月額料金を支払えば好きな音楽を無制限で楽しめる音楽ストリーミングサービスは、多くのユーザーが使用しているコンテンツです。
その中でもSpotifyとApple Musicは、特に使用者数が多い人気サービスです。
2つのサービスどちらを使うか悩んでいる人は、機能面の違いなどを比較して決めましょう。
\1ヶ月無料ですべての機能が使える/
この記事でわかること
【比較】SpotifyとApple Musicどっちがいい?
Spotify と Apple Musicはどちらも多数の利用者がいる音楽ストリーミングサービスです。
スマホから簡単に利用できて価格もリーズナブルなサービスなので、多くの人が楽曲視聴に活用しています。
では、この2つのサービスにはどのような違いがあるのでしょうか。
比較ポイントを参考に、どちらの方が自分に向いているのかチェックしてみましょう。
料金
料金比較(月額) | Spotify | Apple Music |
個人プラン | 980円 | 1,080円 |
ファミリープラン | 1,580円(最大6人) | 1,680円(最大6人) |
学生プラン | 480円 | 580円 |
無料体験期間 | 1か月 | 1か月 |
(端末や時期によって変わる) |
SpotifyとApple Musicは、どちらにも1人で使う個人プランと最大6人でシェアできるファミリープランが用意されています。
2022年12月現在、個人プランはSpotifyが月額980円、AppleMusicは1,080円です。
ファミリープランはスポティファイが100円安い1,580円となっています。
基本料金にはほとんど違いがない価格面ですが、Spotifyには無料プランが存在します。
音楽を聴くだけであれば無料プランでも可能ですが、スキップや楽曲検索などに制限が設けられています。
Apple Musicにはこのようなプランはありませんが、無料トライアル期間は設けられているので使い勝手を確かめることは可能です。
ユーザー数
Spotify(有料) | Apple Music |
1億6,000万人(2021年時点) | 7,800万人(2021年時点) |
音楽ストリーミングサービスの市場は年々拡大していて、2021年第2四半期にはいずれかのプラットフォームに加入している人の数が5億2,390万人に登りました。
この内、最も利用者数が多いサービスがSpotifyです。
Spotifyの加入者数は全体の31%なので、2位で15%のApple Musicと比較すると2倍以上の利用者がいるということになります。
音質
Spotify | Apple Music |
最大320kbps | 最大256kbps |
2つのサービスの違いは音質にも現れています。
Spotifyは320kbpsの不可逆圧縮形式と呼ばれる配信方法で楽曲を提供しています。
この音質は音楽ストリーミングサービスとしては一般的な水準で、極端に悪い音質というわけではなく、普通に音楽を楽しむだけであれば十分でしょう。
一方Apple Musicは256kbpsのAACという形式で配信している他、可逆圧縮というシステムでロスレスやハイレゾロスレス、ドルビーアトモスなどのさまざまな音質に対応した楽曲を配信しています。
こういった高音質形式は音楽に詳しい一部の人々が楽しむものという印象でしたが、Apple Musicが全楽曲をロスレス化したことで一気に一般への普及率が高まっています。
配信楽曲数
Spotify | Apple Music |
8,200万曲 | 9,000万曲 |
2つのサービスを楽曲数で比較すると、2022年現在Apple Musicが1,200万曲多いという結果になりました。
以前はApple Musicには邦楽が多く、Spotifyには洋楽が多いというイメージがありましたが、現在は大きな差は無くなっています。
曲数には多少差がありますが、話題の曲や人気曲はどちらのサブスクもしっかり配信しています。
そのため、どちらを利用しても「この曲が無くて残念」といった状況にはなりにくいでしょう。
SpotifyとApple Musicサービス・機能の特徴を比較
どちらも同じくらい便利なSpotifyとApple Musicですが、提供されている機能は微妙に異なります。
料金プランやポッドキャストの有無、レコメンド機能の精度なども意識して利用するサービスを選べばより快適に音楽ライフを楽しめるでしょう。
ここでは、SpotifyとApple Musicそれぞれの特徴を紹介するので参考にしてください。
\1ヶ月無料ですべての機能が使える/
Spotify
無料プランやカップルプランがある
Spotifyには無料プランやカップルプランなど、リーズナブルに使用できるプランが用意されています。
カップルプランは同棲している2人であれば月額1,280円でサービスを利用できるプランです。
このプランには「Duo Mix」というプレイリストがあり、お互いの好みに合わせて二人だけのプレイリストを作成してくるので、おうちデートやドライブデートで活躍しそうですね。
また、無料プランでは0円で音楽のバックグラウンド再生が可能です。
ただし、途中で広告が流れたりリピート再生ができないといった制限があり、楽曲のスキップ回数も決まっています。
このようにライフスタイルに合わせた豊富なプランがある点が、Spotifyの大きな特徴といえるでしょう。
音楽もポッドキャストも楽しめる
Spotifyは音楽だけでなくポッドキャストも楽しめます。
配信されているコンテンツは幅広く、限定番組だけでなくAppleポッドキャストやAmazon Music、Googleポッドキャストなどの番組も視聴できます。
また、Spotifyではポッドキャスト内で流れた音楽をプレイリスト化してくれるのです。
番組で気になった楽曲を視聴後すぐに見つけられるのも音楽ストリーミングサービスならではのメリットですね。
自分に合った曲の提案が的確
Spotifyはとにかく楽曲の提案が的確で、サービスを利用すればするほど視聴データが蓄積されて提案の精度が上がっていきます。
サービス内では音楽ジャンルや年代、そのときの気分などさまざまな切り口で自分だけのプレイリストが作れるのです。
また、毎週変わる「Discovery Weekly」とプレイリストは、そのときどきで最適な楽曲を組み合わせて提案してくれるので、今まで知らなかった好みの楽曲を発見できるでしょう。
Apple Music
空間オーディオで臨場感を体験
より臨場感がある音色を楽しみたいなら、Apple Musicの空間オーディオがおすすめです。
空間オーディオとは、演奏やボーカルが自分の周りで鳴っているような奥行きを感じられる音質のこと。
音楽をよりリアルに感じられるため、楽曲に深く没入できるのです。
これはスピーカーで聴くときだけではなく、ヘッドホンやイヤホンで聴くときも適用されるので、いつでもライブハウスの中心にいるかのような雰囲気を味わえるでしょう。
MVやライブ映像などが充実
Apple Musicでは楽曲だけでなくMVやライブ映像などの動画も見放題で楽しめます。
これらの動画は途中で広告が挟まることもなく、バックグラウンド再生も可能。
ダウンロードしておけばオフライン再生もできるので、いつでも好きなときに見たい音楽映像が楽しめます。
MVやライブ動画専用のプレイリストも作れるので、聴くだけではなく見て楽しむコンテンツとしても活用しましょう。
Apple製品との相性が抜群
Apple Music最大の特徴は、やはりアップル社製品との親和性が高い点でしょう。
例えばiPhoneのAIに「HeySiri、米津玄師の楽曲を再生して」といえばアプリがすぐに起動して自動で楽曲を再生してくれます。
また、セルラーモデルのApple Watchがあればスマホがなくても単体で楽曲再生を行えるのです。
ただし、複数の端末で音楽を再生する場合はファミリープランの加入が必要となります。
【口コミ】SpotifyとApple Musicのメリット比較
SpotifyとApple Musicにはそれぞれメリットがあります。
ここでは実際にサービスを利用したユーザーの口コミをピックアップし、各サービスのメリットを紹介します。
\いつでも解約OK!/
Spotify
口コミ1
音楽だけでなく、ポッドキャストを聴けるのでとても気に入っています。
好きなMCがやってる番組も配信してくれてるので、ぜったいにSpotifyが欠かせません。
番組内で紹介された音楽をすぐに聴けるのも便利ですね。
口コミ2
おすすめ音楽が紹介される機能が優秀で、知らなかった曲を聴いたらすごく好みでハマったことが何度もあります。
好きな曲を聴いているだけで自分だけのプレイリストができていくのも嬉しいです。
毎週変わるプレイリストがツボにはまりまくりで、毎回楽しみに待っています。
口コミ3
操作のしやすさが一番のおすすめポイントです。
スワイプするだけですぐに次の曲に移動できて、リピートしたいときもワンタップなので通勤のときの混んだ電車内でも聴きたい曲をすぐに選べていいですね。
プレイリストもとても優秀で、自分が聴きたいテイストのものを流してくれるので音楽の趣味の幅が広がります。
Spotifyを使用している人の多くは、レコメンド機能の優秀さを評価していました。
好きな曲を何度も聴いたり、あまり好みではない曲をスキップしたりというのは誰でもする行為でしょう。
そんな当たり前の行動からAIが学習して好みの音楽を探してくれるのは、とても便利ですよね。
また、ポッドキャストが聴けることも人気を集めてました。
人気番組が多数配信されているので、ポッドキャストの番組目的でSpotifyを導入している人も多いのでしょう。
Apple Music
口コミ1
Apple Musicはとにかく楽曲数の豊富数が魅力です。
他のサービスでは配信されていないようなマイナー楽曲も聴けるのでかなり便利ですね。
また、楽曲の歌詞がカラオケのテロップのように動きながら表示されるのも嬉しいです。
歌を練習するときにも使えるので、今後もApple Musicを使い続けたいと思っています。
口コミ2
iPhoneを使っているので、音楽アプリを選ぶときはApple Music一択でした。
アプリが入っていたのでサブスクに加入したらすぐに使えたし、目覚ましにサービス内の楽曲を設定できるのもナイス。
今後アップルウォッチを買うつもりなので、端末から再生できるのを楽しみにしています。
口コミ3
音質が高くてびっくりしました。
イヤホンで聴いていたら本当に後ろから聴こえてくるように感じて、初めて聴いたとき思わず振り返ってしまいました。
今は寝る前に目を閉じて聴いていると、好きなバンドが目の前で演奏してくれてる気分になれます。
Apple Musicを使用しているユーザーは、楽曲数の多さや音質の高さを高く評価しています。
特に音質というのは、音楽にこだわりがある人にとっては欠かせない要素なので、ロスレス形式の楽曲をリーズナブルな価格で楽しめるApple Musicに評価が集まるのも納得ですね。
また、アップル製品との連携しやすさについての口コミも多く見られました。
周辺の端末や電子機器をアップル製品で揃えている人などは、Apple Musicの方が使いやすいということがわかりますね。
【口コミ】SpotifyとApple Musicデメリット比較
多くのユーザーが使っている2つのサービスですが、不便だという意見や使用上のデメリットもあります。
いざ使ってみてから「不便だった」と思うのは避けたいですよね。
口コミを参考に、どんな点がデメリットとして挙げられているのか事前にチェックしておきましょう。
Spotify
口コミ1
無料だからしょうがないっていうのはわかるけど広告が鬱陶しい。頻度とかもうちょっと低かったら嬉しい。
しばらく使ってみてもっといろいろ聴きたくなったら有料プランも検討します。
口コミ2
たまに動きが遅くなったり歌詞の文字が大きくなったりする。
アプリのバグはある程度しょうがないけど、聴いてるときに途切れたりするとちょっとイラっとしますね。
あとアーティストの名前や歌詞が違うのは早めに直してほしいです。
口コミ3
無料プランだと1時間に5回しかスキップできないから微妙にめんどくさいです。
あと、広告があるからYouTubeっぽいなと思った。
聴きたい曲はけっこうあったので、もうちょっと無料プランも便利に使えたら嬉しいです。
Spotifyのデメリットはやはり無料プランの不便さでしょう。
曲の途中に広告が入ることで音楽に集中できなかったり、スキップ回数が限られていて好きな曲が聴けなかったりといった制限に対して不満を抱いている口コミが多く挙がっていました。
とはいえ、無料で使用しているため多少の不便さは仕方がないことです。
Spotifyをもっとしっかりと使いたいと感じたら、有料プランを検討するのもいいかもしれませんね。
Apple Music
口コミ1
同じアーティストなのに名前がカタカナだったり英語だったりするのをなんとかしてほしいです。
カタカナ表記も微妙に違ったりするので、好きな歌手だと余計イライラします。
聴きたい歌手の名前を検索しても楽曲が全部見つからなかったりするので、早めに改善してください。
口コミ2
特定の曲を聴き続けるには便利だけど、新しい曲を探したりするのはちょっと不便ですね。
Apple Musicは音楽配信サービスというより再生プレーヤーってイメージ。
たまには知らない曲も聴きたいので、もうちょっとレコメンド機能を強化してくれたら良いなと思います。
口コミ3
UIが使いづらい。
曲をスキップしたりリピートとシャッフルを切り替えるのとかがスムーズにできないので、電車とかバスの中で立ってると操作しづらく感じました。
あと知らない曲を探しづらいので、音楽に詳しくないと色々聴けないと思います。
Apple MusicのデメリットはUIや操作性の悪さです。
口コミでは新しい曲を探しにくいという意見が多く挙がっていました。
また、アーティストの名前表記が間違っていたり海外アーティストがカタカナ表記になっていることも不評を集めています。
同じ歌手の楽曲を一気に探したい人にとっては表記が異なると不便ですよね。
これらの点が修正されればより使いやすいサービスに成長するでしょう。
Spotifyを使うのがおすすめな人
Spotifyは新しい曲が探しやすく、自分にあった楽曲が見つけやすいという特徴があるサービスです。
そんなSpotifyに向いている人はどのようなタイプなのでしょうか。
このサービスを使用するのがおすすめな人のタイプを3つ紹介します。
新しいジャンルの曲に出会いたい人
新しいジャンルの音楽をたくさん知りたいという人にはSpotifyがおすすめです。
Spotifyは洋楽、邦楽どちらも曲数が豊富で人気曲からマイナー曲まで幅広い音楽を扱っています。
また、AIがスキップした曲やよく聴いているジャンルを学習して「この人が好きそうだ」と判断した曲でプレイリストを作成してくれるため、今まで知らなかった楽曲や音楽ジャンルに巡り合えるでしょう。
優れたレコメンド機能を活用して音楽の幅を広げましょう。
操作しやすさを重視したい人
Spotifyの音楽プレイヤーはとても操作がしやすいので、使いやすさを重視している人にはこちらのサービスがおすすめです。
Spotifyでは現在聴いている曲のジャケットをスライドするだけですぐに次の曲に移動でき、シャッフル再生やリピート、お気に入り登録などもワンタップで行えます。
ストレスフリーな操作性で気軽に音楽が再生できるため、どんなときでもすぐに好きな楽曲を楽しめるでしょう。
無料で音楽を楽しみたい人
音楽を聴くのにお金をかけたくないという人は、Spotifyの無料プランを利用しましょう。
このプランでは、一部の機能のみタダで使用し続けられます。
スキップやリピートに一部制限がかかっていますが、ラジオや有線感覚で曲を聴き流したいというタイプの人はストレス無く使用できるでしょう。
そんなSpotifyには全ての機能を一定期間無料で試せるトライアルが用意されています。
使い勝手を確かめたり楽曲を探したりするのに便利なので、まずはトライアルで自分に合ったサービスか試してみましょう。
無料で最新の話題曲を聴きたい方はこちらから登録。
Apple Musicを使うのがおすすめな人
Apple Musicは気に入った曲をライブラリに登録し、自分だけのプレイリストを作るといった用途に向いているサービスです。
Apple Musicを使うのがおすすめな人の特徴を3つまとめたので、自分が当てはまるか見ていきましょう。
Apple製品を使っている人
Apple製品を使用している人にはApple Musicが断然おすすめです。
連携しやすく、どのデバイスでも簡単にサービスを利用できるのでとても便利ですよ。
また、iPhoneなどのiOS端末には最初からアプリがインストールされているので、プランに加入するだけですぐに使えるのもおすすめなポイントです。
音質・音響にこだわりがある人
音質にこだわりがある人はApple Musicで高品質な音色を楽しみましょう。
2021年5月に導入されたロスレスオーディオ圧縮は、オリジナルの音源を全て維持して圧縮できる形式で、収録されたときに最も近い音が聴けるのです。
また、音楽を立体的に聴けるドルビーアトモスも導入されているので、よりリアルで空間の広がりを感じる音楽を堪能できますよ。
お気に入りの曲を楽しみたい人
お気に入りの楽曲がある人はApple Musicの音楽共有機能がおすすめです。
これはプレイリストができる機能で、友達や家族と一緒に好きな音楽を聴くことができるのです。
その場ですぐに共有できるためオフライン環境でも視聴可能。
宅飲みやキャンプ、ドライブなどでそれぞれのいちおし楽曲を披露し合いましょう。
こういったコンテンツは実際に使用してみないと便利さがわからないものです。
Apple Musicにも一定期間無料でサービスを利用できるトライアル期間が設けられているので、まずは使用してサービスの使いやすさを体感してください。
SpotifyとApple Musicいずれも負けず劣らずサービス充実!比較して自分にぴったりのサブスクを選ぼう
SpotifyやApple Musicは音楽ストリーミングサービス市場でトップを争う人気サービスです。
どちらも多くの楽曲を配信し、使いやすい機能で音楽好きの生活を支えてくれます。
それぞれに得意なサービスや機能があるので、求めている用途によって使い分けることがおすすめ。
違いやメリット、デメリットを比較して自分に合ったサブスクサービスを選びましょう。
この記事のまとめ!
- SpotifyとApple Musicの必要な料金はあまり変わらない
- Spotifyはレコメンド機能が優秀で好みの新しい音楽を見つけやすい
- Apple Musicはロスレス形式を導入しているためより高品質な音色が楽しめる。