芸能や音楽関係の内容を話題とした会話の中や、何かを予約するシーンで登場するワード「ブッキング」。
耳にしたことはあるけれど、使い方や意味が分からない人も多いのではないでしょうか?
この記事でわかること
ブッキングとはどんな意味?使い方は?
「ブッキング」という言葉には、どのような意味があるのでしょうか?
普段の会話ではあまり使わないワードなので、その意味や使い方を知る機会も少ないものですよね?
はじめに、ブッキングとはどんな意味かや関連ワード、基本的な使い方を紹介します。
ブッキングの意味とは?
ブッキングとは「予約」、もしくは「予定を入れる」という意味です。
また、芸能関連では「キャスティング」と似た意味の言葉として使われるほか、イベント業界では「企画をする」といった意味でも使われます。
言葉の由来となったのは「予約」を意味する英語「booking」。
かつては業界用語的なポジションでしたが、近年では言葉が世間一般に浸透した影響もあり、一般の人も使用するようになりました。
ダブルブッキングとは?
ダブルブッキングとは「同じ日時に複数の予約が重なること」を意味する言葉です。
主に飛行機・演劇などの座席や、ホテルの宿泊予約を二重に受けてしまったときに使われます。
もう1つの意味は「予定を二重に入れること」。
こちらは、仕事やプライベートの予定を同じ日時に2つ入れてしまい、トラブルに発展したときに使用されます。
ブッキングの使い方
ブッキングは以下のような使い方をします。
- 例1:企画の出演者を仲介業者にブッキングしてもらおう
- 例2:今年の夏休みは沖縄旅行に行くので、行きの飛行機をブッキングする
- 例3:店をブッキングしているので、到着する頃には入れます
日本の言葉としてのブッキングは「〜をブッキングする」のように、動詞的な使い方をすることが多いです。
意味は文脈によって若干異なりますが、芸能関連であれば「キャスティング」や「出演契約」。
飛行機・お店など、乗り物や場所に関する言葉がセットで使われている場合は「予約」を意味すると覚えておけば問題なく使えるでしょう。
「予約」の意味で使うとき、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか?
音楽業界におけるブッキングの意味・使い方とは?
音楽業界におけるブッキングは、芸能関連の使い方と同じく「キャスティング・出演契約」の意味で使われます。
使い方に関しても同様で「アーティスト・バンドをブッキングする」「キャスティング会社にブッキングしてもらう」のように動詞的に使用します。
基本的な使い方は以上ですが、関連する言葉や派生ワードもいくつかあるので、上手く使いこなせるようになりたいなら、そちらも覚えておきましょう。
次は、音楽業界の用語としての「ブッキング」に関連する言葉を紹介します。
ブッキングライブ
「ブッキングライブ」とは複数のバンド、ミュージシャンが出演する形式のライブのことです。
こちらはライブハウス界隈で使われている用語で「対バンライブ」と呼ばれることもあります。
主にインディーズやアマチュア向けのライブを指す言葉であるのも特徴の1つ。
有名アーティストが出演するイベントやフェスにはあまり使われない呼び名ですが、ライブハウスを利用する予定、ライブイベントを企画する予定ならぜひ覚えておきましょう。
ブッキングマネージャー(ブッカー)
ブッキングライブの企画を行うライブハウスのスタッフのことを「ブッキングマネージャー(ブッカー)」と呼びます。
店長または、スケジュール管理を任されたスタッフが担当することが多いポジションで、出演者とのやり取りやイベント日程の調整、出演交渉などの業務も担当しています。
ある程度のコミュニケーション能力や企画力が必要となりますが、そのぶんやりがいもあるポジションです。
イベンター
「イベンター」とは、ブッキングライブやライブイベントの運営・企画を行う人のことです。
ブッキングマネージャーとの違いはライブハウスに所属していない点。
そのため、音楽と関係ない仕事をしている人やイベント企画を生業にしている人、バンドマンなど色々なタイプの人が「イベンター」として活動しています。
制約も少ないため、比較的自由に企画を進めることができるのも特徴です。
また、メジャーシーンではコンサートの運営を担当する企業や団体、人のことを「イベンター(コンサートプロモーター)」と呼ぶこともあります。
アーティストをブッキングする時に決めることは?
アーティストをブッキングする際に、決めておきたい項目がこちらです。
- イベントの開催場所・日時
- イベントのテーマや目的
- 予算について
イベントの開催場所と日時は、両者のスケジュールを確定させるために必須のため、依頼までには必ず決めておきましょう。
イベントのテーマや、イベントを行う目的も重要です。
これらをしっかりと決めておけば、パフォーマンスとイベントの主旨のミスマッチも防止できます。
また、予算に関してはアーティストによってブッキングの料金が大きく異なるため、こちらも依頼前までには決めておくことをおすすめします。
簡単なポイントですが、この3点を決めた上で依頼するだけでもその後のやり取りをスムーズに進められるので、ぜひ実践してみてください。
ブッキングの注意点
ブッキングには、いくつかの注意点があります。
この注意点を意識せずに交渉を進めてしまうと、思わぬトラブルが発生する可能性もあるので事前に把握しておくようにしましょう。
最後に、ブッキングする際の注意点についてを紹介します。
トラブルの際はどちらに責任があるか確認する
ブッキングをするときには、トラブル時の責任についてをしっかりと確認しておきましょう。
メリットの多いアーティストのブッキングですが、突然のトラブルによってパフォーマンスが行えなくなる可能性も十分にあります。
また、主催側の事情により、ブッキングをキャンセルすることもあるでしょう。
責任についてを事前に決めておかないと、このようなトラブルが発生した際に、さらなるトラブルが発生する可能性があります。
責任があるか、どちらがどの程度責任を負うかなどを交渉の時点で確認しておくことをおすすめします。
炎上した際の対応を契約内容に書いておく
炎上した際の対応を契約内容に書いておくことも、ブッキングをする際のポイントの1つです。
あまり多くはありませんが、アーティストの不適切な言動や不祥事が炎上騒ぎに発展してしまうことがあります。
このような状態のアーティストをイベントに起用してしまうと、企業や団体、個人のイメージを損ねる可能性もあります。
事前に炎上した際の対応を決めておけば炎上騒ぎの影響も最小限に抑えられるので、契約内容に書くようにし、お互いに認識しておくようにしましょう。
アーティストのタイプを把握しておく
イベントをより良いものにしたい、計画をスムーズに進めたいならアーティストのタイプを事前に把握しておきましょう。
一口にアーティストといっても活動形態(バンドやソロなど)やウケる層、ジャンルなどがそれぞれに異なっています。
パフォーマンスに必要な設備や人件費なども異なるため、依頼前にはしっかりとリサーチし、イベントの雰囲気や客層、予算とマッチしているか確認するようにしましょう。
また、企業のブッキングにも対応してくれるか、営業活動を行っているかどうかも要チェック。
こちらは少し調べる手間が必要となりますが、しっかりとチェックした上で依頼すればスムーズに交渉を進められますよ。
音楽業界のブッキングとはアーティストへの出演契約のこと!歌手を呼ぶなら実績豊富なUtaTenがおすすめ
音楽業界におけるブッキングとは、アーティストへの出演契約のことです。
本来の「予約」という意味とは少し異なりますが、この意味で使うケースも多いのでぜひ覚えておきましょう。
また、歌手を呼ぶなら実績が豊富なUtaTenに相談するのがおすすめ。
UtaTenなら専任のスタッフによる丁寧なサポートが受けられるので、イベントの企画も快適に進められますよ。
ほかにも、プロモーションのお手伝いもしてくれる、料金形態がシンプルなどメリットが盛りだくさん。
イベントに歌手を呼んで盛り上げたい、PRに役立てたい人はぜひ気軽に相談してみてくださいね。
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この記事のまとめ!
- ブッキングとは「予約」「予定を入れる」という意味のある言葉
- 音楽業界や芸能業界では「出演契約」という意味でも使われる
- ブッキングを依頼する前には日時や場所、目的、予算などをしっかりと決めておこう
- トラブルや炎上の対策をする、アーティストのタイプを事前に把握するの2点を意識すればスムーズに計画を勧められる