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15秒動画で話題の足立佳奈。何気ない日々の中で感じたこと事を曲にした『フレーフレーわたし』について【インタビュー】 (2/2)


聴いた人それぞれ自由に受け止めて欲しいなと思います

──今回、『フレーフレーわたし』を2ndシングルに選んだわけですが、その理由も教えてください。


佳奈:私、LINE LIVEもやっているんですけど、 第一回目のLINE LIVEのときに、いろんな15秒オリジナル曲を歌いながら、「どの歌が好きですか?」とアンケートを取ったんですね。そのとき1位に輝いたのが『フレーフレーわたし』でした。そのときも、「何時か『フレーフレーわたし』をみなさんへ形としてプレゼント出来たらいいなと思っています」と話したんですけど。今回、2ndシングルとして『フレーフレーわたし』のリリースが決まったとき、ようやくみなさんへ想いをプレゼントすることが出来ると思いました。

──C/Wには、高校生らしい恋に憧れる想いも記しています。それを聴いてると、つい胸がキュンと疼いてしまうんだ。

佳奈:もちろん、誰かや自分を応援するのも大事ですけど。私もJKらしく、学校で友達から恋の話を聞いたり、そういう話題も大事なこと。そういう想いも、私なりの視点で歌にしていきました。

──あっ、『君とクリスマス』を聞きながら恋の歌と思っていたけど。もしやこれって、親友だったりする?

佳奈:そこは聴いた人が自由に受け止めて欲しいなと思っています。と言いながら(笑)、『君とクリスマス』に出てくる「君」は、私の友達のこと。私は、友達の支えがあるからこそ、こうやって一生懸命頑張ることができています。でも、人それぞれいろんな受け止め方があるように、そこは聴いた人それぞれ自由に受け止めて欲しいなと思います。だって、それが音楽の良さだと思うから。

──『いいね!』の冒頭に、「前髪5mmくらいをCut」と書きました。5mm程度のカットだと、気づいてくれる人います?

佳奈:ぜんぜん気づかれないです。でも、何時も一緒にいる子の中には、少しの変化でも「なんか何時もと違わない?」と気づいてくれる子もいます。

私、「5mmくらい」という言葉を前髪のことだけじゃなく、気持ちの中に5mmくらい生まれた擦れを感じてしまったこととしても書いています。そういう比喩表現も感じてくれたら嬉しいです。


それは私にとっておまじないみたいな言葉なんです



──「この歌の歌詞は、ここをポイントに聴いて欲しい」という部分も、ぜひ聞かせてください。

佳奈:『フレーフレーわたし』は、「言えないことだってあるよ 悔しかったよ それでも来たよ」の部分が私はとっても好きなんですけど。でも一番は、タイトルにもなっている「フレーフレーわたし」という言葉です。私、何かへ挑戦するときって楽しみと同時に、「出来るかな」と不安に陥るんです。そういうとき胸に手を当て、「フレーフレーわたし、大丈夫、出来るから」と自分に言い聞かせています。私にとっておまじないみたいな言葉なんです。

──『君とクリスマス』は、どうですか?


佳奈:この歌詞にはたくさんいい言葉が詰まっています。中でもお気に入りなのが、「ぎゅっと手を握りしめる それだけでいいの」という部分の歌詞。人によっては、「手を握るだけでいいの?」と物足りなさを覚える人もいるかも知れないけど。私にしてみれば、こんなにもあふれ出る気持ちだからこそ、それだけでもすごく嬉しいし、心満たされること。私は、そう捉えて書きました。

──『いいね!』は、どうですか?

佳奈:『いいね!』は、気持ちがどんどん変わっていくところがポイントです。この歌詞には、「あ 私 君が好きなんだ」「あ 私 恋をしてるんだ」「あ 私 君が好きなんだ」と、「あ」に続く言葉が三回出てくるんですけど。それぞれの言葉に込めた気持ちって全部違うんですね。最初は、君が好きなのかなと思い始め、君に恋してることに気づき、やっぱり私は君が好きなんだと気持ちが増していくように、その言葉へどんどん熱量が加わっていくんです。歌入れのときも、それぞれの言葉への感情の込め方を変えているので、そこのこだわりも感じてもらえたら嬉しいです。


テスト勉強は嫌いですけど、こういう経験の勉強は楽しい



──完成した2ndシングルの『フレーフレーわたし』、今の佳奈さんにとってどんな作品に仕上がりました?

佳奈:聴いた人たちも、私自身も応援してくれる作品になりました。何事もそうですけど、挑戦することをあきらめず、結果がどうなろうと、まずは一歩踏み出すことが大事。私も一歩を踏み出すための力となる作品だと思っているので、みなさんもこのシングルを聴いて、自分なりの頑張る一歩を踏み出してくれたらなとも思っています。

2020年には東京オリンピックが開催になりますよね。その頃には私も20歳を迎えて、きっとオリンピックに出る選手たちも、私と同世代前後の人たちが多いと思います。私は一緒に走ることも投げることもできないけど、でも、歌を通して頑張る人たちを応援したいと思っています。、そのときには、私なりの形で選手たちを励ませたらなと。そのためにも、まずは私自身がいろんなものを吸収して大きく成長しなきゃと思っています。

──この記事を目にする頃には、リリースキャンペーン真っ盛りの時期。どうですか、人前で歌うのって??

佳奈:とても刺激になります。今は、自分の未熟さも思い知ることもあれば、その場に立つことでみなさんから励まされ、「もっともっと頑張ろう」と思えたり、イベントを行うたびに「もっとこうすればいいのかな?」とステップアップする課題も見えてきて、今はそうやって経験を重ねながら成長しています。正直、テスト勉強は嫌いですけど、こういう経験の勉強はとっても楽しいです。

Photo by 片山拓



岐阜県海津市出身のシンガーソングライター。 2014年、LINE×SONY MUSICオーディションで12万5094人の中からグランプリを獲得し、2017年8月メジャーデビュー。 Twitter・Instagram・TikTok・LINEなどのSNSフォロワーが計130万を超え、リリースした楽曲のストリーミング総再生数は1億3500万再生を···

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