ジンギスカンの歌は、誰でも1度は聴いたことがある楽曲ですよね。
「ジン、ジン、ジンギスカーン」のサビには、なかなか忘れられないインパクトがあります。
しかし、どこの国の誰が歌っているのかまでは知らない人が多いのではないでしょうか?
この記事でわかること
ジンギスカンとは
中毒性のあるサビに「ウッ!ハッ!」と繰り返す掛け声がインパクト抜群のジンギスカン。
とても有名なヒット曲ですが、どんなアーティストが歌っているかは知らない人も多い謎の楽曲ですよね。
キャッチーでテンションが上がるこの曲は、誰が手掛けた作品なのでしょうか。
まずは、ジンギスカンの作者や歌詞の意味などについて紹介します。
歌っているのは「ジンギスカン」
ジンギスカンを歌っているのは「ジンギスカン (Dschinghis Khan) 」という、西ドイツのアーティストグループです。
1979年に発表されたこの曲は、彼らのデビュー曲。
西ドイツ出身者だけでなく、南アフリカ、ハンガリー、オランダなどグローバルなメンバーで構成されたグループです。
ボーカル5人とダンサー1人という珍しい構成のグループで、ボーカルメンバーの前でコミカルなダンスを披露するパフォーマンス動画も中毒性があります。
ジンギスカンの歌詞の意味
ジンギスカンの歌詞は、モンゴルの英雄チンギス・ハーンをドイツ語で称えたものです。
この曲の「ジンギスカン」とは、羊肉料理のことではなくチンギス・ハーンのことでした。
曲中では「稲妻も雷も彼らを止めることはできなかった」など、モンゴル帝国を率いた英雄の勇姿が描かれていますよ。
他にも「騎手よ、どんどん行け」「ウォッカを取ってこい」など、豪快な歌詞が清々しい楽曲です。
作ったのは経済学者
時代を超えて愛される大ヒット曲・ジンギスカンを作ったのは、経済学者のベルント・マイヌンガー博士でした。
彼は世界中で流行していたディスコブームに注目して、作曲を始めます。そのときにモデルとしたのが、同じく西ドイツのディスコグループ・ボニーMの「怪僧ラスプーチン(Rasputin)」でした。
そして、「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」出場を目指してオーディションを行い、集まったのがジンギスカンのメンバー達だったのです。
博士は、楽曲だけでなく振付や衣装なども計算して作り上げています。
結果は大会本戦で4位でしたが、国内外で大ヒットを記録する作品になりました。
Berryz工房がカバー
Berryz工房がカバーした「ジンギスカン」は、16枚目シングルとして2008年3月12日にリリースされました。
1979年に5カラットというグループが歌った日本語訳を使っているので、正確にはカバー曲のカバーです。
モンゴリアンダンスバージョンでは、Berryz工房メンバーがいろんな衣装で踊るキュートな姿が見られるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ジンギスカンの替え歌・CMソング
子どもでも分かりやすいキャッチーなテンポのジンギスカンは、替え歌やCMソングにもよく使われています。
独特なアップテンポのリズムが流れてくると、ついテレビ画面に注目してしまいますよね。あの耳に残る音楽にキャッチフレーズを当てはめれば、宣伝効果も抜群。
それでは、ジンギスカンの替え歌が使われている場面やCM情報などをチェックしてみましょう。
マクドナルドのCMソング
2018年に放送されたマクドナルドのCM「バリューランチ バリューラン」編で、ジンギスカンの替え歌が登場しました。
「新!新!新?レギュラー」「新!新!新!グラン」のフレーズが、メロディにぴったりハマって耳に残りますよね。
指原莉乃が出演し、美味しそうにハンバーガーを食べる姿も印象的なCMです。
ワイモバイルのCMソング
ソフトバンク株式会社ワイモバイルのテレビCMでは、夫婦役の出川哲朗と真矢ミキ、姉妹役の吉岡里帆と芦田愛菜が、ジンギスカンの替え歌に合わせて歌って踊っています。
CMで披露されている「おトクになるダンス」は、人気付師のラッキィ池田が手掛けたもの。
おなじみのメロディと出演者達のダンスに、思わず一緒に踊りたくなってしまうCMソングです。
サッカーの応援歌
2004年12月16日に開催されたサッカー国際親善試合の日本対ドイツ戦では、応援歌としてジンギスカンの替え歌が使われました。
2005年2月9日にインディーズレーベルから「成吉思汗(ジンギスカン)~ドイツへ行こう~」というタイトルでCD発売され、3月2日にはメジャーレーベルからリリースされています。
「みんなでドイツへ行こう」というフレーズで、プレイヤーと応援する人たちの心を1つにした応援歌です。
その後2007年に発売された、ウルトラスのアルバム「ULTRA’ NIPPON 2000-2007」にも収録されています。
クリーム玄米ブランのCMソング
ジンギスカンは、アサヒフードアンドヘルスケア株式会社から発売されている栄養調整食品、クリーム玄米ブランのCMソングにも起用されました。
2011~ 2012年に小西真奈美と山田孝之が出演したCMで、替え歌が使われていますよ。
CMの中にはジンギスカンの初期メンバー5人にそっくりな人たちも登場し、オリジナルバージョンを知る人には、特に懐かしく感じられたのではないでしょうか。
ジンギスカンの歌が使われる定番シチュエーション
モンゴルの英雄チンギス・ハーンをモデルに歌った雄大な楽曲は、現在も様々なシチュエーションで使われています。
誰でも1度は聴いたことがあって、歌って踊って楽しい気分になれる曲なので、その場を盛り上げたい時によく流されていますよ。
最後に、ジンギスカンの歌が使われる定番のシチュエーションを紹介します。
運動会
テンションの上がるジンギスカンの歌は、運動会でも定番の曲ですよね。
幼稚園・保育園、小学校、中学校の運動会では、徒競走のBGMや運動会のダンスに使われることが多いです。
「ジンギスカンの曲に合わせて踊った!」「応援合戦で使った!」など、思い出がある人もたくさんいるのではないでしょうか。
他にもお遊戯会や、野外活動でのキャンプファイヤーなど、教育現場のさまざまなシーンで使われています。
結婚式の余興
結婚式の余興でも、ジンギスカンはよく使われています。
誰もが知っている人気曲なので、会場も盛り上がること間違いなしですよ。
振付は、ジンギスカンオリジナルのものやBerryz工房バージョン、ドラマ・ウォーターボーイズの中で使われたものなどいろいろあるので、難易度や好みで選んでみましょう。
他にもYouTubeなどに振付つきの動画がたくさんアップされているので、余興をする予定がある人は、繰り返し再生して練習してみてくださいね。
ジンギスカンの歌は運動会の定番曲!中毒性の高いリズムに合わせて歌って踊ろう
1979年にリリースされたジンギスカンの歌は、時代が変わっても愛され続ける中毒性の高い人気曲です。
キャッチーなリズムで、運動会や結婚式の余興などをさらに盛り上げてくれますよ。
オリジナルバーションは「何を言っているのか分からないけど、楽しい気分になれる不思議な曲」というところも魅力になっているのでしょう。
日本語でカバーされたバージョンは歌いやすいので、ぜひカラオケでも歌って踊ってみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ジンギスカンは、ジンギスカンというアーティストグループのデビュー曲
- 大ヒット曲を手掛けたのは、経済学者だった
- 中毒性のあるリズムで、今でも替え歌やCMソングとして起用されている
- テンションが上がる曲なので、運動会や余興などで使われることが多い
- 日本語カバーされたジンギスカンは、カラオケでも歌いやすく盛り上がる1曲