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Da-iCE「DOSE」歌詞の意味を考察!人生をゲームに例えている?

5人組ダンス&ボーカルグループのDa-iCEが、コンセプトEP『REVERSi』をリリース。1曲目に収録された『DOSE』は、メンバーの工藤と花村が作詞・作曲を担当したEPリード曲です。楽曲にどんな想いが込められているのか歌詞の意味を考察します。

「どうせ」「overdose」2つの意味が込められた楽曲

▲Da-iCE /「DOSE」 Music Video

5人組男性ダンス&ボーカルグループDa-iCEが、2022年2月16日にEP『REVERSi』をリリース。

タイトル通り「REVERSi」をコンセプトに制作されており、“白黒つける”という想いが表現されたEPに仕上がっています。

EPのリード曲となるのが、リーダーの工藤大輝とボーカルの花村想太が作詞・作曲を務めた『DOSE』です。

YouTubeで公開された公式MVの概要によると、タイトルの『DOSE』には"どうせ"という諦めや悲観的な感情を揶揄しつつ、OverDOSE = "ヤリ過ぎる"という2つの意味が込められているとのこと。

実際に『DOSE』の歌詞を見ながら、Da-iCEが楽曲にどんな想いを込めたのか徹底考察していきましょう。

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どうせ...
どうせ、変えられない
そうやって匙投げている
気分はどうだい?
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞から、早速「どうせ」というフレーズが登場します。

例えば会社や学校でのルールなど、生活している中で何か「おかしい」と感じる場面に出くわすこともありますよね。

しかし、自分が組織や集団の1人であれば、「自分1人が騒いだところで状況は変わらない」と感じてしまいがち。

対して『DOSE』の冒頭の歌詞は、反抗するのを諦めた人たちへ向けて「それでいいの?」と問いかけているように聞こえます。

「王手」「checkmate」…歌詞にゲーム関連語が登場する理由は?


『DOSE』が収録されるEP名の『REVERSi』は、ボードゲームの1つ。

「オセロ」という言葉の方が聞き馴染みがあるかもしれません。

アルバムのリード曲である『DOSE』の歌詞は、まさにボードゲームの世界観を反映しているように思えます。

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角を取って丸くなって
整理された盤上の眺めじゃ物足りない
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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ここでの「盤上」とは、私たちが生きていく世界そのものを表しているのではないでしょうか。

そうだと仮定すると、私たちは盤上で戦う「駒」に例えられているのかもしれません。

オセロは相手の石を自分の石で挟んでいくゲームで、挟まれることのない四角をとってしまえば優位に立てます。

一方で、勝つために四角を狙うやり方は堅実であるものの、少々面白味に欠けるかもしれません。

誰もがあっと驚くような勝ち方をした方が華やかで、清々しい気分になれそうですね。

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I know 誰もがstand alone
I know 定義しよう
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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「Stand alone」は訳すと「独立」の意味になります。

たとえ大きな集団の中にいたとしても、私たちは1人の人間であることに変わりないでしょう。

1人1人が大切な存在だからこそ、周りに流されず自分の意志を貫くべきという想いが込められているのではないでしょうか。

先ほどのオセロに例えれば、「安全」と言われる勝ち方にこだわることなく、自分なりのやり方で勝ちにいこうというメッセージが含まれているのかもしれません。

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どうせ、終わるから
どうせ、意味なんてないと言う
それじゃ世界は白も黒も無いまま
想定、超えていく王手 checkmate
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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自分が動かない限り、自分の世界は周囲によって作られたもので終わってしまいます。

「王手」は将棋、「checkmate」はチェスで、それぞれ勝利の1歩手前を指す言葉。

今の環境を変えようと、正直な気持ちに従って行動していく主人公の姿が想像できるのではないでしょうか。

2番の歌詞は「恐れずに挑戦すべき」というメッセージ?


いくら行動するのが大事だとしても、新しいことに挑戦するには勇気がいりますよね。

そんな想いを汲み取るように、2番以降の歌詞は聴き手にエールを贈っているように思えます。

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どうせ、もうsay no more
用法・要領 勝敗の妙
モノクロの世界でも
白黒付けれるでしょう
重ねた黒星も
会心の白星で挟んで裏返そうか
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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行動した結果、すべてが上手くいくとは限りません。

スポーツでは負けを「黒星」、勝利を「白星」と表現することがあります。

ただし、「裏返そうか」の歌詞から、主人公の負け続けても諦めない姿勢が読み取れますね。

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I know 独自の進化論
I know 提示しよう
Don't say, 超えるから
Don't say, 一度きりのゲーム
お手つきは命を削るだけさ
当然、覚悟決め王手 checkmate
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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2番サビの「Don’t say」は、1番サビの「どうせ」とかけられています。

「「どうせ」はもう言わないで(Don’t say)」という意味が含まれているのかもしれませんね。

「お手つきは命を削るだけさ」の歌詞の通り、1度失敗したからといってすぐに死ぬわけではないのです。

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塞がれた逃げ場
何手先を読んで出し抜こうかcall
Dropout出来やしないから
ここからだろう?
≪DOSE 歌詞より抜粋≫
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「Dropout」は日本語で「脱落」を意味する言葉。

「Dropout出来やしないから ここからだろう?」の歌詞は、「生きている限り人生は何度でもやり直せる」という意味に解釈できそうです。

もし辛い状況に陥って逃げられないと感じても、周りをじっくり観察していれば解決の糸口が見つかるかもしれません。

「何度でもやり直せるから、失敗を恐れず挑戦すべき」という想いが込められているのかもしれませんね。

1度限りのゲーム(人生)を楽しもう!


Da-iCEの新曲『DOSE』の歌詞の意味を考察しました。

オセロや将棋・チェスなど、歌詞にはゲーム関連のワードが多く登場するのが印象的です。

ファンクな曲調も歌詞の内容によく合っていて、不利な状況でも諦めずに戦う勇気をもらえますよ。

楽曲全体を通して、「人生という1度限りのゲームを楽しんでほしい」というDa-iCEからのメッセージが込められているのかもしれませんね。

4オクターブのツインボーカルが魅力の男性5人組アーティスト。 2011年1月17日に、ボーカルの大野雄大・花村想太と、パフォーマーの工藤大輝・岩岡徹・和田颯により結成。 2015年には「第29回日本ゴールドディスク大賞」“ベスト5・ニューアーティスト賞”を 受賞。 2017年1月には悲願の日本武道···

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