「スターウォーズ」の曲と言えばオープニングのテーマが有名ですが、映画シリーズやスピンオフ作品などには他にもいろいろなテーマ曲があります。
シリーズを通して使われているBGMやキャラクターのテーマもあり、知っていると作品をより楽しめるようになりますよ。
この記事でわかること
スターウォーズのテーマ曲ランキングTOP5
映画「スターウォーズ」シリーズは、1977年公開の「スターウォーズ エピソード4/新たなる希望」から、2019年公開「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」までの9作品。
さらにスピンオフ作品「ハン・ソロ」と「ローグ・ワン」の2本が加わり、現在計11作品です。
シリーズの音楽は全てジョン・ウィリアムズが制作しており、堂々としたシンフォニーが壮大なスペースオペラの世界観を盛り上げました。
はじめに、スターウォーズのテーマ曲TOP5をランキング形式で紹介します。
【5位】運命の闘い
『運命の闘い』(Duel Of The Fates)は、1999年公開「エピソード1/ファントム・メナス」からエピソード2、エピソード3の新3部作で使われました。
フルオーケストラとコーラスによる、悲劇的な運命を予感させるような不穏なムードの楽曲です。
『運命の闘い』は、エピソード1でダース・モールとオビ=ワン・ケノービのライトセーバー対決シーンで登場したダース・モールのテーマ的な曲。
「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」でも、ダース・モールが登場するときにBGMで聞こえるのでチェックしてみてくださいね。
【4位】フォースのテーマ
『フォースのテーマ』別名『二つの夕日』(Binary Sunset)は、映画「スターウォーズ」シリーズの全ての作品に登場するテーマ曲。
二つの夕日とは、ルーク・スカイウォーカーが育った惑星タトゥインに沈む、2つの夕日のことです。
この曲は「エピソード4/新たなる希望」で、ルークが沈む2つの夕日を眺めて、冒険に挑む決意をした印象的なシーンで使われました。
それ以来、この曲のアレンジが数々の作品に登場し、スターウォーズの象徴的なテーマ曲になっています。
また、スピンオフ作品「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」の予告編に起用されるなど、ファンからの人気が高いテーマ曲です。
【3位】王座の間とエンド・タイトル
『王座の間とエンド・タイトル』はエピソード4のエンディングテーマで、エピソード5、エピソード6にも起用され、エピソード3ではエンドロールの時に使用されました。
『王座の間』はメドレー風のユニークな構成で、エピソード4でレイア姫が勲章を受けるシーンから「フォースのテーマ」「反乱軍のテーマ」のアレンジへと続きます。
そして最後は「スターウォーズのテーマ」の華麗なエンディングへと向かうのです。
物語のフィナーレを飾るのにぴったりの華やかな交響曲で、いろいろな楽団で演奏されています。
【2位】帝国のマーチ
『帝国のマーチ』別名『インペリアル・マーチ』(The Imperial March)は、日本では『ダース・ベイダーのテーマ』の呼び方の方が有名かもしれません。
1980年公開「エピソード5/帝国の逆襲」でダース・ベイダーが登場するシーンで使われて以来、シリーズの全エピソードとスピンオフの2作品でも使用されました。
邪悪な存在の登場を予感させる『ダース・ベイダーのテーマ』は、日本でもバラエティー番組などのBGMや着信メロディーとしても人気のテーマ曲です。
【1位】スター・ウォーズのテーマ
映画「スターウォーズ」シリーズで、誰もが口ずさめる最も有名なテーマ曲が「スター・ウォーズのテーマ」(Star Wars Main Title)。
「遠い昔、遥か彼方の銀河系で」というオープニングと共に始まる力強い演奏で、これから始まる冒険への期待を感じてワクワクする交響曲です。
この曲は映画「スターウォーズ」シリーズ全てのテーマ曲となっており、スピンオフ「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」ではBGMとして使用されました。
また、アレンジされた楽曲はBGMとして本編に度々登場しています。
スターウォーズの人気サントラ・BGM
スターウォーズのサウンドトラックやBGMには、ストーリーの展開で重要なキーとなる楽曲がたくさんあります。
映画「スターウォーズ」シリーズは、旧3部作(エピソード4〜6)、新3部作(エピソード1〜3)、続3部作(エピソード7〜9)の9作品があり、ファンの推しもさまざま。
スピンオフ作品も含めると、かなり多くの映画音楽があるので、どの曲がイチオシかは意見が分かれるところです。
次は、スターウォーズの人気サントラとBGMの中から、特に人気の高い曲を紹介します。
酒場のバンド
『酒場のバンド』(Cantina Band)はエピソード4の酒場のシーンに使われた、ジャズ調の軽快な曲。
オビ=ワン・ケノービとルーク・スカイウォーカーが、ハン・ソロやチューバッカと出会った、惑星タトゥインの酒場カンティーナで演奏されていました。
カンティーナはモス・アイズリー宇宙港で、いろいろな星の腕利きパイロットが集まる、ちょっと危険な酒場です。
酒場で演奏していたバンドは「フィグリン・ダンとモーダル・ノーズ」で、独特な風貌がスターウォーズ感たっぷりの異星人バンドでした。
アクロス・ザ・スターズ
『アクロス・ザ・スターズ』(Across the Stars)はエピソード2と3で使用された、美しくも悲愴なメロディーの曲です。
この曲は、アナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラの結婚式のシーンで使用されました。
結婚式は愛し合う2人が結ばれる感動的なシーンのはずですが、ファンはこれからダークサイドに落ちるアナキンと彼が巻き起こす悲劇を既に知っています。
スターウォーズファンにとって『アクロス・ザ・スターズ』は、2人の悲しい運命を思い起こさせる、せつない曲です。
英雄たちの戦い
『英雄たちの戦い』(Battle of the Heroes)はエピソード3で使用された、オーケストラとコーラスによるドラマチックな曲です。
ダークサイドに堕ちたアナキンは、かつての師匠で友人のオビ=ワンとライトセーバーを交わして、運命の決闘に挑みます。
『英雄たちの戦い』は2人のスリリングな戦いと、これからダース・ベイダーへと変貌するアナキンの様子を描き、新3部作のクライマックスを盛り上げています。
Rey Meets BB-8
『Rey Meets BB-8』はエピソード7からのヒロインとなるレイと、レジスタンスで重要な役目を果たすドロイドBB-8が出会うシーンで使用されました。
惑星ジャクーの廃品回収業者をしていたレイは、砂漠で網に捕らえられたBB-8と出会い、それがきっかけでレジスタンスに参加することになります。
『Rey Meets BB-8』は軽やかに動くBB-8の可愛らしい様子や、これから始まるレイの冒険を予感させるような可憐な曲調です。
ハン・ソロの冒険
映画「スターウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」で使用されたのが、『ハン・ソロの冒険』(The Adventures of Han)。
「ハン・ソロ」はエピソード4から10〜13年前の設定で、若き日のハン・ソロの冒険や、チューバッカ、愛機ミレニアム・ファルコンとの出会いが描かれています。
『ハン・ソロの冒険』は勇敢で自由を愛するハン・ソロにふさわしい、勇ましくて元気の良い楽曲です。
ルークとレイア
『ルークとレイア』(Luke and Leia)は、感動的な家族の絆を優しく穏やかに表現した交響曲。
エピソード6で、2人が血を分けた兄妹であったことが判明した、シリーズの展開に重要なシーンで使用された曲です。
『ルークとレイア』はレイア役のキャリー・フィッシャーの遺作となったエピソード8でも使用されて、ファンの涙を誘いました。
部分的にアレンジされたモチーフが、エピソード9でも使用されています。
スターウォーズの人気テーマ曲
スターウォーズには数々のキャラクターが登場し、それぞれの個性を音楽で表現したキャラクターのテーマ曲もあります。
テーマ曲を聴いただけで、どのキャラクターのテーマか分かるようになれば、かなりのスターウォーズファンと言えるでしょう。
最後にスターウォーズに登場する人気キャラクターのテーマ曲を紹介します。
レイのテーマ
2015年公開「エピソード7/フォースの覚醒」から始まった続3部作でヒロインとなった、レイのテーマ曲。
レイは惑星ジャクーに住む廃品回収業者でしたが、運命的な出会いから冒険が始まり、ジェダイへと成長していく女性です。
『レイのテーマ』は繊細な雰囲気から壮大な曲調へと変化する、美しいシンフォニー。
スターウォーズのメインキャラクターとして、孤独な女性から数々の試練を乗り越えて行くレイを表現する名曲です。
レイア姫のテーマ
旧3部作(エピソード4〜6)続3部作(エピソード7〜9)に登場するレイア姫のテーマ曲が『レイア姫のテーマ』です。
『レイア姫のテーマ』は高貴な存在でありながら、勇気があり人々を導いてきたレイア姫のように、優雅で繊細ながら力強い曲。
レイア姫はエピソード4でR2-D2のデータとしてホログラム画像で登場し、エピソード9ではレジスタンスの将軍として活躍し、シリーズを通して人気のキャラクターでした。
カイロ・レンのテーマ
エピソード7から邪悪な存在として登場したカイロ・レンの『カイロ・レンのテーマ』は、「カイロ・レン、戦場に到着」のモチーフなどとして、本編で何度か使われています。
ハン・ソロとレイアの息子で、フォースを持っているのに暗黒面に惹かれ、レイとは対照的にフォースを悪用して帝国軍「ファーストオーダー」の幹部になったカイロ・レン。
『カイロ・レンのテーマ』は崇拝する祖父のダース・ベイダーを連想させる、邪悪な精神を感じさせる曲調で、『帝国のマーチ』に似た暗さを持つ曲です。
ヨーダのテーマ
緑色でしわだらけの顔と大きな耳が特徴的なヨーダは、伝説のジェダイマスターでスターウォーズのシンボル的なキャラクターです。
『ヨーダのテーマ』は、そんな神秘的なヨーダを象徴するような、ミステリアスな雰囲気から始まって聴く人に安心感を与える穏やかな曲調へ変化する曲。
ヨーダはエピソード5からルークの師匠としてフォースを導いただけではなく、続三部作でも霊体として登場するなど、シーズンを通して活躍します。
アナキンのテーマ
1999年公開「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」から始まった新三部作でメインキャラクターとなったアナキン・スカイウォーカーのテーマ。
アナキンは幼い頃から強いフォースを持ち、ジェダイとしての活躍を期待されていたのですが、ダークサイドに堕ちてダース・ベイダーに変貌してしまいます。
『アナキンのテーマ』は彼の生い立ちから成長する様子を表現していますが、途中で『帝国のマーチ』のアレンジが挿入され、アナキンの不穏な将来を暗示しています。
ジャバ・ザ・ハットのテーマ
太り過ぎたナメクジのような身体で、猫のような目をもつジャバ・ザ・ハットは、銀河でもっとも強大なギャングの1人で巨大な犯罪組織の首領。
『ジャバ・ザ・ハットのテーマ』は、チューバの音色により肥大したジャバ・ザ・ハットの怪しげな様子を表現しています。
ジャバ・ザ・ハットはエピソード6で、ハン・ソロを救出に来たレイア姫を鎖でつないで奴隷にするなど、悪の象徴的な存在でした。
スターウォーズのテーマは名曲ばかり!人気のサントラやBGMを聴いてみよう
映画「スターウォーズ」シリーズは1977年公開の『エピソード4/新たなる希望』から始まる3つの三部作とスピンオフがあり、たくさんのテーマ曲やBGMがあります。
音楽は全てジョン・ウィリアムズが制作し、壮大なスペースオペラの世界にマッチしたシンフォニーは、いろいろな楽団によって演奏されている名曲ばかり。
テーマ曲は『スターウォーズのテーマ』や『帝国のマーチ』などの有名な曲の他に、物語の展開で使用されるBGMやキャラクターごとのテーマ曲も人気です。
名曲が多いスターウォーズのテーマをサントラやBGMで聴いて、スターウォーズの世界を音楽でも味わってみましょう。
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この記事のまとめ!
- 「スターウォーズ」シリーズの音楽は全てジョン・ウィリアムズが手掛けている
- 『スターウォーズのテーマ』や『帝国のマーチ』など有名な交響曲がいっぱい
- 壮大な物語の展開のキーとなるBGMやキャラクターのテーマ曲も人気がある
- 名曲が豊富なスターウォーズのサントラやBGMでスペースオペラをより深く楽しもう