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【インタビュー】ストロベリーナイトファンのロイ-RöE-が書き下ろすOPテーマ (1/3)

2019年5月22日、ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』オープニングテーマ『VIOLATION*』を歌うシンガーソングライターロイ-RöE-に、作品に込めた世界観や歌詞へのこだわりを伺いました。

Face 2 fAKEとの曲作り

──お久しぶりです、UtaTenです、よろしくお願いします。髪の毛バッサリ行きましたね!どうしたんですか!?

ロイ-RöE-:めっちゃ切りたくて(笑)、やっと切れた感じですね。新しい曲出すし、よし切ろうって。



──その今回リリースされる新曲『VIOLATION*』ですが、ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』のオープニングテーマに!すごいですね!!

ロイ-RöE-:ありがとうございます。嬉しい。


──もともとドラマも見られていたとか。

ロイ-RöE-:そうですね、ストロベリーナイトシリーズはやっぱ面白い!サーガも面白い。


──今回は台本読んで楽曲を書き下ろしたような感じで?

ロイ-RöE-:前回のドラマや映画、原作などを参考に書きました。


──今回の『VIOLATION*』は曲と詞、どちらから作られたんですか?

ロイ-RöE-:今回両方という感じでしたね。サビが先にできて、AメロとBメロ付け足していったんですけど、歌詞も曲もアレンジも全部一緒に考えながら一発で出ました。この前にも10曲くらい作っていて、もう脳が仕上がっていたからすらすらいけたんだと思います。



──曲作りの波に乗っている時期だったんですね。

ロイ-RöE-:はい、バッキバキの時(笑)。


──前回のインタビューの時に、曲は生活している中で浮かぶことが多いと伺いました。今回始めに出てきたのはサビからですよね、どんな時に浮かんだのですか?

ロイ-RöE-:サビはFace 2 fAKEのお二人と作ったんですけど、サビの「VIOLATION」のところからはスタジオにこもって作って、サビ以外はまたいつも通り家にこもってやりました。


──スタジオで作ってみたのはどうでした?

ロイ-RöE-:どうやろう。でもやっぱり頭使ったらお腹すくし疲れるな、と思った(笑)。家やったらボロボロでいいんですよ、誰も見てないから。スタジオだったら横になったりできんし、汚くなっていくのが嫌だから、すごくそこは神経使っていました。関係ないけど(笑)。

でも曲作りは楽しかったです。「ロイ-RöE-のこういうところがいいよ」とか教えてくれたり、「こんなのよく浮かんだね」って言ってくれたりとか、ここは褒められなかったからよくなかったのかなとかいろいろ考えられましたね。


──Face 2 fKAEさんとの相性が良かった?

ロイ-RöE-:そうですね。年齢も全然離れているし性別も違うし、それがよかったです。
自分にないものを持っている真逆な人とやってみることも元々興味があって。アレンジも一緒にしたんですけど、自分が思っていたアレンジはストリングスを入れた"綺麗なだけ"みたいなものだったんですけど、Face 2 fKAE側はちょっとひずんだ暴力的な感じのアレンジで、それがうまいことミックスされてすごいいい感じになって。すごくよかったです。


──シリアスさと幻想的な世界観が融合をした感じが。こんな音楽初めて聴いた!と思いました。

ロイ-RöE-:私もできあがった時思いました。こんな曲なかったなと思って。街とかで流れるのが楽しみです。


──サビの「VIOLATION」の歌詞とメロディーがすごく耳に残る。もともと「噛むとフニャンフニャン」とか「たらこ・たらこ」のようなCMソング好きっておっしゃっていたじゃないですか。

ロイ-RöE-:そういう作り方でしたね。、そこは意識しました。
前作「ストロベリーナイト」の林ゆうきさんのオープニングもすごくよくて、負けんように頑張らないけん!とすごく思っていました。サントラも好きなので結構聴き込んで、ゾクゾクってしたところをうまくお手本にできたらなと思って、試行錯誤しました。


VIOLATION*が持つ歌詞の世界観

──歌詞について、今回はいかがでしょう。

ロイ-RöE-:重いんですよね。今までの歌詞の中で一番重いかも。生命とか生きることとか人生みたいな、今までは青春の一幕みたいなのとか恋愛の一幕みたいな感じだったけど、今回は自分の中で、宇宙や漫画『火の鳥』みたいな壮大さがありまして。


──ドラマを見られてたというのもあるとは思うんですが、やっぱり自分の経験と重ねる部分はありながら書かれたような?

ロイ-RöE-:そうですね。こういうタイアップとか何かの作品のオープニングとかエンディングとかの場合はそれも取り入れられるから好きなんですよ。自分だけじゃなくてその作品のいいところを取り入れられるみたいなところがあって、今回も姫川というヒロインと自分の似ている部分を探して、そこを際立つ詞にしていこうというのがあって。
亀梨さんの歌うエンディングはご自身演じる姫川の部下の菊田のことを歌うかな?と想像して、自分はヒロインの姫川ことを歌いたいなと思って。


──エンディング曲も意識されたんですね。

ロイ-RöE-:そうですね。試写会でドキドキしながら聴きました。緊張しすぎて、よかったやろうか、悪かったやろうかって全然分からなったんですけど、家でリアルタイムでドラマを見た時にやっと落ち着いて見られて、ハマってよかった、違和感なかった、って思えました。


──最初のブロックにある「救われる傷あとは汚したくなっちゃうよね」って何かロイ-RöE-さんの性格が出ている部分のように思っていたんですけど、ここはどういった感覚ですか?

ロイ-RöE-:自分はすごく傷ついているのに、相手に大丈夫だよって言われることってあるじゃないですか。それって救われる感じするけど、それがムカつくような。自分はこんなにつらいのに何で他人事みたいに言うん?みたいな。
他人事って言われるくらいならもっと汚して落ちて悲しんでやろうみたいな、そういうちょっとひねくれた感じですね。


──これは自分の傷のことを言っていたんですね。

ロイ-RöE-:ここけっこう気に入っているんですよね。自分くらいひねくれてないと書けん歌詞やなと思って。みんなそういうのあると思うけど、意識してないだろうし。


──綺麗事のようにまとめたいけど、こういうところは確かに誰にでもある部分なのかもしれないですね。

ロイ-RöE-:ストロベリーナイトもそういうところあるかなと思って。被害者、加害者両方ここで終わっとけばよかったのに、それ以上してしまうみたいな。そういうのも表せたなと、うまくリンクしたなと思いました。


──曲だけでも素敵だけど、歌詞を読み込んだらこれだけで小説のような深みが。

ロイ-RöE-:この最初の4行が浮かんだ時はこの曲いい曲になるかも、と思いましたね。
この時ちょうど『火の鳥』を読んでいて、生命とか宇宙とか手塚治虫ワールドに魅せられていたんです。それプラス、ストロベリーナイトと来たら自分の中でそういう気持ちにしかなれんというか、重たい歌詞を書きたくなった感じですね。



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頭から離れないメロディーと個性的な歌詞を紡ぎ出すシンガーソングライター。中学卒業後から独学で作曲を開始。 2017年夏に行われた、ワーナーミュージック・ジャパン内のレーベル<unBORDE>が主催するライブイベント<unBORDE Summer Xmas Party 2017>において、レーベルへの所属を発表。 ···

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