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【関ジャム】名曲を生むコードが存在する!?プロが教科書に載せたい曲とは!

9月15日に放送された関ジャム完全燃SHOWは、プロが選ぶ音楽の教科書に載せたい曲特集! 今回はピアニストの清塚信也と音楽プロデューサーの本間昭光をゲストに迎え、2人が選ぶ教科書に載せたい曲をご紹介します!
9月15日に放送された関ジャム完全燃SHOWは、プロが選ぶ音楽の教科書に載せたい曲特集!

教科書には大事な音楽要素がたくさんあり、名曲には魔法と呼ばれるコードが使われていました。

今回はピアニストの清塚信也と音楽プロデューサーの本間昭光をゲストに迎え、2人が選ぶ教科書に載せたい曲をご紹介します!

関ジャニ∞が、音楽のプロを迎えトークを繰り広げる番組「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は9月15日の内容をお届けします!


J-POPで学ぶ日本古来より伝わる五七調

画像引用元 (Amazon)


本間は日本で昔から使われている短歌や俳句の五七調を生かした楽曲がとても多く、日本人になじみ深いリズムだと語りました。

また、五七調が使われている曲は古い曲もあるが、J-POPにも使われていることを教えて、若い人に伝えていきたいと続けます。

例として上げられた曲が「残酷な天使のテーゼ」。サビでは見事に五七調の歌詞が使われていて、会場では「凄い」「こんなに使われてるの!?」等声が上がっていました。

他にも松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」、ウルフルズの「ガッツだぜ!!」が上げられています。




これらの曲は呼吸のリズムが日本人にあう、自然に入って来るから馴染みやすいとの事でした。

さらに関ジャニ∞の「浪花いろは節」も上げられ、丸山は「俺らも知らん間に! 馬飼野先生!」と作曲者に驚きの声を届けようとしていました。



教科書に載っているがもったいない


毎回教科書に楽器の演奏用として載っている曲が、清塚は「リコーダーでやるのはもったいない。和音がつかめる楽器でやってほしい」と強く発言しています。

清塚はこの和音を知っていればヒット曲が作れると語り、「音楽をやる理由なんて、お金が欲しいか、モテたいか」とばっさり。

本間にも音楽をやる理由は「モテたいからでしょう」と聞くと「そんなもんですよね」と身もふたもない同意がされます。

ヒット曲によくある和音の例としてヨハン・パッヘルベルの「カノン」に使われる「カノン進行」が上げられました。。

「カノン進行にメロディを乗せるだけで大体の曲が名曲になる」、清塚はそう言ってピアノで実践。ゲストの藤田ニコルが言った「ソミド」をメロディにし、カノン進行を付け足した曲を清塚は弾きます。

清塚が演奏のためにニコルを隣に呼んだ時には、横山から「そうやって女子誘ってモテてきたんですか」と茶化されました。

「ソミド+カノン進行」で出来た曲には村上も「爽やかな朝やったで」と語り、他のメンバーからも「アラームや」等朝に聞く仕上がりになりました。

打ち込み音楽の原点


巷に流れている現在の音楽は、ほとんど打ち込みだと本間は語ります。打ち込みとは、コンピューターに自動演奏用にデータとして打ち込まれた音楽データの事。

キーボードの形をしたシンセサイザー1つで、様々な楽器の音を出す事が出来るようになり、そのおかげで楽曲制作の幅はとても大きく広がりました。

また、少ない機材で音楽を作れるようになったことで、新しいプロデューサーが産まれることにもなったとして、打ち込みによる音楽制作の重要性を語ります。

この打ち込みを生み出した原点ともなる音楽として、YMOの「RYDEEN」を本間は紹介します。この曲は当時は革命的だった生演奏と打ち込み音のコラボで有名になりました。

本間は「パイオニアの1曲。ライブなのに無表情で演奏し、観客がそれぞれで楽しむスタイルを初めて作った。ダンスミュージックへの流れを作った」と語ります。

新しいツールが登場するたびに音楽は進化している。打ち込み音楽に早くから触れることで、新しい音楽ジャンルを探求出来るためおすすめだとコメントを残しました。

洋楽で英語のリズム感を学ぶ


洋楽のスタイルがJ-POPのルーツになっている。しかし英語の音楽に日本の歌詞を載せているので、合わない部分があると清塚は語ります。

リズム感の良さで重要なのはアクセント。Earth, Wind & Fireの「SEPTEMBER」を例に上げて、英語の持つ独特のリズム感が潜んでいることを説明します。



洋楽に日本語の歌詞を当てはめると、日本語はアクセントが平坦な言語であるため、どこかにアクセントを置くとおかしくなると語ります。

しかし、英語には単語や文章そのものにリズムがあるため、音楽になる前からその原型が出来上がている。村上も「強弱があるってことですね」と納得している様子でした。

英語特有のアクセント、そして韻を踏むことによってグルーヴ感を生み出しています。英語を正しく理解すれば、弾くだけでなく聴くときにもより、深くグルーヴが感じられるとコメントしました。

また、英語らしいアクセントを詰め込んだ日本のJ-POPもあると清塚は語り、Mr.childrenの「名もなき詩」を上げました。


外国人が表現しているのアクセントや、英語のリズムを日本語にも落とし込んでいると清塚は絶賛します。

大倉は「小学生の頃からこういうのやったら凄い逸材が産まれやすい。だからやったら良いと思う」とめちゃくちゃ真面目に発言しました。

今を代表するメッセージソング


音楽の歴史は人類の歴史と言えると清塚は訴え、人に何かを伝える手段として歌が使われてきた吟遊詩人や、ギターの弾き語りの例を上げた。

そして、清塚はあいみょんの「君はロックを聴かない」という曲をここで紹介します。今まで紹介した曲とはスケールがちがい、時代背景に左右されない、個人的な共感が歌われる。



しかし清塚は「人が周りに自然と集まる。これは今のSNS的要素」と語ると横山は「正に時代背景」と現代のSNSの知名度を結論付けます。

現代では政治の事を歌う事が一種のタブーとされていますが、過去では政治を歌った曲も多くありました。

時代ごとに違うメッセージソングを取り上げることで、若い人にも分かりやすく、音楽を通して歴史なども学ぶ楽しさを伝えていけたら、と清塚は語りました。

曲から自然と感じる大人の世界

「音楽の教科書は人生の教科書だと思う」と本間は言い、音楽で大人の情念を感じる曲を子供の頃から聴いてほしいという思いを話します。

大人の情念が感じられる楽曲として五木ひろし「よこはま・たそがれ」。名詞の羅列や、形容詞のない歌詞によって想像力が掻き立てられる魅力を紹介しました。



まとめ

横山は「ほんと面白かった。こういう教え方されてたらもっと音楽好きになってたやろな」とコメント。大倉は「色んな要素が含まれてるからね、やったら良いと思う」とまた上から目線な真面目なコメントに笑いを誘いました。

ジャムセッションは井上陽水・安全地帯の「夏の終りのハーモニー」でした。清塚は音楽は楽しむことが1番、音楽によって情景のイメージが持てるこの曲も載せてほしいと最後に付け足しました。



今回は子どもの頃からこんな大人と出会いたかったと思わせる回でした。音楽には無限の可能性があり、その感性を子どもの頃に育てたらきっと凄い大人が増える、そういう期待が持てる構成でした。

番組概要

関ジャム完全燃SHOW
放送:9月15日(日)23:10~0:05(一部除く)
朝日放送:2019年9月16日(月) 1:55 ~ 2:55

■出演者
出演者:関ジャニ∞
支配人:古田新太

アーティストゲスト:本間昭光(音楽プロデューサー)、清塚信也(ピアニスト)
トークゲスト:高橋茂雄(サバンナ)、藤田ニコル
進行:弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)

▶▶関ジャム完全燃焼SHOW 視聴レポート 一覧ページへ

TEXT こがさいし

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