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「となりのトトロ」30年以上世界中から愛され続ける物語。

1988年に公開されたスタジオジブリ制作、宮崎駿監督の『となりのトトロ』。その年の数々の映画賞を総なめにし、30年以上経った今も変わらずに愛され続けています。小学6年生のサツキと4歳のメイ、そして二人を見守るトトロの物語を改めて紹介します。
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私たちの長年の”隣人”トトロの物語


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『となりのトトロ』は1988年に公開されたスタジオジブリが制作し、宮崎駿が監督を務めたアニメーションの名作です。

公開から30年以上も経つのに、その人気は少しも衰えることがなく、日本テレビの「金曜ロードショー」で過去16回も放映され、いずれも高い視聴率を誇っています。

その他にも『となりのトトロ』を巡るトピックはたくさんあります。

全国にあるスタジオジブリのキャラクターグッズのお店「どんぐり共和国」では、トトロ関連のグッズが手に入ります。

ふかふかのぬいぐるみや文房具、タオルや食器に加えて、オンラインショップでは日本手ぬぐいや暖簾まで取り扱っています。

世界中のトトロファンに喜ばれそうなラインナップですね。

「愛・地球博」の愛称で知られる2005年の日本国際博覧会(愛知万博)では、会場に『となりのトトロ』の主人公たちが暮らす家を再現。

入館希望者が殺到し、予約の取りにくいパビリオンとして有名でした。

「三鷹の森ジブリ美術館」でもトトロは大人気。

特に小学生以下の子どもが乗れるふかふかのネコバスが愛されています。(「三鷹の森ジブリ美術館は完全予約制で2020年4月23日現在は新型コロナウィルス感染予防のため休館となっています。)

有名なものをピックアップし紹介しましたが、トトロの人気はその他にもたくさんあります。

日本人なら知らない人はいないであろうトトロ。いつの間にか私たちの日常に溶け込んでいて、なんだか本当に「となりにいる」みたいですよね。

この記事では、そんな『となりのトトロ』のあらすじや見どころ、主題歌についても改めてお伝えします。

あらすじ


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『となりのトトロ』は、昭和30年代の緑豊かな田舎を舞台に、姉妹である小学6年生のサツキと4歳のメイ、考古学者のお父さん、病気で入院しているお母さん、姉妹を可愛がってくれる近所のおばあちゃん、サツキのクラスメイトであるカンタ。

そして「不思議な生き物」トトロの物語です。

ある日、緑豊かな田舎に引っ越してきたサツキとメイは、家の中で走り回る不思議な生き物「マックロクロスケ」を見つけます。

近所のおばあちゃんによると、マックロクロスケは子どもにしか見えないらしいのです。

さらに、子どもにしか見えない不思議な生き物はマックロクロスケだけではありませんでした。


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ある日、庭で白くて小さい不思議な生き物を見つけたメイは夢中で追いかけます。

白い小さな生き物は、途中で青い生き物と合流して、やがて大きな大きなトトロと名乗る生き物にメイは出会います。

お父さんは「それは森の主(ぬし)だよ」というのですが…。

自然と共に、お父さんや周囲の大人たちに温かく見守られながら生活するサツキとメイ。

生き生きと暮らしながらも、心の中では入院中のお母さんをとても心配している姉妹と、ここぞというときに二人を助けてくれるトトロ。

サツキとメイの不安な気持ちや、トトロに助けてもらいながら願いを叶えて嬉しい気持ちが伝わってきて、いつの間にか観ている人もすぐそば(となり)でサツキとメイ、トトロと一緒に暮らしているような気持ちになる物語です。

五感に訴えかけてくる、圧倒的な描写


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この映画が30年以上にわたって愛される理由は、自然をはじめとした映画に登場する全てのものが細部にわたって、圧倒的な熱量で描きこまれているからではないでしょうか。

川面に差す陽の光、川底に沈む落ち葉、道端に咲く花。

自転車で木陰を通れば顔に影が落ちる、その一瞬までが生き生きと描かれ、傘に当たった雨音から雨の匂いを感じます。

映画を観ることによって、視覚と聴覚で物語を感じているはずなのに、何故かどんぐりの固い感触も伝わってくる。

サツキが作ったお弁当の味が予想できる。細部にまで心のこもった描写が五感を揺さぶります。

昭和30年代という今から半世紀以上も前の時代を生きる主人公たちですが、その時代を全く知らない人たちも違和感なくこの映画の世界に浸れるのは、細部まで心のこもった描写からその生活が伝わってくるからでしょう。

人や不思議な生き物の温もりが伝わる


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また、自然の有様だけではなく、登場人物の気持ちも細部まで心のこもった描写から温かく伝わってきます。

例えば、入院中のお母さんのお見舞いにサツキとメイが訪れるシーン。

メイと同じ広い額を持ったお母さんは二人の子どもたち交互に優しい視線を注ぎます。そして、サツキの髪の毛をとかしてあげる。

動作としてはそれだけなのですが、この何気ない動作に、子どもたちへの愛情と、自分だってお母さんが入院して不安でいっぱいなのに、頑張って家事をやったり妹の面倒を見たりしているお姉ちゃんに心を配っていることが伝わってきて、胸がいっぱいになります。

トトロも泣いてしまったサツキにちょっと驚きながらも優しい視線を注いでいて、不思議な力でサツキの願いをかなえてあげます。

いつの間にか映画の世界に入り込み、サツキとメイの隣人になって二人を心配する観客も思わずほっとして温かい気持ちになりますね。

日本を代表する児童文学家や作曲家が作る主題歌




そんな魅力いっぱいの『となりのトトロ』のオープニングテーマ曲は井上あずみの「さんぽ」です。

作詞は1963年から子どもたちに親しまれている絵本「ぐりとぐら」シリーズや「いやいやえん」で知られる児童文学家の中川李枝子。

作曲は当時から数々の映画音楽を担い、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」と「天空の城ラピュタ」でも音楽を担当した作曲家の久石譲。

思わず行進したくなる元気いっぱいの「さんぽ」は、メイのイメージにぴったりですよね。

エンディングテーマ曲は同じく井上あずみの「となりのトトロ」。かわいらしいイントロのこの曲は、宮崎駿監督が作詞し、久石譲が作曲しています。

この曲も長くみんなから愛される曲となりました。

心はどこにでも、トトロの世界にも行ける


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この映画を制作したスタジオジブリの「ジブリ」とは、イタリア語でサハラ砂漠に吹く熱風のことだそうです。

その名の通り、スタジオジブリの作るアニメーションは、世界中のアニメ界に熱い風を巻き起こしました。

今も大きく吹いているその風に乗って、私たちはどこにでも行くことができます。

自然と共に泣いたり笑ったりしながら、両親や周囲の大人たち、クラスメイトやトトロの愛情の中で生き生きと暮らすサツキとメイの世界を旅してみませんか。

きっと忘れられない旅になることでしょう。


TEXT 三田綾子

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