カラオケの採点機能で、高得点を出したいと思ったことはありませんか?
スコア表示やランキングバトルなど、コンテンツとしての要素も多彩ですが、やはりメインとなるのは得点ですよね。
この記事でわかること
まずは採点方法を知ろう!主なカラオケ機器の採点方法を解説
まずはじめに、カラオケの採点方法の基礎知識をチェックしていきましょう。
ダム「精密採点DX」の採点方法
ダムの採点機能といえばやはり、精密採点シリーズ。中でも人気なのは、精密採点DXです。
その名の通り細かいカテゴリーに分かれた採点項目が特徴的。
採点基準は
- 「音程」
- 「表現力」
- 「ビブラート&ロングトーン」
- 「安定性」
- 「リズム」
音程
その中でも特に大きな割合を占めているのは「音程」。
歌っている最中に画面に表示される音程バーを基準に採点が行われ、バーの上に表れるキラキラとしたエフェクトの色で正確度を確認することができます。
エフェクトの色は正確度が高い順に虹色、金色、赤色、青色で表示され、60%未満はエフェクトなしとなります。
表現力
「表現力」は、抑揚、こぶし、しゃくり、フォールの回数をもとに採点されます。
中でも重要となる項目は抑揚。
声の上下や強弱が判断基準となります。
ビブラート&ロングトーン
「ビブラート&ロングトーン」と「安定性」は、似た要素を持っているのが特徴的。
ビブラートに関しては、回数よりもビブラートそのものの上手さが評価されるのがポイント。
ロングトーンは、正しい音程を長く伸ばせているかが採点基準となります。
安定性とリズム
「安定性」はビブラートも関係する項目。
浅く短いビブラートをかけると、歌声に安定性がないと判断され減点となる可能性があります。
ビブラートをかけるなら長く大きくを心がけると良いでしょう。
最後の「リズム」は、採点への影響が比較的少なめ。
とはいえ、タメ過ぎや走り過ぎは大きな減点対象となります。
ジョイサウンドの採点方法
ジョイサウンドの人気採点システムである「分析採点」。
- 「音程」
- 「安定感」
- 「抑揚」
- 「ロングトーン」
- 「テクニック」
DAMと同様に、ジョイサウンドも音程が最も得点に関わる項目です。
抑揚
DAMと採点基準が異なるのは、「抑揚」の項目。
ジョイサウンドでは、Aメロやサビといったパートごとにふさわしい抑揚をつけているかで評価します。
そのため、サビや終盤といった盛り上がる部分は力強く歌いたいですね。
「安定感」では音程バーから外れていないか、ビブラートは安定しているかなどで判定されます。
「ロングトーン」では正しい音程を長く伸ばせているかがポイントとなり、「テクニック」ではこぶし、しゃくり、ビブラートが評価されます。
カラオケで点数を出すためのコツ
ここからは、カラオケの採点ゲームで点数アップを狙うコツをご紹介します。
音程をしっかりつかむ
カラオケの採点で高得点を出すには、正しい音程をとることが必要不可欠。原曲をしっかりと聴くのはもちろん、ガイドメロディーで確認をするのも効果的です。
音程を上手くとる簡単なコツは、ガイドメロディーの音量を大きめに設定すること。
加えてマイクの音量を下げると、正しい音程をより聴きとりやすくなって安定感が増します。
また、自分が出しやすいキーを選択することも重要です。
抑揚をつけて歌う
抑揚とは、声の調子の上下や強弱のことを指します。
声量の変化を意識すると、表現力の項目について得点アップが狙えます。
抑揚は基本的に自身の声の調整でつけるものですが、実はマイクと口元の距離を変えるだけでもつけることが可能です。
マイクの距離を変えるときは、急がずゆっくりと行いましょう。
腹式呼吸を心がける
安定性で高評価を得るには、音域のブレや声の震えを減らすことが重要になります。
その際に心がけたいのは、腹式呼吸。喉からよりもお腹から声を出す方が、声量も増えますよ。
また、息の長さを調節することで、ロングトーンの上達も期待できます。
腹式呼吸が苦手、よくわからないという人は、仰向けに寝転がって鼻で呼吸をしてみるのがおすすめ。
少しずつ感覚を掴んで、カラオケで実践してみてくださいね。
こぶし・フォール・ビブラートで表現をプラスする
抑揚だけではなく、こぶし、フォール、ビブラートを加えることで表現力はさらに上がります。
こぶし
こぶしは、音程を瞬間的に上下させる技術。演歌ではよく、「こぶしが効いている」という表現がされますね。
フォールは、「落とす」という意味。
つまり、音程を高い音から低い音に落とす、下げるということです。
余韻が残るので、フレーズの最後などに取り入れるのがおすすめ。
反対に、低い音から高い音に上げることをしゃくりと呼びます。
ビブラート
ビブラートは音楽の授業などでも聞くため、馴染みがある人が多いのではないでしょうか。
音を上下に震わせるこのテクニックは、ポップスや演歌だけではなくオペラなどさまざまなジャンルで用いられています。
ビブラートは間隔や幅によってもタイプが異なってくるので、要所に合わせて使い分けたいですね。
高得点につながる選曲のポイント
高得点を出すには、テクニックや歌唱力だけではなく曲選びも関係してきます。
最新曲を片っ端から歌ってみる前に、以下のポイントを押さえた曲を見つけて、得点につなげていきましょう。
スローテンポの曲を選ぶ
一般的にテンポが速い楽曲は、リズムがブレやすく得点を伸ばすのに向いていない傾向があります。
反対に、ゆったりとした曲は、表現力などの加点を狙いやすいのでおすすめ。
1曲の長さは、採点されている時間を少しでも短くするために、長いものより短いものを選ぶと良いでしょう。
自分の音域に合っている曲を選ぶ
自分が出しやすい音域の曲を選ぶのも大切なポイント。
声が低いのに音域が高い楽曲、声が高いのに音域が低い楽曲という風に、自分の音域にそぐわないものを選んでしまうと高得点を出すのは厳しくなります。
自分が最も出しやすい音域を知ることが高得点への道。
実際に採点をしながら歌って、音域の得意不得意をチェックしてみてくださいね。
【男女別】カラオケで点数が出やすいおすすめ曲
カラオケで高得点を出す方法について見てきましたが、実際に歌いやすいのはどんな楽曲なのでしょうか。
ここでは、カラオケで多くの人が持つ悩みを解消できるかもしれない、おすすめの曲を男女別にご紹介します。
高得点を狙う課題曲選びの参考にしてみてくださいね。
声が低い男性におすすめの曲3選
まずは、高い声が出なくて悩んでいる男性でも、比較的歌いやすい楽曲です。
情熱の薔薇|THE BLUE HEARTS
見てきた物や聞いた事 今まで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ち分かるでしょう
答はきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方
パンクロックバンド、THE BLUE HEARTSが1990年にリリースした代表曲。
早過ぎずノリの良いテンポと、分かりやすい展開が印象的。
声が低い人や高音が苦手といった人におすすめです。
元気良く、サビの盛り上がりを意識して歌いましょう。
シングルベッド|シャ乱Q
シングルベッドで夢と
お前 抱いてた頃
くだらない事だって
二人で笑えたね
モーニング娘。などのアイドルグループのプロデューサーとして活躍している、つんく♂さんが所属していたバンドのヒット曲です。
音程が低めの、ゆったりとしたバラードは高得点を出したいときに最適。
ビブラートやロングトーン、抑揚を意識して歌えば、大きな加点も狙えますよ。
夜空ノムコウ|SMAP
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ…
マドをそっと開けてみる 冬の風の匂いがした
悲しみっていつかは 消えてしまうものなのかなぁ…
タメ息は少しだけ 白く残ってすぐ消えた
2016年に惜しまれつつも解散した、日本を代表するアイドルグループSMAPの人気曲。作詞はシンガーソングライターのスガシカオさんです。
リズムを取りやすいテンポと、大きく上下することのない穏やかな曲調なので、歌が苦手な人や音痴を気にしている人にもおすすめ。音程を意識して歌う練習曲にもぴったりです。
歌が苦手な女性におすすめの曲3選
続いては、歌が苦手な女性向けの楽曲です。
高音域が出ないという人にも歌いやすい曲が揃っていますよ。
愛のうた|倖田來未
愛のうた 響き渡れば
灰色の夜空に光が射すよ
ひとつずつ光をつないで
遠くの君のもとへと 届けよう
低めの声が魅力的な女性歌手、倖田來未さんの人気ナンバー。
スローテンポのバラードで、音程が取りやすいのがポイント。
しっとりと歌い上げても、力強く歌い上げてもカッコいいです。
特にロングトーンや抑揚を意識すると、完成度が上がりますよ。
ありがとう|いきものがかり
“ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど
繋がれた右手が まっすぐな想いを 不器用に伝えている
人気音楽ユニット、いきものがかりのヒットソング。
変則的な展開がなく、メロディーラインはキャッチーで覚えやすいのでレパートリーに加えやすいといえるでしょう。
音程は比較的安定しやすいですが、息継ぎには注意が必要です。
腹式呼吸でロングトーンを出せるようになって、息継ぎをむやみに入れなくても歌い切れるようにしましょう。
吐く息の量を調節できるようになるのがポイントです。
タッチ|岩崎良美
呼吸を止めて1秒
あなた真剣な
目をしたから
あだち充先生原作のアニメ「タッチ」の主題歌。
高い知名度を誇り、カラオケ定番曲のひとつとして幅広い世代に歌われています。
ノリの良いテンポと、歌謡曲チックなメロディーが印象的。
大きな高低差もないので、高音域が苦手な人でも選曲しやすいです。
カラオケの採点と上手さは異なる!ポイントを把握して高得点を目指そう
たかが採点、されど採点。意外と奥が深く、もっと得点を上げられないものかと熱くなってしまいますよね。
とはいえ、カラオケの採点が高得点であるのと歌が上手いのとは、似て非なるもの。
たとえ採点画面上での得点が低くても、自己流のアレンジなどを加えて魅力的に歌い上げる人も素敵です。
採点機能で高得点を狙う際の歌唱と、自分らしく楽しむ歌唱を使い分けると、カラオケをさらに楽しめるかもしれません。
高得点を狙うなら、今回ご紹介した採点ポイントをおさえながら練習しましょう。
- 「音程グラフ採点・カラオケJOYSOUND+」
- 「カラオケ@DAM-精密採点ができる本格カラオケアプリ」
といった無料アプリ(利用チケット購入でさらにサービス充実)もあるので、ちょっとした合間も練習に利用して、高得点を目指しましょう!
この記事のまとめ!
- カラオケの採点は音程が特に重要視される
- ビブラートなどのテクニックで加点を狙う
- 自分の音域に合わせた楽曲が高得点につながる可能性も