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涙腺崩壊の感動作!「CLANNAD」が人生と呼ばれる理由とは?

アニメ「CLANNAD」をご存知ですか?数ある恋愛アニメでも、キャラクターに感情移入でき、思いっきり泣ける感動作品は他にないでしょう。家族や友人など人と人との絆を丁寧に描き、ファンの心をつかんで離さない今作の魅力をご紹介します!
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「CLANNAD」とは?

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「CLANNAD」は、PCゲーム会社 Keyが手がけた恋愛シミュレーションゲームが原作のアニメです。

人と人の絆をテーマに描かれた秀逸なシナリオがファンの心をつかみ、大ヒット。アニメは、1期が2007年10月から半年間、2期である「CLANNAD~AFTER STORY~」が2008年から半年間放送されました。

監督は、「AIR」「Kanon」「涼宮ハルヒの憂鬱」を手がけた石原立也氏。キャラクターデザインは、「Kanon」や、後に「中二病でも恋がしたい!」を手がけた池田和美氏が担当しています。

友情、親子の愛情を丁寧に描写したストーリーは放送から10年以上経った今、見ても感動できる出来!見ていると涙があふれ出す、心が温かくなる作品です。 

魅力的なキャラクターと豪華キャスティングに注目!

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◎岡崎朋也(声:中村悠一)
主人公で、高校3年生。幼少期に母を亡くし、酒浸りになった父とは不仲。バスケットボールが得意で、高校にはスポーツ推薦で入学しましたが、肩を故障。やる気がなくなり、遅刻、居眠りなど問題行動が目立ち、周囲から距離を置かれています。

父親から逃げるように、友人・春原陽平の家に入り浸る毎日です。渚との出会いを期に、世話焼きな一面が見えてきます!

◎古河渚(声:中原麻衣)
幼い頃から病気がちで、高校卒業できず留年。人見知りで友達作りが苦手でしたが、朋也との出会いをきっかけに、徐々に友人関係を広げていきます。

やってみたいお芝居があり、演劇部再建に向け、朋也と奮闘します。

◎藤林杏(声:広橋涼)
跳び蹴りをしたり、バイクで突っ込んできたりとアグレッシブな行動が目立ちますが、実は妹思い。同じ人を好きな妹の恋を応援するため、本心を隠しています。2期では、幼稚園の先生として登場。

◎藤林椋(声:神田朱未)
杏の双子の妹で、朋也のクラスの学級委員。占いが得意。朋也に片思い中。

◎一ノ瀬ことみ(声:能登麻美子)
学年トップの成績を誇る天才少女。図書館に籠もって読書していることが多い。実は昔、朋也と会ったことがあります。

◎坂上智代(声:桑島法子)
2年生。スポーツ万能・頭脳明晰で、学校の人気者。喧嘩がとても強く、不良をあっという間に退治。町の桜並木の伐採中止活動に加わるため、生徒会長を目指しています。 

◎伊吹風子(声:野中藍)
神出鬼没の少女。姉の結婚式のゲストを集めるため、大好きなヒトデの彫刻を招待状として校内で配布しています。

◎春原陽平(声:阪口大輔)
朋也の親友。智代に喧嘩を売りますが、いつも敗北。ギャグシーンに欠かせないいじられキャラです。

有名声優勢ぞろいですね!1期では、ヒロインたちの考えや、一見不思議に見える行動の心理を丁寧に描写!それぞれの夢や目標に向け、頑張る彼女達の成長に注目です!

孤独な少年・朋也が絆を手に入れる物語!

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物語は、主人公・岡崎 朋也が、学校へ向かう坂道で一人でつぶやいている少女・古河渚を見つけるところから動きだします。

渚には、やってみたいお芝居がありました。しかし、演劇部は廃部状態。2人は部員集めに奔走し、演劇部復活を実現させていきます。

1期は、渚や渚の家族の温かさに触れ、少しずつ人と関わり合うことができるようになった朋也が、ヒロイン達のために頑張る物語!笑えるシーンも多く、彼らの高校生活を純粋に楽しめますよ。

2期では、高校卒業後の朋也のエピソードが語られます。慣れない仕事を頑張る朋也、父への怒り、結婚と新生活、渚の妊娠と出産の不安。悩める朋也の心境を丁寧に描かれています。

そんな彼に悲劇が。悲しみの淵に立たされる朋也を救ったのは、家族のぬくもり。祖母から語られた父親の朋也への愛情、娘と心を通わす18話は、ファンから神回と呼ばれるクオリティ!

朋也の歩む波瀾万丈で人の温かさにあふれた人生を、最後まで見届けてくださいね。

魅力は、アフターストーリーにあり!

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「CLANNAD」の魅力は、親近感が持て、泣ける脚本、美しい情景描写、温かく優しい音楽にあります。特に、大人になった時にアフターストーリーを見ると、朋也や渚により感情移入できますよ。

社会人デビュー、プロポーズ、出産の不安など、共感や胸を打たれるエピソードの数々、声優陣の感情のこもった演技が素晴らしいです。

また、愛する家族を目の前で失い、自暴自棄になった朋也が、祖母から父の話を聞き、娘・汐の父親として一歩踏み出す過程を丁寧に描写。それを1話に凝縮したのは圧巻です!

泣きながら親子で抱擁する場面は、泣くのを我慢していた汐が朋也の胸で泣いた表情のリアルさと声優の演技力の高さ、夕焼け空の美しさ、オルゴール風の優しいBGMが、重なり合い涙を誘います。

悲しいことがあっても、大切な家族がいる、希望がある。最後まで見ると、暖かな陽だまりに包まれるような、優しい気持ちでいっぱいになりますよ。

最後まで見たら分かる「CLANNADは人生!」とは?

“CLANNADは人生”という言葉をご存知ですか?

2ちゃんねるで話題になり、今や多くのファンに浸透した言葉ですが、この作品をうまくまとめた言葉だといえます。

原作は恋愛シミュレーションゲームですが、この物語は、全44話を通して、家族や町の人々の絆の美しさや、朋也の成長を描いた作品です。朋也の喜怒哀楽が、丁寧な作画や美しい風景と共にしっかり描かれており、回を追うごとに彼に感情移入させられます。

見終えると、朋也の長い人生を見届けた感覚になり、“CLANNADは人生”と言いたくなるのです。

朋也と同じように、挫折した時に見ると、元気と勇気がもらえ、頑張ろうと思えます。見たら人に優しくなれる物語を是非、ご覧ください。     

幻想的な音楽と世界観が融合した1期オープニングテーマ!

ここからは、アニメ「CLANNAD」の泣ける主題歌を3曲ご紹介します!

1曲目は、CLANNAD1期のオープニングテーマ、『メグメル 〜cuckool mix 2007〜』。

歌うのは、ゲーム版で『メグメル』を歌った、eufoniusのriya。優しく透明感のある歌声と、アフターストーリーを含めた内容の歌詞に注目です!


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冷たい朝の日も
迷わずに進んで行くよ
痛みも悲しみも
味方に 変えながら

君を照らしている
大気がまだ消えないなら
僕を待っていて

静かに 見下ろして
重ねた手と手の中に
小さな未来が見えたら

光の中 揺らめいた
言葉も想いも全部
遥かな君まで
残さず伝えて きっと
≪メグメル 歌詞より抜粋≫
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最後までアニメを見てこの曲を聴くと、涙がほろりとなる方もいるほど、物語の世界観を巧みに表現しています!

メロディーは、どこか切なさを感じさせますが、riyaの温かい歌声が包み込んでくれます。ラストサビ前の「冷たい朝の日も 迷わずに進んで行くよ 痛みも悲しみも 味方に変えながら」というフレーズからは、アフターストーリーで描かれている

父親として娘のそばにいる決意をし、悲しみから一歩踏み出した朋也の心境と重なりますね。

ちなみに、メグメルとは、アイルランドの言語・ゲール語で“喜びの島”を意味します。朋也の願いのこもった光が、少女とロボットがいるもうひとつの世界・幻想世界へ向かい、それぞれの世界に幸せをもたらしてくれる。

そんな希望を感じさせる歌詞とタイトルですね!

感動を誘うエンディングテーマ!『だんご大家族』

だんご大家族とは、渚が大好きでよく口ずさむ歌。物語では、数年前に流行した楽曲と言われていました。

原作のシナリオを担当した麻枝准が、原作ゲームの渚のテーマBGMに歌詞をつけたものとなっています。

早速、歌詞の一部を見ていきましょう!


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みんなみんなあわせて 100人家族
赤ちゃんだんごはいつも幸せの中で
年寄りだんごは目を細めてる
なかよしだんご 手をつなぎ 大きなまるい輪になるよ
町をつくり だんご星の上 みんなで笑いあうよ
≪だんご大家族 歌詞より抜粋≫
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まるでNHKのみんなのうたで流れるような優しく心温まるメロディーと歌詞、そして淡い色使いのだんご達の映像に、癒されます!

様々な性格のだんごが出会い、絆を深め、家族になり、集まっただんご達が支え合う、そんな温かいコミュニティーを感じさせますね。

アフターストーリーの最終回では、生まれてきた汐に、渚と朋也が語りかけるように歌っていました。最終回で、渚は、“私たちは町を愛し、町に育まれている。町は大きな家族”だと、朋也に話しかけています。

家族、友人、町に住む人々それぞれの幸せな日常と、決して切れない強い絆の結びつき。その絆の美しさがオルゴールのような優しいメロディーと、シンプルな歌詞に凝縮されていますね!

まさに『CLANNAD』のエンディングテーマにぴったりです!

完成度の高い泣けるオープニングテーマ『時を刻む唄』

「CLANNAD」の泣ける要素が詰まったアフターストーリー。

その切ない想いを詰め込んだオープニングテーマ『時を刻む唄』は、2008年にオリコンチャートで3位を記録するほど人気があります。

歌は、CLANNADと同じKeyのゲームが原作のアニメ「AIR」で、主題歌『鳥の歌』を歌ったLiaが担当。作詞は、『だんご大家族』と同じ原作者・麻枝准です。

さっそく、『時を刻む唄』の歌詞の一部を見ていきましょう!


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きみだけが過ぎ去った坂の途中は
あたたかな日だまりがいくつもできてた

僕ひとりがここで優しい
温かさを思い返してる

きみだけをきみだけを
好きでいたよ
風で目が滲んで
遠くなるよ

いつまでも 覚えてる
なにもかも変わっても
ひとつだけ ひとつだけ
ありふれたものだけど

見せてやる 輝きに満ちたそのひとつだけ
いつまでもいつまでも守っていく
≪時を刻む唄 歌詞より抜粋≫
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1話で渚と朋也が出会った学校前の坂を通りすがりながら、ここにいない渚をひとり思い返す朋也が目に浮かびますね。また、同じあたたかいでも、「あたたかな」と「温かさ」をひらがなと漢字で使い分けているのにこだわりを感じます。

ひらがなは、光による暖かさ、漢字は渚の優しさやぬくもりを強調させているのでしょう。

サビの「きみだけをきみだけを好きでいたよ」は、素直でまっすぐな渚への愛情を感じさせますね。「風で目が滲む」のも、突きつける逆風に負け、寂しさで涙しているのかもしれません。

ラストの「見せてやる」のフレーズには、力強い朋也の意思が感じられます。渚を忘れない気持ち、そして渚が産んだかけがえのない娘・汐をいつまでも大切に守り抜く。そんな強い想いが感じられます。

この楽曲を聴いて多くのファンが涙を流すのは、歌詞に渚との別れを経た朋也の心境の変化をありのままに綴っているからかもしれませんね。

それを透明感と力強いボーカルで丁寧に歌い上げるLiaの歌唱力に脱帽です!

人生に一度は見てほしい感動傑作!

いかがでしたか?

オープニングテーマも、エンディングテーマもアニメの世界観が詰まっており、朋也をはじめ登場人物にしっかり感情移入できるアニメは、類を見ません。
時に笑い、悲しみに浸り、優しさに触れ、ハッピーエンドに喜べる。

朋也の視点を通して、家族とは?、大切な人とは?、幸せや日々の尊さに気づかせてくれる、「CLANNAD」のストーリーには、そんな力があるように感じます。

目が大きいキャラクター作画やPCゲーム原作で、敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、視聴者を飽きさせない脚本と色鮮やかな情景描写は一見の価値がありますよ!

一度見た方も高校卒業、入社、結婚、子育てなど人生の節目に見ると、朋也や渚、渚の両親など共感できるキャラクターが増え、何度も感動を味わえますよ!dアニメストアやアマゾンプライムでも見ることができますので、是非ご覧下さいね。

▷最新情報はこちらから!

TEXT Asakura Mika

この特集へのレビュー

男性

noname

2023/08/14 05:30

細かいツッコミで申し訳ないですが、
原作ゲームのジャンルは
✕恋愛シミュレーションゲーム
○恋愛アドベンチャーゲーム
ですね。

そのほか

MRI

2023/04/27 13:21

クラナドの楽曲でしたら、「小さなてのひら」こそ紹介するべきかなと
原作のグランドエンディングの楽曲で、「大きな大家族の原曲」でもありますね

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