亜人の世界観を表した主題歌「innocence」を生んだLAMP IN TERRENが叫ぶ、“運命との葛藤”。【インタビュー】



5月3日1stシングル「innocence/キャラバン」をリリースしたLAMP IN TERREN。劇場第2部「亜人 –衝動-」の主題歌として書き下ろされた「innocence」と両面Aシングルとなっている「キャラバン」、トリプルシングルにしてしまいたいくらいの出来である「とある木洩れ陽より」。1stシングルで彼らは一体何を歌っているのか!

LAMP IN TERRENの皆さんと同い年のインタビュアーが、TERRENの曲作りや今回リリースされた楽曲の誕生についてインタビューしてきました!どうぞご覧ください!


<LAMP IN TERRENについて>

■LAMP IN TERREN(以下、TERREN)の魅力の一つである歌詞について早速伺っていきたいのですが、松本さん(Vo&Gt)が書く歌詞に現れている豊かな感受性だとか、それを表現する語彙力はどんなところで培ってきたものなんでしょうか?

松本:僕が他のミュージシャンの方とちょっと違うかもしれないなと思うところがあって、音楽的に曲を作っていくことがほとんどないんですよね。曲に持たせるテーマとか、言葉のテーマとかそういうものに付随した音が出てくる感覚に近いので、主線でもないですけど、言葉とか物語に対して初めて音が出てくるので言葉の方が重要だったりするんですよね、今の所は。そこからちょっと開けた感じになっていけたらいいなとも思っているんですけど。


■では基本的に曲を作る時は歌詞が先に?

松本:歌詞でもないんですけど、テーマ!書くことをまず決めます。


■テーマを決めたらどんどん詞も出てくるような。

松本:そうですね、曲のオーラみたいなものがどんどん出てきて、それをコードとかで増やしていく感じですかね。


■では、そういったときにどの曲にも共通して意識していることや大事にしていることってありますか?

松本:例えば、辞書を引いたりして言葉の意味を調べるのが好きなんですけど、意味をちゃんと踏んだ上で、言葉について考えたりして、間違った表現は使わないようにしています。
それに対して音像がしっかり付随している形を意識しながら曲を作っているところはあるかもしれないです。


■松本さんの書く詞に出てくる難しい言葉や言い回しは辞書でみっちり調べ尽くされて出てきた言葉なんですね。

松本:歌詞に関しては本当に永久に考え尽くしているので、僕としては100%のものを出しています。


■ひとつひとつのフレーズもすごい時間をかけて書かれているんですね。

松本:最初の方は直感で出すことが多いんですけど、終盤になってくると一曲の中にある言葉がどこを取っても支えあうような形にはしています。球体を作るような感じで、全部があって初めて一曲の歌詞を成り立たせているというか、はっきりとその曲に置いているテーマを言っていなくても自ずとそれが中心になって見えてくるような。


■ありがとうございます。それでは川口さん(Dr)大屋さん(Gt)中原さん(Ba)にも伺っていきたいんですが、アレンジをしていく時はいつもどういう感じで進められているんですか?

川口:ベースは大(松本)がほぼ完成形のデモ音源を作ってきてくれるんで、そこから崩していく感じですかね。そのまま使ったりもするんですけど、基本的にリズム隊としては歌詞に寄り添うような、言葉を自分の楽器で表現する感じで作っています。

中原:あとはやっぱりデモを聞いたときに曲の持っている世界の景色が見えるんですよね。その景色をベースでどう表現すれば伝わるのかってことを考えてやることが多いですね。
「innocence」に関しては、負のエネルギーみたいなものがものすごく強くて、なんとか光に向かって行こうとする中で足掻いたり苦しんだりするその感情をそのまま弦に乗せた感じでした。
とにかくアレンジは曲が持っている雰囲気と感情を大事にしています。


■松本さんの方から「こういうテーマで行くから」ってことは先に打ち合わせを綿密にしておくというよりは、曲を聴いてアレンジを始めるような感じになるんですか?

中原:そうですね、デモが最後まで行ってない場合もあるんので、そういう時はテーマだけ先に聞いて曲がどういう風になるのかっていうのを練って行ったりもします。


■皆さんのその音楽性のルーツとなった曲やアーティストさんはいらっしゃいますか?

川口:僕は、始まりは完全にORANGE RANGEでしたね。じゃない!?


■そうですね、私が初めて買ったCDはORANGE RANGEの「アスタリスク」でした!

中原:見上げた夜空の星たちの光〜♪

川口:そう、やっぱり星たちの光があったわけで。僕のドラムのルーツはORANGE RANGEですね。


■ドラムを始められたのも?

川口:小6でORANGE RANGEを知って、中学に入った瞬間に教室に通うって感じでした。

大屋:僕のルーツは何だろう。ポルノグラフィティかな。邦楽でいうとその当時聞いていたのでギタリストとして知ってたのはポルノグラフィティの(新堂)晴一さんで、そこからこの人は何をルーツにしているんだろうっていう掘り返しをしたりしました。


■ポルノグラフィティがきっかけでギターを始められたんですか?

大屋:ギターを始めたきっかけはアーティストを目指していたというよりは、ギターが家に転がってたから触ってみたりちょっと教えてもらったりして、ギタリストってどんな人たちがいるんだろうっていうところからポルノグラフィティの新藤晴一さんを知りました。
昔のギターのインストの人たちの演奏を真似してみたりもしていました。

松本:僕が音楽を始めるきっかけになったのは、浜田省吾さんのライブを見た後にギター始めてみたいって中学1年生の頃に思って、このバンドに中学2年生の時に誘ってもらってその頃僕は全く音楽っていうものを知らなかったんで、メンバーが聴いているものを輸入するような感じだったんですけど、健仁がBUMP OF CHICKENとACIDMANを教えてくれて、僕が歌詞を書く上で多分最も影響していた2バンドだったと思います。


■どうして浜田省吾さんを?

松本:両親の影響ですね。ずっと家で流れてて、ほぼ全部歌えるレベルです。懐かしい感じがしますね。


中原:僕は兄貴の影響でBUMP OF CHICKENを聴き始めて、そこから音楽を色々聴こうってことで家に転がってたMDに入ってたACIDMANが好きになりました。ベーシストとしてもすごい影響というかヒントを得ているのはそのACIDMANのベースの佐藤雅俊さんで、今もベースだけで景気を浮かばせられるようなベーシストになりたいなって思いがありますね。その景色の上にドラムがあってギターがあって歌があって、っていうような歌を引き立てられる役回りになれたらいいなって思います。


■みなさんのお話を聞いてても感じたんですが、やっぱり地元の同級生というだけあってみなさんの距離が近いところにあるんですね。

中原:そうですね、仲はいいです。


■大屋さんは先日お誕生日だったそうですね。おめでとうございます!

大屋:ありがとうございます。


■みなさんでお祝いされたりしたんですか?

松本:ケーキに24本ろうそく立てて、ハッピーバースデーしました。
ちゃんと真ちゃん(大屋)、ひと吹きで消したね。

大屋:意外と肺活量ある。


■24歳の目標は?

大屋:目標は…色んな人とお酒を飲むことですかね。僕は去年(このバンドに)入ってきて、業界の知り合いが3人に比べて少ないっていうのもありますし、単純に自分たちと同じ部類の人たちと色んな話をしてみたいなって。新人なので色々吸収したい1年です。


<ニューシングルについて>


■今回の作品は3曲収録されていますが、今までの作品と違うポイントだったりも含めてどんな作品になったかを教えてください。

松本:違うところはやっぱり音像でしかないですね。歌詞は突き詰めるといつも同じことを歌っているので、それに対する音の感じが変わったっていうのと、言葉も今まで以上に自分らしく、嘘偽りなくというかフィルターをかけずに言葉にできた部分は大きいです。
サウンド面の方が今までと違うことが多いかもしれない。

川口:そうね。


■具体的にどういったところですか?

松本:ピアノを弾いたというところですかね。


■ピアノ、どうでした?

松本:大変でした。習ったことはなくて完全に独学でやってきたんで、今回はチャレンジしてみました。


■先ほど「フィルターをかけずに言葉にできた」とおっしゃっていましたが、詳しく教えていただけますか?

松本:自分は結構内向きに完結することが多いんで、最終的に自分から自分にっていうものが多かったんですよね。自分が聴けるものを作るっていうというか。
自分で自分を励ますとか、自分の力になるようなことを書いていたら自分にしか理解できない歌詞もたくさんできて、照れ隠しのためにそうしてきていたところもあったんだと思うけど、(今回は)1アーティストとして聴く人のことを思いながら言葉を紡いだ感覚があって、それが思い切り反映されたと思います。


■メンバーの皆さんからしても、そう言った松本さんの歌詞の変化は感じました?

中原:最近描いてくる歌詞は、大(松本)が自分でいった通り照れ隠しがないというかすごくストレートに、一回読んでパッとわかるような歌詞が多くなってきたなって思います。
3曲目の「とある木洩れ陽より」っていう曲に関しては切り口というかそもそものテーマが新しくて、今まで書いてきたものに似ているものがないんですよね。すごく面白い視点で書いているし、いいなって。
歌詞に関してもどんどん成長していってる感じがしますね。そういう俺は誰なんだっていう話ですけど(笑)


■両面Aシングルとして「キャラバン」を収録した想いなどについて教えてください。

松本:ファーストシングルだし、4人で初めての作品だったので、「innocence」っていうサウンド面でも新しく開けてたところと、「キャラバン」っていうバンドの根幹とで、どっちも際立つかなと思いったし、両方置いておきたかったので僕らの意思で決めました。


■ではカップリングの「とある木洩れ陽より」を収録したことについても教えていただけますか?

松本:今回は特にカップリングっていう気持ちで書かなかったです。この曲は僕の音楽に対する想いを木の目線に例えた話で、そういう想いもあってここに入れました。


■レコーディングで印象に残ったこととかありました?

松本:リズム隊が「innocence」のレコーディングの時に睨み合ってたところが僕は印象的でしたね。


■どうしたんですか!?

川口:「innocence」の持っている緊張感をレコーディングからそのぐらいの緊張感で、一切笑いもいらずで。

大屋:本当に俳優さんがやってるような感じでした。

松本:それを僕は袖からアルフォート食べながら見てるっていう。

川口:なんか、曲の感情とか表現するんだったら、曲になりきらなきゃいけないと思うんで、怒りとか憎しみとかそういう負のものをお互いに持って睨み合いながら“ミスるんじゃねーぞ”みたいな感じで(笑)

中原:研ぎ澄まされてたよね。なんなら叫びたいくらいの感じでした。

川口:そのぐらいのモードに入ってるともう何もかもがイライラするんですよ。ものすごい神経質なんで。例えば服の裾が足にあたるだけでもイライラしたんですよ、そのぐらい高めてると。
でも、ここまで高めてレコーディングしたのは初めてなんじゃないかなって思うけど、このぐらいの意思でやらんと、何のために人間がレコーディングしてんのかわからんし。
やっぱり見えないものもちゃんとレコーディングしたい。

松本:上手いね(笑)

中原:そう、ちゃんと感情が詰まった曲になったね。


■技術を超えたものが聴けるんですね。

中原:技術が足りてるわけじゃないんですけどね。


■いやいや、技術あってこそですからね。

中原:僕らライブもそうですけど気持ちが大事なんで。


<M1「innocence」について>

■では続いて曲についてさらに掘り下げていこうと思うんですけど、「innocence」は、劇場版「亜人 –衝動-」のために書き下ろされた曲ということで、どんな風に曲づくりは始まったんですか?

松本:映画を見た時に思った気持ちみたいなものを曲にすることがたまにあるんですけど、それとほぼ一緒で「亜人」っていう作品を一回読んだ時に湧き上がってきたテーマみたいなものに対してずっと考えていました。
すごく長い時間かかったんですけど、本当に最初にきっかけを「亜人」にもらって、以降そのテーマに対して考えているような感じでした。


■そのテーマとは?

松本:“運命”の圧倒的な存在について考えていました。何するにしても後付けで運命が勝ってくるんですよね。
生まれてきた瞬間に終わりが確実に来るって確定するわけだし、自分の意思で選んでるようで実は全て運命の上なのかもしれないなって。
育った環境とか出会う人とか会話のタイミングがちょっと違うだけで全然違う人間になってたかもしれないと思うと、経験とか思考っていうフィルターを外したら多分みんな根元の純粋な気持ちはみんな一緒なのかもしれないって思いながら書いてました。
だから全部運命のせいにしてしまえば誰も悪くないっていうところから「innocence」っていうタイトルをつけました。


■innocenceって日本語にするといろんな意味がありますけど、特にこれっていうイメージはありますか?

松本:僕が考えていたテーマは潔白だったり無罪だったり、全て踏めるかなって思っています。


■詞を書いているうちに考えがまとまってきたような感じ?

松本:よく、“それ違くね?”って(人に対して)思うこともあったんですけど、この曲を書いてから落ち着いて考えられるようになったというか、何で今違うって思ったんだろうとか、そういうところまで考えられるようになったと思います。


■仏ですね。

松本:仏ですね。我々悟り世代なんで。でしょ?(笑)


■そうですね、そう言われてるみたいですね(笑)。

松本:そう言われてもよくわかんないですけど、そういうところもあったりするんですよね。


■その曲のテーマからこのメロディーが生まれた経緯について教えてください。

松本:言葉がメロディーによってオーラをまとうというような感じで、言葉とメロディーってニコイチなので、お互いを呼び合ってたと思うんですよね。それに吸い寄せられるように僕らはアレンジを考えていました。


■ピアノを入れることによって期待したオーラはどんなもの?

松本:あそこまで混沌とした雰囲気を放てる楽器ってそうそうないなって思っていて、打楽器のくせにメロディーがあって、ピアノひとつでも完結できるけど、バンドの中に入れるとどうなるのかなっていうのをこの曲で掴むことができました。
すごいロックなだけの曲ではなく、黒い霧のようなシリアスな雰囲気を出せたのはピアノのおかげだと思います。


■ピアノが入ってきたことで、演奏面でいつもと違って意識したことはありますか?

川口:俺はないです。

中原:俺もないですね。音域の配置くらいだよな。

川口:音階のある楽器陣はそうかもしれないですね。

中原:ピアノが入ることによってベースとドラムがもっと低い位置にいなきゃいけないっていうのは音作りの時に考えましたね。

大屋:ギターはピアノと同じ位置にあると思っていて、曲を通してひとつの塊という感じになっています。
いつもはギターが2本あるので、ギターとピアノってなるとバランスが変わってるのかなって。
ピアノの特性って強くて、それこそinnocenceって言葉から連想するようなイメージってピアノだと表現できるのかなって感じはしました。


■第1部の主題歌flumpoolさんの「夜は眠れるかい?」を意識したりはしましたか?

松本:あの時点で「innocence」は存在していたんで、意識はしなかったですね。


■では、PVに出てきた謎の人についてどういうイメージがあったのか教えてください。

松本:僕ですか?(笑)


■いや、あの頭が絵の人..

松本:“用意された椅子に座って自分の人生っていう物語を描いている画家”っていうイメージで、あぁいう風になっていると思います。

中原:パジャマ着てね。


■あれパジャマでしたか!

中原:パジャマではないんじゃない?画家が絵を描くときに着る汚れてもいいやつ。


■あれケープっていうんでしたっけ?

松本:髪固める系?

川口・中原・大屋:それ違うケープ。


■以外と地味なボケでくるんですね(笑)。しかもみんなしっかりツッコミ入れるっていう。

全員:(笑)

松本:今までありがとう。

中原:地味なノリが大好きなんですよね。


<M2「キャラバン」について>

■はい、では続いて「キャラバン」について伺っていきたいんですけども、この曲がどんな曲になっているのかって言うのを詳しく教えてください。

松本:元々は純粋な気持ちを忘れないっていうテーマで僕は書いてて、真ちゃんが戻ってきてから書いた数曲のうちの1曲です。
書いている時はいつの間にか原点回帰みたいになってて、そのまま進めていったらバンドの曲になっていたという流れなんですけど、音楽っていう魔法が存在しなかったら今の自分は存在してなくて、考えてることを言葉とかメロディーにして、その魔法に背中を押されながら僕は今ここに立っていると思っています。
その魔法が形になったっていう感じですね。
僕らの曲が聴く人にとっても、人生を戦っていく武器になったり日々を色付けていくような魔法であることを願います。


■先ほどもおっしゃっていたように、内向きで自己完結するのではなく、聴く人を意識していらっしゃるんですね。

松本:そうですね。


■「キャラバン」ってあの車のキャラバン?

松本:旅の団体っていう意味があります。僕にとってはバンドってことになりますね。もっと言えば、聴いてくれてるファンのみんなも含めて、同じ音楽を共有しているひとつの団体になっていて、それが中心にありました。


■私がこの前奏を聴いてイメージしたのは広い道をドライブしている風景だったんですが、演奏面で意識したことはどんなことだったんですか?

中原:僕はすごく楽しい演奏になればいいなっていう風に、子供がはしゃぎまわっているようなイメージでベースを弾いていて、歌がないところだったらグネグネ動かしちゃってはしゃいでるような感じで弾いていて、歌が入っているところは抑えて歌が届くように。ライブでは俺ら4人ともサビで歌うんで、それがすごい楽しい曲なんですよね。歌う余裕もあるフレーズにしておいてよかったなっていう後日談もあります。
まっすぐ届く歌になったと思いますね。

川口:僕はあえて慌ただしくやったりとか、ある意味雑にやったりとか、そういうボロさみたいなのを出したかった。新車のキャラバンっていうよりはいろんな土地に行って傷もついた中古車のようなイメージですね。
わざと力ませたりとかしました。

大屋:ギターの音も古臭い音というかザラついていて乾いているような。レコーディングの段階ではタイトル決まってなかったんですけど、イメージとしてやっぱり“旅”っていうのはあったんで粗くてシンプルなギターになってると思います。


■ラストサビまで間奏が全然ないところもイメージと合わせて意識されたんですか?

松本:生き急いでる感じはありますよね、全体的に。勢いは曲にも歌詞にも出てきたと思います。

中原:自然にそうなったよね。

松本・川口・大屋:うん。


<M3「とある木洩れ陽より」について>


■ありがとうございます。それでは3曲目「とある木洩れ陽より」について、先ほども音楽に対する想いの例え話と伺ったんですが、この曲は春ソンにも聴こえるなと思ったんですよね。

川口:春ソンね。

松本:公園で書いてたんですよ、散歩しながら。
そこに置いてある木とかアスレチックとか、絶対動かないものとしてそこに存在してるのが僕の書いている1曲1曲に似ていて、人が必要なんですよね。遊んでくれる人とか聞いてくれる人が。
ひとつの木が綺麗に葉っぱを咲かせて木として立派に立っているように、自分も作っている音楽の景色の中で、聴いてる人が紡いでいく人生で一緒に記憶を重ねて、その記憶がより良いものであってほしいし、その人が魔法を使っているところを側で見ていたいなって。


■では歌詞に出てくる“君”というのはファンの方だったりという意味合いが大きいんですね。

松本:そうですね、初めて明確に“君”が誰なのかを示したような気がします。


<最後に>


■いろいろ曲に関する想いをお聞きしてきたんですが、ここでUtaTen名物のピックアップフレーズのコーナーで、収録曲の中からご自身で決めたテーマに沿った1フレーズを選んで紹介してください!

松本:僕はもう決めています!キャラバンですね。
普段、何か一つにピックアップして歌詞を伝えることはないんですけど、この企画があることを聞いていたので、今客観的に見てどれが一番自分らしくあるかっていうことを考えてました。
どこもカバーできるように大切に書いているんで、全部を押したいんですけどその中でも一応選んだのは「キャラバン」の『魔法のような唄を唄って 目映い今日を色付けていく』っていうフレーズです。
日々って繰り返しているようだけど、音楽っていう魔法を使って新しい日々に色付けることで自分の人生を大切に扱ってこれたっていう意識があるので、それがこの言葉に具現化されているような気がして、押しフレーズをここにしました。

川口:俺も「キャラバン」ですね。
2番のサビなんですけど、『願いを大きな声で唄って 不安な今日も照らしていく』ってところが歌詞が出来上がった時にピカイチで目に止まったんですよ。実際に歌っていても感情が入るところです。
この曲で、音楽っていうもので悩んでも結局音楽に助けてもらってきたっていうことに改めて思い出させられたんですよね。ずっとやっていると見失いがちなんですけど、この2文で思い出した。
歌うことの方が好きなドラムなんですけど、この歌詞の通り大きな声で歌って、不安な今日を輝かしいものにしようとしていますね。

大屋:僕「キャラバン」だったら大喜(川口)と一緒だったんですけど、「innocence」にしようかな。
最初歌詞が上がった時に一番最初に目に付いた一文なんですけど、『最果までずっと脈を打ち続ける 答えのない日々が正しくあるために』っていうのがなんか響いて。
無理やり答えを出すこともできるけど、答えを出さないことで自分でいられる、戦い続けられるっていう決意に共感しました。

中原:俺は、選びきれないところがあってどうしようって思ってたんですけど、「innocence」でいえば“鈍色”と“虹色”の対比がすごく面白いなって思ったり、「とある木洩れ陽より」だと『どれもが君の心次第で変わっていく 景色や言葉、温もり、色 君だけのもの』がすごく切なくて、でもいいなって思うところです。変わっていくことって、すごくポジティブなものでもあるんですけど、君っていう相手の目に映る景色が別のものになってしまって自分の存在を忘れられてしまったらって思うとすごく切ないです。
自分にプラスがなくても、誰かを想う気持ちがあるのはすごい儚くて美しいことだと思うんですね。


■中原さんはきっとそういう恋愛をするタイプなんですね。

松本:おやっ!?
中原:どうなんですかね。幸せになって欲しいんですよね。こういうことあんまり喋らないんで僕は(笑)。ただ、この木の気持ちはわかるなって。


■ありがとうございます。それでは6月から始まるツアーの意気込みをお願いします!

松本:言った通りなんですけど、僕は音楽っていう魔法を使っているんですよ。だからそれで1本1本最高の時間を作っていって、ライブの次の日もまたその次の日も魔法にかかっていられるような素敵な時間を共有できたらなって思っています。
お互いに魔法にかかりあって、また再開する日まで生きることができたらなって思うし、「キャラバン」っていう曲にあるように、僕たちはお客さんとも一緒に一つの団体を築いていると思うので、いつでも戻ってこれるし、いつでも一緒に居られるってそんなことを確かめあえるツアーにできたらと思います。


■最後に、UtaTenを見てくれているみなさんに一言お願いします!

松本:いつも言っていることでもあるんですけど、僕ら音楽を発信する側は一方的なんですよ。受け止めてもらえないことには音楽として成立しないと思っていて。受け止めてもらっているからこそ生きることばとかメロディーがあって、音楽のそういうところが好きで今も続けているし、これからも続けていきたいと思っています。
だから、僕らはどんどん変わっていくし、聞いてくれる人も新しい自分に更新していくもんだと思うんですけど、どうか好きでいてくれている間は聴いていてください!

中原:せっかく歌詞を見て歌ってくれたりするんであれば、一人で歌うだけじゃなくて、ライブに来て一緒に歌うのも楽しいよっていうのも伝わればいいな、って思います。
■商品情報(CD)
1st Single「innocence/キャラバン」
2016年5月3日
初回限定盤(AZZS-45):CD+DVD \1,800(tax out) 
通常盤(AZCS-2051) :CD \1,200(tax out)

収録曲
M1:innocence(劇場第2部「亜人 -衝突-」主題歌)
M2:キャラバン
M3:とある木洩れ陽より

<初回限定盤DVD収録内容>
「THE DOCUMENTARY MOVIE OF THE FIRST ONE MAN TOUR “BLUESYARD ~landing probe tour 2015~”」
2015年に行われた1stワンマンツアー「BLUESYARD~landing probe tour 2015~」に密着した約1時間のツアードキュメンタリー映像
トレイラー映像URL:https://youtu.be/Kb-2xtMd19g

<CDショップ特典>
タワーレコードオリジナル特典:オリジナルロゴステッカー タワーレコードver.
その他CDショップ特典:オリジナルロゴステッカー

■ ライブ情報
LAMP IN TERREN ワンマンライブ2016「GREEN CARAVAN TOUR」
6月11日(土) [東 京]下北沢 CLUB251 問:DISK GARAGE 050-5533-0888 
【THANK YOU, SOLD OUT!!!】
6月18日(土) [北海道]札幌 COLONY 問:MOUNT ALIVE 011-623-5555
6月26日(日) [宮 城]仙台 LIVE HOUSE enn 3rd  問:GIP 022-222-9999
7月 2日(土) [広 島]広島 CAVE-BE  問:夢番地 082-249-3571
7月 3日(日) [福 岡]福岡 Queblick   問:キョードー西日本 092-714-0159
7月 9日(土) [大 阪]梅田 CLUB QUATTRO 問:キョードーインフォメーション0570-200-888
7月10日(金) [愛 知]名古屋 CLUB QUATTRO 問:サンデーフォークプロモーション052-320-9100
and more!!!
○チケット:前売り¥3,000- (税込・ドリンク代別途)
○チケット一般発売中

■ 映画情報
劇場アニメ3部作 第2部『亜人 -衝突-』
5月6日(金)~5月26日(木)3週間完全限定公開!

■ プロフィール
LAMP IN TERREN(ランプ イン テレン)
2006年、長崎県で中学校2年生の中原と大屋が結成したバンドに同級生の松本が誘われる形で参加。その後、進学の都合で大屋と当時のドラムが脱退。2011年、地元の友人だった川口が加入して3ピース編成となる。2012年、バンド名を「LAMP IN TERREN」に。ラテン語の「terra(星、大地)」を捩った造語であるこのバンド名は、「この世の微かな光」という意味が込められている。2013年12月、オーディションプロジェクトMASH A&Rの「MASH FIGHT Vol.2」とRO69が主催するコンテスト「RO69JACK」で共にグランプリを獲得。2015年1月A-Sketchよりメジャーデビュー。同年5月、楽曲「ボイド」が映画「夫婦フーフー日記」の主題歌に抜擢。2015年10月バンド創設メンバーだった大屋が正式に復帰。4ピースとして新しいスタートを切った。

■■LAMP IN TERREN関連リンク
オフィシャルサイト: http://www.lampinterren.com
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