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映画「南極料理人」美味しい料理で人の温もりを描くほのぼのコメディ!

西村淳のエッセイを原作に、堺雅人が主演を務めた映画『南極料理人』。南極観測隊の料理担当である主人公と、食事で彩る隊員たちとの日常を描くヒューマン・コメディです。くすっと笑えてほっこりできる本作の魅力を紹介します。

食は幸せ!南極の料理人が魅せる料理コメディ

画像引用元 (Amazon)

2009年公開の映画『南極料理人』は、沖田修一監督の商業映画デビュー作となったヒューマンドラマです。

原作は、海上保安庁出身で南極観測隊員の料理人として派遣された経験のある西村淳のエッセイシリーズ「面白南極料理人」。

そこに監督自身が取材で得た数々のエピソードを盛り込み、映画ならではのほのぼのとしたコメディタッチの脚本に仕上がっています。

極寒の南極を映しながらも温かみのある雰囲気に惹かれる、本作のあらすじや見どころを動画と共に紹介します。

単身赴任で就いた仕事は南極観測隊の料理担当!

▲南極料理人

海上保安庁の料理担当を務める西村惇は、料理下手の妻と2人の子供との平和な日々を過ごしていました。

そんなある日、同僚に幼い頃からの憧れだった南極行きが決まります。

しかし、その夜に同僚は交通事故に遭ってしまい、上司からは西村がその代役として南極へ向かうよう指示されます。

彼は嫌々引き受け単身で南極へ出向き、そこから個性豊かなメンバーと共に1年半の南極生活を送ることに。

南極という特殊な環境と家族と離れている寂しさから、隊員の間では問題やストレスがいくつも生じます。

気が滅入りそうな状況でも、彼は得意の料理で隊員たちの体と心を支えていきます。

南極観測隊員たちの食から、人の温もりを感じられるコメディ作品です。

演技派俳優陣のナチュラルな演技が微笑ましい


本作の主演を務めるのは、シリアスからコメディまで多彩にこなす俳優の堺雅人。

料理人の役どころのため、撮影に向けて料理の練習に挑み、自身のおにぎり作りへの才能を見いだしたそうです。

監督からの様々な指示に見事に応え、演技派俳優としての力量を示しています。

主人公と共に南極で暮らす隊員役は生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、古館寛治、黒田大輔、小浜正寛といった映画やドラマで活躍する7人の俳優陣。

年齢差のあるキャストたちですが、映画内のほっこりした雰囲気通りの和やかな関係を築きました。

強風の吹く網走での寒さに耐えながら、南極観測隊員の穏やかな日常を楽しく演じています。

南極を楽しく過ごそうとする隊員たちのコミカルな日常が面白い!


本作は極寒の南極という特別感のある地域が舞台ですが、大きな事件やハラハラするようなトラブルは起きません。

しかし、閉鎖的で娯楽の少ない南極だからこそ起こるストレスや小さな喜びが、微笑ましく描かれている点が見どころです。

日本にいる家族とは離れ離れで、隊員の中には主人公を含め南極行きを望んでいなかった人もいます。

それでも、彼らはその日常を少しでも快適に楽しく過ごそうと奮闘します。

登場するのはいわゆる「オヤジ」たちですが、小さなことに必死になっている様子が観ているうちに愛らしく思えてくるでしょう。

任務中の厳しい環境を感じさせない少しおかしなやり取りがギャップとなり、一層面白さを増しています。


そして何と言っても、登場する料理の数々が大きな魅力です。

作中ではおにぎりやラーメン、ローストビーフなどストーリーに合わせた料理が振る舞われます。

それらの食事を摂る隊員たちの姿から、温度や美味しさが伝わってきそうなほど料理が魅力的に映され、思わずお腹が空いてくるという人も多いようです。

主人公にとって決して望んでいた仕事ではありませんでしたが、隊員たちを料理でサポートしてくれています。

ただ空腹を満たすために作るのではなく、どんな時にどんな料理を作るかがよく考えられているという点に、主人公の料理人としての温かな思いを感じられるはずです。

その光景を観ていると、普段当たり前に思っている食事がいかに大切なもので、体と心を支えているかに気付かされるでしょう。

そんなメッセージが彼らのコミカルな日常から伝わり、観る人を自然と笑顔にしてくれるコメディ作品です。

「サラウンド」はリラックスした空気感が心地よい主題歌


本作の主題歌は、ロックバンドのユニコーンが手がける『サラウンド』。

2009年に16年ぶりの再結成でリリースされたアルバム「シャンブル」に収録されている楽曲です。

この曲を聞いた監督が「オヤジたちが奮闘する映画の世界観にぴったり」と感じたことからオファーに至り、タイアップが決定したそう。

ゆったりとした曲調をベースに、ロックバンドらしい軽快さを感じるリズムが重なる心地よいメロディは、世代に関係なく気持ちが晴れやかになるでしょう。

歌詞は男性がその日1日を振り返るところから始まり、ぼんやりと将来のことを考えている様子が描かれています。

ふとした呟きを聞いているかのような言葉遊びがユーモラスで、奥田民生のほどよく力の抜けたナチュラルな歌声にも癒やされますよ。

映画の中に漂う柔らかい空気感とマッチし、まさに映画を象徴する主題歌と言えます。

ちなみに、本作の劇中曲はユニコーンのキーボード担当である阿部義晴が担当。

初めて映画音楽を手がけたそうですが、作品のイメージを底上げする魅力的な音楽ばかりなので、主題歌と合わせて楽しんでください。

「南極料理人」は心温まる料理と人の物語!


堺雅人主演の映画『南極料理人』は、料理を通して伝わる人の温もりに触れられるヒューマン・コメディです。

既製品の料理も美味しいですが、自分のために作ってくれた温かい料理を食べると、心まで温まるような気持ちになるのではないでしょうか。

料理は五感で楽しむことができるだけでなく、時には大切な記憶を思い出させることもあります。

それほど料理は人の生活に密着しているものであり、人と人を繋ぐ重要なものであることが映画から伝わってくるでしょう。

本作を観れば、きっといつもの料理がもっと美味しくなりますよ。


TEXT MarSali

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