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サザンオールスターズ「エロティカセブン」歌詞の魅力を徹底考察

『 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』は1993年の楽曲ながら、いまだに高い人気を誇る楽曲です。歌詞の解釈を進めながら、サザンの楽曲が愛される理由を読み解いていきます。

際どい歌詞にこそ魅力が溢れるサザンオールスターズの真骨頂


エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』は、1993年7月21日に発売された、サザンオールスターズ・32枚目のシングル曲です。

非常にインパクトの強いタイトルなため、サザンオールスターズに詳しくなくても、曲名くらいは知っているという人も多いのではないでしょうか。

音楽業界でも絶大な人気を誇り、大きな存在感を示すサザン

『 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』は、作詞作曲ともにボーカルの桑田佳祐が手がけています。

桑田佳祐個人でも活動する彼の歌詞には独特の世界観があり、これまで世に送り出してきた作品はどれも強い個性を放っていました。

サザンオールスターズが、デビューから40年以上も第一線で活躍できる要因の一つに、彼の紡ぎ出す言葉の魔力があるでしょう。

ボーカルである桑田本人が生み出す言葉の強さと、特徴的な声が、聴く人の心を掴んで離さないのです。

『 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』はタイトルからも想像できる通り、際どい歌詞ばかり。

男と女の性を描いた官能的な歌の世界をたっぷりと紹介しながら、サザンが生み出す楽曲の魅力に迫ります。

愛欲にまみれた女の生き様


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夢の中身は風まかせ
魚眼レンズで君を覗いて
熱い乳房を抱き寄せりゃ
自分勝手に空を飛ぶ
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞から、色気漂う歌詞の連続です。

本能のままに身を委ね、幸せな夢に浸る。

「自分勝手に空を飛ぶ」とはまさに、妄想の世界へ飛び込む境地でしょう。

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惚れたはれたの真ん中で
電気ショックを味わいながら
濡れた性ほど妖しげに
五臓六腑を駆けてゆく
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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「五臓六腑を駆けてゆく」とは、男女の激しい情でしょうか。

自分の本能に忠実に、愛や恋に夢中になる様が目に浮かびます。

「電気ショック」というのは、恋に堕ちる衝撃なのか、恋人に裏切られた衝撃なのか。

自分の気持ちに正直に生きている「濡れた性」ならば、出会いも別れもめまぐるしいことでしょう。

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恋人同士だから飲む
ロマンティックなあのジュース
涙を見せぬように生きていたいだけさ
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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互いの心が通い合う、恋人同士だからこそ味わうことのできる甘美な味。

「涙を見せぬように生きていたい」という歌詞からは、愛しい人の前では強がっていたい、大人の意地のようなものを感じます。

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抱きしめて私は私 喉がカラカラ
そんな愛こそすべて
女は女夜もバラバラ
我はエロティカ・セブン
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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恋人に愛の抱擁を求める「私」。

カラカラに乾いているのはきっと、喉だけではないのでしょう。

心も身体も満たされたくて、愛にすがっているのです。

「我はエロティカ・セブン」というフレーズには、愛に生きる女の覚悟を感じます。

「悪魔」に導かれて堕ちていく男女


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黒い悪魔がやって来て
ハード・コアな気持ちにさせる
一度キメたら止められぬ
中途半端な不良じゃない
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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『 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』には「悪魔」という歌詞が登場しますが、これは主題歌を担当したドラマ『悪魔のKISS』ともリンクします。

このドラマはかなり過激な性表現も話題となったため、エロティックな歌詞が印象的な『 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』はまさに作品世界にハマっていたことでしょう。

「黒い悪魔」とは、快楽がもたらす危険な誘惑でしょうか。

「一度キメたら止められぬ」まるでドラッグのような危険な魔力に魅せられ、一度味わった快楽を忘れることができず、深みにハマっていく。

色恋沙汰は、楽しめている内は幸せですが、相手に執着するあまり、道を踏み外すこともあります。

向き合い方に気をつけないと、自らの身を滅ぼすことにもなりかねません。

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もう一度だけ二人して
殺し文句のフル・コース
奥歯も凍るようなキスをしたいだけさ
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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殺し文句を言い合い、痺れるような愛の魔力に取り憑かれたら、もう抜け出せません。

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誰よりも私は私 生命からがら
愛の嵐の中で
女は女化身てギラギラ
君もエロティカ・セブン
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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まるで嵐のような愛の中で、ギラギラと欲望を燃やし続ける「私」。

相手も自分も「エロティカ・セブン」。

愛を貪欲に貪り続ける二人は、一体どこまで堕ちていくのでしょうか。

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魅せられて地獄の果ては恋路の都
堕ちたアダムとイブか
刃を剥いた 夏の淫獣
真面と狂気のヘブン
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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愛と欲望に魅せられた二人は「地獄の果て」まで突き進んでいきます。

「刃」「夏」「淫獣」という言葉が、愛欲にまみれた男女の剥き出しの欲望を見事に表現していますね。

剥き出しの刃は、ややもすれば相手を傷付けるもの。

心を開放的にさせる夏は、うだるような熱さが男女の情欲を連想させます。

心も身体も火照り、開放的な気分のまま果てしなく堕ちていく。

まるで、禁忌を犯したアダムとイブのようです。

「地獄」と「ヘブン」という相反する言葉が、「真面と狂気」というフレーズとリンクしています。

愛なのか、狂気なのか。

一歩間違えば地獄へと真っ逆さまな状態でも、そこを天国と信じて疑わない二人。

まさしく愛の獣であり、愛に溺れた二人の姿こそが「エロティカ・セブン」なのかもしれません。

「エロティカ・セブン」が意味するもの


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抱きしめて私は私 喉がカラカラ
そんな愛こそ 好きさ モンスター
女は女夜もバラバラ
我はエロティカ・セブン
≪エロティカ・セブン 歌詞より抜粋≫
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愛にすべてを捧げ、愛の獣となった「私」。

サザンオールスターズの歌には、欲望に忠実に生きる人間が度々描かれます。

過激な歌詞やエロティックな演出で話題を呼んだこともありました。

まるで一夜の夢のように、燃え上がっては消えていく愛。

それを追い求めて地獄の果てまでもいける「私」は、ある意味人間らしいといえます。

際どい表現でギリギリを攻める、サザンオールスターズの世界観と、唯一無二のサウンド。

危険な香りがするものほど、つい近寄って覗いてみたくなるものです。

劇薬のような危ない魅力こそが、サザンオールスターズ最大の魅力であり、彼らが長い間愛され続ける秘訣ではないでしょうか。

カラオケで大盛り上がりになる名曲揃いのサザンオールスターズ。

『エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』もまた、サザンの魅力が凝縮された名曲の一つです。

だんだん暖かくなる季節には、『エロティカ・セブン EROTICA SEVEN』を聴いて、心を解放してみてはいかがでしょうか?

1978年6月25日にシングル『勝手にシンドバッド』でデビュー。 1979年『いとしのエリー』の大ヒットをきっかけに、日本を代表するロックグループとして名実ともに評価を受ける。 以降数々の記録と記憶に残る作品を世に送り続け、時代とともに新たなアプローチで常に音楽界をリードする国民的ロ···

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