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映画「悪の教典」高校を舞台に繰り広げられる最凶のサイコスリラーが誕生!

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貴志祐介の傑作ホラー小説を三池崇史監督が映像化した『悪の教典』。サイコパスな男性教師が、生徒や同僚たちを次々と死に追いやるサイコホラー作品です。おぞましいのに引き込まれていく本作の見どころを紹介します。

貴志祐介の人気ホラー小説が衝撃の映画化!

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2012年に公開された映画『悪の教典』は、サイコキラーの教師を主人公としたバイオレンス・ホラー作品です。

原作は貴志祐介による同名小説。第1回山田風太郎賞を受賞し、累計発行部数は100万部を超える大人気のホラー小説です。

「高い知性で完全犯罪を行う秩序型のサイコパスを書きたい」という思いで書き上げたそう。

漫画化もされたこの衝撃作を、バイオレンス映画の巨匠である三池崇史監督が、攻めた演出で映像化しました。

本作はR15+指定となっており、映画館では恐ろしさのあまり退席してしまう人もいたほど作り込まれています。

非日常的な恐怖に包まれる本作のあらすじや見どころを紹介します。

映画「悪の教典」のあらすじ

▲悪の教典

主人公の蓮実聖司は、端正な顔立ちと穏やかな性格で知られる英語教師です。

女生徒からは「ハスミン」と呼ばれて親しまれており、保護者からの人望も厚く、何の不足もないように思えました。

しかし彼は、学生時代に担任教師を殺害したことを皮切りに、両親をはじめ数々の人を殺めてきたサイコキラーだったのです。

巧妙な手口と大胆な隠蔽工作で警察の目をかいくぐり、ゲームを楽しんでいるかのように平然と暮らしていました。

そんな彼の周りでは、携帯を利用した集団カンニングや裏サイトを使ったいじめなど、様々な問題が起きています。

自身の行く手を邪魔する者が現れる度、生徒や保護者、教師であろうと関係なく殺害を繰り返す彼。

度重なる不審死を怪しむ生徒も、彼の手によって殺害されてしまいます。

そんな中、犯行を目撃した生徒の殺害だけでは飽き足らない彼は、学園祭の準備のために学校に残っている生徒全員を殺害しようと思い至りました。

そうして最悪の殺戮の夜が始まるのです。

実力派キャストの生々しい演技に注目

本作の主演を務めるのは、数々の映画で多彩な演技を披露する実力派俳優の伊藤英明です。

それまで多かったさわやかな役とは正反対である、狂気的なサイコパスの役を見事に演じきりました。

顔色ひとつ変えず犯行を繰り返す姿は、周囲に好かれる教師の顔とのギャップが大きく、本物のサイコパスと思ってしまうほどの恐ろしさがあるでしょう。

さらに、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、松岡茉優、工藤阿須加といった今をときめく若手の演技派俳優陣が生徒役として出演。

豪華なキャストが細かい表情の変化で恐怖感を伝えています。

他にも意外なキャストがたくさん出演しているので、どの俳優がどういった役どころを演じているか探してみてください。

見どころは人の恐ろしさを描くストーリーと息を呑む映像

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最大の見どころは、蓮実の人物像と作り込まれたストーリーです。

彼は天才的な頭脳を持ち、世渡り上手で人望を得ています。

そして、自分の思い通りに物事を進めるためには殺人すらいとわないサイコパスでもあります。

そんな一面を持ちながら、学校では明るくて愛される教師を演じている姿に気味の悪さを感じるでしょう。

とはいえ、サイコキラーでありながらも常に理性的であるところに、彼のカリスマ性があるとも言えます。

人を魅了し惑わせる彼に、思わず惹かれてしまう人もいるのではないでしょうか。

またじっくり観ていると、教師としても大人としても魅力的に見えていた彼が、すでにサイコパスの片鱗を見せていることに気づきます。

自分の意見が否定された時の笑顔が消えた顔や、相手の考えを理解できずに怒りを煽ってしまう姿。

完璧に繕っていても、内面の本質はにじみ出てしまうことがうかがえます。

本作では様々な恐ろしいシーンが登場しますが、特に後半の学校での殺戮シーンは圧巻です。

見事なカメラワークと演出により、直接的な部分は見せずに血飛沫や人々の表情で恐ろしさを表しています

ためらいもなく猟銃を打ち込む彼の姿を目の当たりにした生徒たちのショックは計り知れません。

どんなに逃げても殺人鬼の手から逃れることができない無情さに、胸が苦しくなります。

緊迫した空気の中で、主人公だけは全員を仕留められるという自信と余裕があり、そのコントラストも必見です。

あまりに華麗な手さばきで罪を犯す様子は、美しいとさえ感じてしまいそうになるほどで、スリラー映画好きには堪らない爽快感があるでしょう。

ホラーの題材は多種多様ですが、一番恐ろしいのは人間であることがダイレクトに伝わる作品です。

「THINK 'BOUT IT!」は悩める人の背中を押す主題歌

▲THE SECOND from EXILE / THINK 'BOUT IT! -short version-


本作の主題歌は、THE SECOND from EXILEのデビュー曲となる『THINK 'BOUT IT!』です。

本作のプロデューサーの臼井央が、映画主題歌の必要性の解釈をEXILEのリーダーであるHIROに求めたいと考えたことから、タイアップが決定しました。

この楽曲は、悩みや迷いを抱えている人を元気づけるパワフルなダンスチューンとなっています。

テンポのいいメロディーが気分を盛り上げ、自然とリズムに乗りたくなるような一曲です。

歌詞には自分のことで精一杯になってしまう弱さや、心の闇に苦しむ様子が描かれています。

しかしその心を肯定し、変化するために動き出すよう背中を押してくれるフレーズも詰まっていて、勇気づけられるでしょう。

歌詞にも多く登場する「THINK 'BOUT IT!」というフレーズは「それについて考えろ」という意味があります。

この映画で描かれているメッセージについて、観る人それぞれが考えることを促すようなフレーズです。

ハードな衣装に身を包んだメンバーが、ダンスとともに美しい歌声を披露するクールなMVも楽しんでくださいね。

映画「悪の教典」は観るほどに面白くなる傑作ホラー

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映画『悪の教典』は終始ショッキングな映像が続き、気分が落ち込んでしまう人もいるかもしれません。

しかし物語の異常性だけでなく、彼の背景や学校の関係者たちのにも注目すると、ストーリーの深さを感じることができます。

映像でしか表現できない緻密な構成によって、恐ろしさの本質に気づかされるでしょう。

原作ファンもまだ読んでいない人も、繰り返し観るごとに新たな発見があるのではないでしょうか。

ぜひ本作を最後の最後までじっくり楽しんでください。


TEXT MarSali

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