1973年ガチャピンとムックというキャラクターはテレビ番組で登場した。
(Jake Cloudchair)
今や、くまモン、ふなっしーといった、数多くの有力着ぐるみキャラが存在するが、彼らはメディアで騒がれる着ぐるみ界の元祖!パイオニア!と言っても過言ではない。
いまもなおトップランナーのポジションに君臨する。
その2人の力関係はご存知であろう。
なんでもできちゃう優等生のガチャピンはヒーローと世間は捉えている。
一方、ムックはいつもガチャピンを応援する脇役のポジション。
ムックの20年以上の思いはいったいどうなのだろうか。
悔しい思いもしてきたのではないだろうか。
だが、とあるきっかけで、ムックがヒーローになる時がやってきた。
それはビジュアル系ロックバンド「ムック(MUCC)」の登場だ。
「ムック(MUCC)」は達瑯(Vo)、ミヤ(G・Cho)、YUKKE(Ba)、SATOち(Dr)の4人組ロックバンド。
1997年結成。2003年メジャーデビュー。
日本の2000年代ビジュアル系ロックバンドの代表格の一つ。
世界ツアーも行うなど、世界基準の日本が誇るロックバンド。
作曲の中心であるミヤは井上陽水、X JAPAN、LUNA SEAなどの邦楽だけでなく、海外のロックバンドの影響も強い。
哀愁のあるダークなハードロックが楽曲の中心であるが、ポップな楽曲もあり多彩。
特に近年、ミヤはDJの活動も多いため、ダンスミュージック、エレクトロな楽曲も増えている。
また、母親が音楽教師でもあるためもあるのか、ストレートなバラードは学校の音楽祭で歌うような合唱テイストな音楽性も個人的には感じる。
そのような彼らのバンド名の由来は本当に、ムックからなのである。
YUKKEの友人がバンド名にガチャピンを提案。
それに対し、メンバーはガチャピンよりムックと反論。
「覚えやすくてインパクトがあり他になく、名前からバンドのイメージが想像できない」とのことで決まったというエピソードがある。
また、逹瑯はガチャピンよりムックの方が“ヒール”でカッコイイともメディアで答えている。
このような経緯から、MUCCとムックは関係が深まり、たびたびライブの出演もすることになる。
そして今回紹介する「ENDER ENDER」のプロモーションビデオ(PV)でがっつりタッグを組み、共演。
全力チューンで、ノリノリの楽曲。
ついにガチャピンが脇役、ムックがヒーローになった瞬間を目の当たりにするPV。
まず、なんといっても、ムックが舞台にいるのが不思議!
MUCCとの仲の良さ、ライブでの絡みも慣れているのが良く分かる!
それと、ガチャピンとムック。2人のいつも見る立ち位置のパターンとは全く違うのも見どころ!
泣いたって
限界だって ENDER ENDER
飛び出せば声は
きっと響くだろ
ムックの今までのくすぶった思いが世間に“響いた”瞬間だ。
ガチャピンも「たまにはヒーローを譲るのも良いかな。」と思ってくれているでしょう。
「ロックだぜ!!!ムック!!!」
MUCCは6月28日、先輩で、大尊敬するバンドLUNASEA主催のロックフェスティバルLUNATIC FESに出演する。
TEXT:Hiraku (https://hirak.net/)
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1973年ガチャピンとムックというキャラクターはテレビ番組で登場した。
今や、くまモン、ふなっしーといった、数多くの有力着ぐるみキャラが存在するが、彼らはメディアで騒がれる着ぐるみ界の元祖!パイオニア!と言っても過言ではない。
公開日:2015年6月9日