映画「ブラックナイトパレード」の主題歌
『Eve』はニコニコ動画やYouTubeなど動画投稿サイトを中心に活動する日本のアーティスト。
ここ最近は人気アニメ『呪術廻戦』の主題歌『廻廻奇譚』がヒットしたことで話題になりました。
そんな彼が今回手がけるのは、吉沢亮や橋本環奈など人気俳優が出演する映画『ブラックナイトパレード』の主題歌。
同作品は「サンタクロースハウス」という謎の会社で働くことになった青年を主人公とする物語です。
そんなストーリーが関係しているのか、今回Eveが配信リリースしたのはどこか冬を思わせる『白雪』という楽曲。
本人も「クリスマスという特別な日が誰しもにとって大切な日になればという想いで書いた」と語っています。
さっそく歌詞の意味を考察していきましょう！
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君と僕のこの合間には
何光年分の距離があった
白い息を吐きだす度
かじかんだ手が触れ合うような
≪白雪 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞からわかるのは、この曲の主人公が君と僕であること。
そして身体的なのか心理的なのかはわかりませんが、2人にはかなり距離があったことがわかります。
しかし、「距離があった」と過去形であることと後半2行の歌詞から考察すると、現在2人は近しい関係にあるようです。
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こんなちぐはぐな感情
華やかな街路樹 横目に揺らいだ
待ちきれぬ焦燥 急ぎ足だった
ツンと冬の匂いがした今年も
≪白雪 歌詞より抜粋≫
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「ちぐはぐな感情」は様々な解釈ができますが、前後の様子から考察すると「僕」が「君」に対して抱く恋心であると解釈できそうですね。
また、「冬の匂い」「華やかな街路樹」という歌詞からは、クリスマスが近い季節であることがわかります。
Bメロは映画「ブラックナイトパレード」の世界観とリンクしているのかもしれませんね。
「君」を思う気持ちがいっぱい！
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いつも傍で感じていたい
大切にしまっていたい
優しさに溢れた 白雪な世界
口が解ける 夢でもいいから
≪白雪 歌詞より抜粋≫
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サビ前半の2行は「僕」の「君」に対する想いでしょうか？
とても大切に想っていることがわかりますね。
後半の2行は次の歌詞に続く情景であると思われます。
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朝が降るまでは
この景色を眺めていたいから
君と過ごした特別を胸にしまって
この魔法が解けるまで
≪白雪 歌詞より抜粋≫
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「この景色＝優しさに溢れた白雪な世界」であると考察すると、主人公は冬景色をとても気に入っているようです。
それは「君」と特別な時間を過ごしたからなのかもしれませんね。
後半の歌詞からは「君」と過ごす時間が、まるで魔法のように魅力的だったと感じていることがわかります。
ここで気になるのが「魔法が解けるまで」と主人公がどこか終わりを意識している点。
この2人は一体どのような関係なのでしょうか？
「僕」と「君」の関係は？
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星たちは歌うように
快音を鳴り響かせた
時間が止まったような 君と僕だけの世界
曖昧なままで居たい
会いたいと彷徨っていた
痛いくらい何度も未来を向いて
手を伸ばしてくれ
≪白雪 歌詞より抜粋≫
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2番前半はクリスマスを感じさせるロマンチックさが印象的。
しかし、ここで注目したいのは後半部分です。
主人公は「曖昧なままでいたい」「会いたい」という2つの感情を行ったり来たりしていたことがわかりますね。
その後の「手を伸ばしてくれ」が何を意味するのか具体的にはわかりませんが、一般的に「手を伸ばす」というと新たに挑戦することや何かを掴もうとする様子が思い浮かびます。
つまり、主人公は「君」との新たな関係を望んでいたのではないでしょうか。
冒頭でこれまで2人には距離があったと歌われていますから、グッと距離を縮めること、つまり恋人関係になることを望んでいるのかもしれませんね。
この後は先ほどもご紹介したBメロ、サビの歌詞が続きます。
しかし、最後の部分が少し違うので注目してみましょう。
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朝が降るまでは
この景色を眺めていたいから
君と過ごした特別を胸にしまって
夢の先を映し出そう
この魔法が解けるまで
≪白雪 歌詞より抜粋≫
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ラストは「夢の先を映しだそう」という歌詞が付け加えられています。
これはなんだか未来を感じさせる歌詞ですよね。
「君」と恋人関係になったばかりの「僕」は未だその状況が信じられないけど、この先も大切にしていきたい…そんな風に想うクリスマスを歌った楽曲なのかもしれませんね。
この冬のクリスマスソングに！
今回はEveがリリースした『白雪』の歌詞の意味を考察しました。好きな人がいる人は、クリスマスが近づくと「会えたらいいな」なんてそわそわしますよね。
そんな感情や両思いになれた喜びにぴったり寄り添ってくれそうな一曲なので、ぜひこの冬のクリスマスソングの定番として取り入れましょう！
また、映画を見ると少し歌詞の解釈が変わってくるかもしれないので、映画も必見です。
