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これぞ青春パンク!「ガガガSP」を聞いてみて♪

「ガガガSP」は、2000年代の青春パンクブームを牽引した代表的なバンド。学生時代、誰もが経験するような甘酸っぱい恋や切ない失恋について、気持ち良いほどストレートな歌詞とサウンドで歌い上げています。ビジュアルとは裏腹に(!?)繊細すぎる楽曲に注目です!

ガガガSPって?

ギター、ベース、ドラム。飾り気のない単純なサウンドに、飾り気のない言葉で青春を歌う「青春パンク」。

今でこそハイセンスなサウンドに乗せて美しい言葉で愛を歌うおしゃれなバンドが増えていますが、2000年代前半はこの「青春パンク」が一大ブームだったのです・・・!

その青春パンクバンドブームを牽引したバンドの一つが、ガガガSP(がががすぺしゃる)。
神戸出身の4人組で、結成20周年を超えた今も神戸を拠点に活動しています。

そんな彼らの魅力といえば、ストレートすぎるサウンドと歌詞。
ストレートというか、もはや「思ったがまま」という表現の方がふさわしいかもしれません。
好きな子と初めて喋った時のことを歌った「はじめて君としゃべった」や、ボーカル・コザック前田が学生時代片思いをしていた女性を歌った「京子ちゃん」など、飾り気はゼロ。(笑)

でも、だからこそ聞いていて気持ちがよく、なんだかスカッとするんですよね!
次項ではガガガSPの魅力についてもう少し深掘りしたいと思います!

ガガガSPの3つの魅力

熱いライブ

ガガガSPといえば、全身全霊で歌い上げるライブが魅力の一つ!
ぜひ映像をご覧ください。



アラフォーとは思えぬ歌声、そして勢いですよね!
グイグイ客席に入り込みお客さんとコンタクトをとる辺りはさすがコザック前田。
青春パンクならではの真っ直ぐな精神健在です。

ちなみに、こちらは過去の曲を中心に行うことを明言していたライブ映像。
冒頭では「こういうライブの時だけ来やがって!」とお客さんをいじっています。(笑)
でもその直後、「誇りに思います」とコメントをしていることから、お客さんへの愛が伝わりますよね。

この愛と温かさに溢れるMCもライブならではの魅力です♪

溢れる地元愛



神戸出身で現在も神戸を拠点に活動するガガガSPは、地元愛が深いのも魅力的。
とはいえ、「神戸愛してるー!」的な楽曲が多いわけではなく、神戸を舞台とした楽曲が多いのです!

それも、ふわっと神戸ではなくかなりピンポイントな箇所にまつわるものばかり。

例えば、「元町サンセット通り」という楽曲。

好きな人への思いを歌ったラブソングなのですが、場所がかなりコアですよね!神戸にお住いの方ならすぐにピンとくるのかもしれませんが、そうでない人には分りません。(笑)

でも、だからこそ神戸にはガガガSPのファンが多いんです♪

その他にも「神戸駅」や「国道二号線」といった神戸を舞台にしたラブソングが多々。神戸在住の方はかなり共感できるかもしれないので、ぜひチェックしてみてくださいね!

ちなみに筆者は神戸以外の土地に住んでいますが、神戸旅行のたびにガガガSPの楽曲ポイント巡りをして楽しんでいます。(笑)

優しさでいっぱい!



ルックスは坊主で強面、口も悪く言葉も荒いガガガSPですが・・・
実はチャリティー精神に満ち溢れたかなり優しいグループなんです!

というのも、神戸出身の彼らは阪神大震災の被災者。

大地震による被害の重さや精神的ダメージなどを痛いほど理解しています。だからこそ、東日本大震災の時はすぐにチャリティーライブを結構し、東北へ寄付。

また、阪神淡路大震災の復興支援に対する恩返しを目的としたチャリティーライブ
「COMIN'KOBE」に、毎年出演するなど、慈愛の心に満ちています。

荒っぽようで優しい・・・なんだか頑固親父のようですが、このギャップがまたいいんですよね。

しかも、楽曲はかなり甘酸っぱくて繊細。(笑)
分りやすいようで複雑なガガガSPは本当に魅力の塊です。

青春時代を思い出すガガガSPの名曲3選



卒業

ガガガSPの中で最大のヒット曲といっても過言ではないのがこちら。
恐らく日本一パンクな失恋ソングです。(笑)

歌詞をご覧いただくと分かる通り、タイトルの「卒業」は学校などの卒業を表しているのではありません。
そう、大好きな彼女からの「卒業」です。(笑)

----------------
言葉と心が反比例してしまう 本当に僕は
あなたを忘れて生きる自信がないのさ だけど
≪卒業 歌詞より抜粋≫
----------------

なんとか思いを断ち切ろうと口では強気なことをいっているけど、心は真逆。
忘れられないんですね・・・。

----------------
さよなら さよなら さよなら
君にもう会いたくはないよ
君と会えば僕は多分
一生忘れられないから
≪卒業 歌詞より抜粋≫
----------------

シンプルでストレートな歌詞ですよね!
そしてこの気持ち、痛いほど分ります。
もう一回会いたい、でも会ったら忘れられない、だから会いたくない!というモヤモヤ。

この人間味に溢れる歌詞というのも、ガガガSPならではの魅力です。

「卒業」は歌詞だけで見るとなんだか切ないんですが、楽曲全体のトーンは切なさとは真逆!
涙も辛さも吹っ飛びそうな勢いの楽曲です。
失恋でつらい思いをしている方、ぜひ聞いてみてくださいね!
元気が出るかもしれませんよ♪

はじめて君としゃべった

ガガガSPきっての胸キュンソング!
アニメ「NARUTO-ナルト-」のエンディングにも使用されていました。

好きな人と初めてしゃべる瞬間・・・あのドキドキを曲にするって斬新ですよね!
誰もが経験することなのに、なんで今まで取り上げられなかったのでしょうか。(笑)

決してキラキラの恋を歌ったラブソングではないけれど、だからこそ共感率100%。
若かりし頃の胸の疼きを思い出します・・・!

----------------
僕なんかがしゃべりかけたら迷惑に思うかな
そんな不安を抱えて勇気を出してみたよ
≪はじめて君としゃべった 歌詞より抜粋≫
----------------

あー、甘酸っぱい!(笑)
主人公の緊張感が伝わってくるフレーズですよね!
そして自分にも経験があるからこそ、思わず「頑張れー!」なんて思ってしまいます。

また、下記の部分はなんだか感慨深いものがあります。

----------------
言葉は いつでも僕を苦しめてばかり
だけど救ってくれるのもいつも言葉だったよ
≪はじめて君としゃべった 歌詞より抜粋≫
----------------

なるほど・・・と思わず納得してしまいますよね。
確かに言葉によって傷つけられるし、でも言葉によって癒されるし。
自分を表現できるのも、言葉が存在するからこそ。
つまり「言葉」って非常に大切なものなんですよね。

そんな大切な「言葉」を、大切な人と初めて交わした・・・。
宙に舞い上がるような達成感と喜びに満ちた楽曲です。

大人になるとなかなか感じなくなるドキドキですが、遠目に片思い中の方はぜひこの曲から勇気を貰ってください!

国道二号線

ライブ映像でもご紹介した失恋ソング。
切なすぎる歌詞に注目です。

男性の目線で淡々と思いが綴られています。
コザック前田の荒々しさは全く感じない、綺麗な日本語が印象的です。

----------------
思い出に
なってしまった事は
月日が経つにつれ
美化されるから
これから もっと
君との出会いを
素晴らしかったと
思うに違いない
≪国道二号線 歌詞より抜粋≫
----------------

後悔とも喪失感とも言えないこの複雑な気持ち!
胸が痛くなりますよね・・・。

でもこの楽曲、失恋に対して「悲しい」とか「辛い」とかはあまり歌われていないんです。
歌われているのは、彼女への敬愛。

----------------
人と人とが
ありえないと
思ってた僕を
120°ぐらい
変えてしまった君は
僕の心の
本当に偉人でした
≪国道二号線 歌詞より抜粋≫
----------------

別れてもなお彼女を褒め、そして幸せを願うくらい愛していたんですね。切ないけれども、なんだかとても素敵。

素直な気持ちがシンプルに表された下記の歌詞も秀逸です。

----------------
次の彼女ができるまで
君が好きだろう 多分
≪国道二号線 歌詞より抜粋≫
----------------

失恋直後に聞いたら涙が止まらなそうです・・・。
この主人公含め、早くいい恋に出会って欲しいと願ってしまいます。(笑)

現在、そして今後の活動にも注目!


以上、ガガガSPの魅力や楽曲についてご紹介いたしました。青春時代を思い出したという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

大人になるとトキメキや甘酸っぱいドキドキを忘れがち。好きな人がいても、職業とか年収とか余計なこと考えて素直に好きになれなかったり。

また、傷つきたくないからと守りに入ることも増えますよね。

残念ながら、それは仕方のないこと。いつまでも自分の気持ちに正直に行動する「青春」を謳歌する方が難しい話です。

でも、だからこそ聞いて欲しいのがガガガSP。
忘れてしまったあの頃の気持ち、もう一度味わいたい甘酸っぱさを大人になった心に与えてくれます。

一時は活動休止をしていたガガガSPですが、現在は精力的に活動中。拠点は神戸ですがライブは全国で行なっています。

また、自らが主催する「長田大行進曲」というフェスも秋に開催予定!

YouTubeもいいですが、ぜひ生で聞いて、忘れかけていた「青春」を思い出してくださいね!

TEXTゆとりーな

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