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【インタビュー】ベリーグッドマン、『SING SING SING 7』に込めた想いを熱白 (2/2)




夢をつかもうと今も這い上がろうとしている

──RoverさんとMOCAさん、それぞれにリリック(歌詞)を書いていますけど。お互いに、どんな歌詞を書くかなどの打ち合わせも行っているのでしょうか。

MOCA:何よりも大切にしているのが、「今、自分たちは何を歌いたいのか」という姿勢。ときにはタイアップの内容と照らしあわせ、そのテーマへも寄り添いながら、今の自分たちの抱えている悩みや、悩んでいる友だちに対してなど、そういう身近な視点から想いを発信していくことを互いに心がけています。


──今でも、思い悩むことがないとは言いませんが、以前よりも、気持ちをフラットに保てることは多くなったんじゃないですか。

Rover:確かに、以前よりも気持ちをフラットに持てるようにはなってるけど。それでもね。

MOCA:僕らがステージに立っている2時間半以外は、何時だって、いろんな人たちと関わりを持つ中で生きてゆく日々でもある。その中には、仕事を通しての悩みだけではなく、毎日の暮らしの中で生まれる家族内での悩みや、友人関係を通して感じる想いなど、いろんなものが生まれてくる。

それこそ、家族が体調を崩したらそれだけで心配を抱えますし、鬱陶しい奴が現れたら、それはそれで悩みの種になる。他にも、給料が少ないとか(笑)、「美味しいお店」と評判を聴いて食べに行ったら「ぜんぜん美味しくなかった」とか、毎日の生活の中で、心が揺れ動くことってたくさんあるんですよ。


──確かに。

MOCA:僕ら3人とも、もともと庶民派と言いますか。裕福な、恵まれた環境の中で育ったどころか、かなりスタート地点が低いところから始まっている。だからこそ、みんなと同じ土俵で生活してきたし、そこから夢をつかもうと今も這い上がろうとしている。それを知っているからこそ歌える歌もあるように、そこへ共感してくれている人たちも多いのかなとも僕らは捉えていることなんです。


──だから、ベリーグッドマンの歌は胸に刺さるんですね。

Rover:だとしたら嬉しいですね。そういうベリーグッドマンとしての変わらぬ姿勢もアルバムの中へ詰め込めば、ラガチューンやインストナンバーのような幅広さも今回は提示しています。そうしたのも、今回で初めてベリーグッドマンに触れる人たちだっていると思うからこそ、ベリーグッドマンらしさと、新しいベリーグッドマンの色、その両方を伝えたわけなんです。


応援歌だけじゃないんだぞという姿勢を示した作品に

──それぞれ、「この曲の、この歌詞を聴いて欲しい」というお勧めの歌詞も教えてください。

MOCA:じゃあ、『Secret Drive』の「高鳴る鼓動が Boom Boom Boom」かな。




Rover:そうきたか。じゃあ僕は、『My Line』の「オレンジ、緑、ブラウン、水色」ですね。




MOCA:真面目に答えるなら、僕は『大丈夫』に書いた「桜梅桃季節の人生を感じるままに歩めばいい「生まれ変わっても自分がいい」そう思えるようになろう」の部分。そこは、狙わずにすっと出てきた言葉たち。

僕は、知らない人も多いやろうなぁという四文字熟語を歌詞の中へ放り込むのが好きなんですけど。そこのリリックはメロディと一緒にすっと出てきた言葉だったように、自分でもとても気に入ってます。




Rover:僕は『Happy 7』の「今が幸せだって 胸張って言えなくても 世界に1人、僕は僕を信じなさい」のところ。何時の時代もそうかも知れないけど、とくに今の時代は、そう。自分で自分を信じない限りは何も始まらないし、何より、自分を愛せることが一番の幸せだとも思っていて。

じつはこの歌、大阪城ホール公演を終え、なかなか曲を書くスイッチが入らなかった時期に、改めて幸せに飢えている自分を引き出そうと思い、「ハッピーって何やろ」と思考を巡らせだしたことがきっかけで生まれました。

そのとき、たまたま観ていたYouTube動画の中、アメリカの兵隊さんが、何年ぶりかに家に帰ってきた瞬間、子供と再会しハグする映像を集めたやつがあったんですね。あれを観ていたら号泣してしまいました。その映像から感銘を受けながら生まれたのが、『Happy 7』になります。




──完成したアルバム『SING SING SING 7』、それぞれ、どんな作品として仕上がりましたか。

Rover:「変わらず、頑張りますよ」という姿勢を示したアルバムであり、ベリーグッドマンは応援歌だけじゃないんだぞという姿勢を示した作品にもなりました。

MOCA:自分たちは、人との出会いに支えられ、ここまで進んできたチーム。その縁を、アルバムから感じて欲しいのと。自分たちにとっても、『SING SING SING 7』を聴いた人たちにとっても、次へ進む良いきっかけを得られる作品になれたらなと思っています。


──9月28日と29日には、UNIVERSAL STUDIOS JAPAN グラマシーパーク特設会場を舞台に「ベリーグッドマン 超好感祭 2019〜あなたとベリグでユニバーサル・スタジオ・ジャパン!〜」を開催します。

MOCA:野外ライブは、自分たちにも似合うなと思っていれば、ベリーグッドマンの野外ライブも定番化していきたいなと思っています。この日は、いろんな内容を詰め込むので、ぜひ遊びに来てください。



TEXT 長澤智典
PHOTO 大西基

ベリーグッドマン (BERRY GOODMAN) [メンバー] Rover(ロバー) [Vo, Gt, Tp] (中央):1988年5月29日生 MOCA (モカ) [Vo, MC] (右):1988年4月24日生 HiDEX (ヒデックス) [Vo, TrackMaker, Pf, Gt, Perc] (左):1988年11月18日生 2013年11月に結成した「Rover」「MOCA」「HiDEX」から···

この特集へのレビュー

女性

しぶちゃん

2019/08/05 20:53

ベリーグッドマンの歌は心に響きます!

それだけいろんな経験をされてるからこそいい歌詞が書けるのだと思います!

これからもベリーグッドマンを応援していきます📣

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