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泣きダイバーが現れるBUZZ THE BEARSライブの120分

「泣きダイバー」という言葉を耳にしたことのある人は、恐らくそう多くないだろう。それは彼らのライブには当然あるべきものとして現れる。 BUZZ THE BEARSは2016年1月、渋谷クアトロでのワンマンライブをソールドアウトさせ、いま最も勢いのあるメロコアバンドだ。



「泣きダイバー」という言葉を耳にしたことのある人は、恐らくそう多くないだろう。それは彼らのライブには当然あるべきものとして現れる。BUZZ THE BEARSは2016年1月、渋谷クアトロでのワンマンライブをソールドアウトさせ、いま最も勢いのあるメロコアバンドだ。


BUZZ THE BEARS 「ダーリン」

――――
ため息まじる乾いた風の中
今日も何の成果もなくて
何も言わずついて来てくれたのは
そう お前ひとりだけ
「大丈夫」といつもと同じように笑った

――――

出だしの部分、どのような情景が目に浮かぶだろうか。頑張ってもすぐに成果はでないし、ため息ばかり出るだろう。大学も単位落としたらどうしようって不安になるし、就活どうしようって気持ちばかり焦ったり、明日もバイトがんばれるかなって心配になったりもする。


――――
理想 現実 どちらも捨てきれず
悩みは増えるばかり
目を閉じ今を思い返してみて
諦め続きでも

――――

夢を追いかければ追いかけるほど、理想と現実がかけ離れて行く。そんな風にして誰しもが一度は理想と現実の狭間で悩んだことがあるだろう。そんなとき、大切な人の「大丈夫」と言ってくれる人がいる。いや、何も言ってくれなくても傍にいてくれる人がいると安心する。

BUZZ THE BEARSの曲を聴くと、今の自分と重ね合わせ、涙が出る。理想である自分に追いつけず前に進めない現実の自分。これから先どうしようと思うことだってある。彼らの歌詞・リズミカルでテンポの速い曲調・自分の感情が合わさり、ライブ中に感極まったライブキッズたちが感情を丸出しにし、泣きながらダイブをする。これが「泣きダイバー」である。

不思議と、泣いているのに顔はすがすがしい笑顔でダイブするダイバー。彼らの熱いライブをみていると、大丈夫、笑え笑え!と、背中を押してくれるような温かい気持ちになるのだ。きっとそれが泣きダイバーたちを笑顔にする理由だろう。

そして、歌詞の締めくくりはこうだ。


――――
昔 そんなこともあったと
笑おうきっと ダーリン

――――

悲しいことがあったとき、うまくいかなかったときだけでなく、嬉しかったとき、楽しかったときにも傍に寄り添ってくれる音楽、それがBUZZ THE BEARSの奏でる曲である。

私にとっての「ダーリン」はBUZZ THE BEARSなのだ。


TEXT:ちゃんれな

大阪にて越智健太(Gt.Vo)、池田大介(Ba.Cho)、桑原智(Dr.Vo)で結成。 自身の精力的なツアーに加え、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、京都大作戦、MONSTER baSH等数々の夏FESへの出演を果たし、現在のメロディック・パンクシーンの中核に進出すると共に幅広い層からの支持を集める。2016年より自主···

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