そこ
通とおり雨あめも降ふらない
初はじめて降おり立たった
あの星ほしの栄華えいがが過去すぎさったように
流ながれる石灰せっかいの
匂においすら忘わすれた動物どうぶつの場所ばしょ
此処ここは深ふかい海うみの底そこ
通とおりかかった船ふねの下した
ただじっと迎むかえを待まつだけの
つまらない場所ばしょだった
さらば暗くらがりよ
彼かれらの居場所いばしょを追おいかける
それはまるで いつか夢ゆめに見みた船ふねの様よう
その先さきの行方ゆくえは知しれず
遅okuれてrete旅立tabidaったtta
あのano春haruのno嵐arashiがga過suぎgi去saったtta夜yoruにni
聳sobiえるeru鉄塔tettouはha幼osanaいi頃koroからのkarano憧akogaれでrede
此処kokoはha深fukaいi谷taniのno底soko
通tooりri雨ameもmo降fuらないranai
初hajiめてmete降oりri立taったtta
あのano星hoshiのno栄華eigaがga過去sugisaったようにttayouni
流nagaれるreru石灰sekkaiのno
匂nioいすらisura忘wasuれたreta動物doubutsuのno場所basyo
此処kokoはha深fukaいi海umiのno底soko
通tooりかかったrikakatta船funeのno下shita
ただじっとtadajitto迎mukaえをewo待maつだけのtsudakeno
つまらないtsumaranai場所basyoだったdatta
さらばsaraba暗kuraがりよgariyo
彼kareらのrano居場所ibasyoをwo追oいかけるikakeru
それはまるでsorehamarude いつかitsuka夢yumeにni見miたta船funeのno様you
そのsono先sakiのno行方yukueはha知shiれずrezu