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ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソラニン」歌詞の意味は?青春の切なさを感じるアジカンの名曲を考察!

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『ソラニン』は人気同名映画の主題歌で、アジカンファンからも人気の高い名曲です。原作者の浅野いにおが描く、切ない別れの歌詞とタイトルの意味を徹底解釈します。

THE FIRST TAKEで歌唱され話題の『ソラニン』

▲ASIAN KUNG-FU GENERATION - ソラニン / THE FIRST TAKE

結成25周年を迎えた人気ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONが参加した「THE FIRST TAKE」のパフォーマンスが話題となっています。

歌唱曲に選ばれたのは、アジカンの楽曲の中でも根強い人気を誇り、2021年に入って多くの海外ファンもカバーした『ソラニン』です。

この楽曲は浅野いにおの同名人気漫画原作の実写映画『ソラニン』の主題歌として、映画ファンにも愛されている名曲。

宮崎あおい演じるしがないOLの芽衣子と、高良健吾演じる音楽での成功を諦められないフリーターの種田やバンド仲間との関係を中心にストーリーが展開していきます。

夢を追うことや挫折、別れを描く青春バンドストーリーをより感動的に引き立てていますよ。

漫画の作中で種田が綴ったとされる歌詞を元にアジカンが作曲し、映画内では宮崎あおいがギターを弾きながら初々しく熱唱する姿も話題となりました。

漫画家・浅野いにおの作詞でありながら、懐かしさを感じるサウンドによってアジカンらしい雰囲気が出ています。

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思い違いは空のかなた
さよならだけの人生か
ほんの少しの未来は見えたのに
さよならなんだ
≪ソラニン 歌詞より抜粋≫
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人生には夢に近づいたように思えたり、幸せな将来を掴んだように思えたりする瞬間が訪れるものです。

しかし、思い違いというすれ違いによって大切な人と別れることになったり、夢を諦めて手放すことを経験したりと「さよならだけの人生」に感じることも多いでしょう。

「さよならなんだ」というストレートな別れの言葉に、種田の葛藤と青春の切なさがにじむ歌詞です。

「ソラニン」が意味するもの



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昔 住んでた小さな部屋は
今は他人が住んでんだ
君に言われた ひどい言葉も
無駄な気がした毎日も
あの時こうしてれば あの日に戻れれば
あの頃の僕にはもう 戻れないよ
≪ソラニン 歌詞より抜粋≫
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ここで描かれるのは時間の儚さ

かつて自分が住んでいた部屋には今では別の人が住んでいるように、時間が経てば環境も日常も変わってしまいます。

大切な人からの「ひどい言葉」や退屈で「無駄な気がした毎日」は、当時は何気ないものに思えていた。

でも、あとになって思い出すとかけがえのない時間だったことに気づくことがあるでしょう。

「あの時こうしていれば あの日に戻れれば」とどれほど後悔しても、もうその頃の自分に戻ることはできません。

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たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もう さよならなんだ
≪ソラニン 歌詞より抜粋≫
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作品タイトルと楽曲名にもなっている「ソラニン」とは、ジャガイモの芽の中に含まれる毒のことです。

「悪い種が芽を出す」という言葉も、このソラニンのことを表現しています。

日々をひたすら生きていると「ゆるい幸せがだらっと」続いていると思うことがあるかもしれません。

傍から見れば幸せな人生だけれど、そんな日常が続くとぬるま湯に使っているかのように、その幸せをあって当たり前のものと感じてしまいます。

そうなると悪い感情や消極的な見方が顔を出し、大切な人との関係も壊してしまうでしょう。

ソラニンは毒なので悪いものに思えますが、実はジャガイモの成長に欠かせないものでもあります。

つまり、いつか抱いてしまった悪い感情も失敗も引っくるめて、過去の自分のすべては人生において大事なもの。

そして、その存在を認めながら自分の弱さと決別することが、人として成長するために大切なことなのです。

別れも大切にして前向きに生きよう



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寒い冬の冷えた缶コーヒーと
虹色の長いマフラーと
小走りで路地裏を抜けて
思い出してみる
≪ソラニン 歌詞より抜粋≫
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寒い冬に体が冷えると分かっていながら「冷えた缶コーヒー」を一緒に飲んだあの日。

プレゼントしてくれたけれど趣味には合わない少し派手な「虹色の長いマフラー」。

そんな愛する恋人と過ごした些細だけど、貴重な思い出を主人公は振り返ります。

もう手に入らない大切な時間を思えば寂しさが込み上げますが「小走りで路地裏を抜けて」というフレーズに、前向きな気持ちが表れていますね。

過去を思ってただ悲しむのではなく、別れを受け止めて前進して行こうとする心情が垣間見えます。

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さよなら それもいいさ
どこかで元気でやれよ
さよなら 僕もどーにかやるさ
さよなら そうするよ
≪ソラニン 歌詞より抜粋≫
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そして、二人にとって別れることが必要なら「それもいいさ」と歌います。

別々の道を歩むとしても、互いに決めた道で頑張っていこうという気持ちを言葉少なに伝える歌詞に、主人公の不器用さが感じられますね。

それはどう生きるかを悩んだ青春時代のもどかしさと重なり、ポジティブなメッセージが余計に心に響くのではないでしょうか。

これから先どうなるかは分からないけれど「どーにかやるさ」というあっけらかんとした言葉に、吹っ切れたような爽やかなイメージが伝わってきます。

「ソラニン」は青春時代が蘇る名曲



ソラニン』は別れの切なさと未来を見つめる前向きな気持ちが表現された楽曲です。

この曲を聴くと色褪せない青春時代の記憶が蘇るという人は多いのではないでしょうか。

世界に認められる人気バンド・アジカンの歌唱と、映画の主人公の芽衣子として歌う宮崎あおいの歌唱とでは、一味違った印象がありどちらも魅力的です。

映画のストーリーと合わせて、歌詞に込められた意味を味わってみてください。

1996年結成。後藤正文(vo.g)、喜多建介(g.vo)、山田貴洋(b.vo)、伊地知 潔(dr)による4人組ロックバンド。 03年メジャーデビュー。同年より新宿LOFTにてNANO-MUGEN FES.を立ち上げ、2004年からは海外アーティストも加わり会場も日本武道館、横浜アリーナと規模を拡大。 2016年にはバンド結成20···

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