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鼻腔共鳴のやり方が分からない?簡単な練習方法と感覚を掴むためのコツを紹介! 2020年11月

2020.10.30

鼻腔共鳴

自分の歌声を聴いた時に、何だかのっぺりしてると思ったことはありませんか?

歌が上手い人は、ふくよかに響く歌声をしていますよね。

実は、歌ウマな人の多くは鼻腔共鳴(読み方は「びくうきょうめい」)という発声法を使って、声を響かせています。

鼻腔共鳴を知らなかった人はもちろん、知っているけどなかなかマスターできない人も参考にしてみてくださいね。

UtaTen編集部
この記事では、鼻腔共鳴のやり方や簡単な練習方法を紹介します。

 

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この記事の目次はこちら!

鼻腔共鳴 出し方
鼻腔共鳴 うまい歌手

鼻腔共鳴(びくうきょうめい)とは

鼻腔共鳴とは発声法の1つで、鼻腔と呼ばれる鼻の奥の空間を響かせることで、温かみのある、ふくよかな声が出せるようになるのです。

鼻腔共鳴を使って歌うと、低音から高音まで良く響く歌声を作ることができます。

よく鼻声と間違えられる鼻腔共鳴ですが、鼻声とは大きく違っているのです。

鼻声との違いも交えながら、鼻腔共鳴について詳しく説明していきます。

 

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鼻腔の場所

鼻腔とは鼻の奥の空間のことで、口の中の空間の上側、または顔の真ん中あたりに存在する空間です。

ワサビを食べた時に鼻がツンとしたり、ミント系の物を食べた時スースーするのが鼻腔です。

具体的にイメージできない人は、実際に体験して鼻腔を感じてみましょう。

 

響く音域

鼻腔共鳴をマスターすると、高音発声が楽にできるようになります。

歌が上手くない人、いわゆる平べったい歌声になってしまう人の多くは、胸腔という肺のあたりを響かせているため、高音になると響きが下がってしまうのです。

鼻腔共鳴では音の響きがより上側(頭頂部)になるため、高音になっても響きを下げずに歌えるだけでなく、喉を締め付けずに声が出せます。

高音だけでなく低音や中音域でも同じように、響きを上側にすることで胸腔よりも響く歌声が作れるのです。

 

ミックスボイスに必要

歌が好きな人やボイストレーニングを習いたいと思ったことがある人なら、「ミックスボイス」という言葉を聴いたことがあるのではないでしょうか。

ミックスボイスとは地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)を混ぜた歌声のことです。

実はミックスボイスで歌うためには、鼻腔共鳴が必要になります。

特にミックスボイスは、声帯を締め付けて出した裏声を鼻腔共鳴で響かせることによって作り出すのです。

ミックスボイスについてもっと詳しく知りたい人は、下記記事をチェックしてみてください。

 

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鼻声との違い

鼻の奥を響かせるため、鼻声と間違えられることが多い鼻腔共鳴ですが、鼻腔共鳴と鼻声は全く違うものです。

鼻腔共鳴と同じように鼻声も鼻に声が入った状態で発声しますが、力が入りすぎていて鼻の奥の空間に声が響くことはありません。

具体的なイメージとしては、鼻声では鼻に100 %声が入っているのに対して、鼻腔共鳴では声は7割程度しか入りません

慣れてくると声の入り方によって響き方を調整できるようになりますよ。

 

鼻づまり解消

鼻腔共鳴ができるようになると、鼻腔内の一酸化炭素の濃度が上がり血管を広げて血流がよくなるため、鼻づまりが解消します。

鼻腔共鳴を使うと、鼻腔が震えて鼻がスーっとするのを実感できるのです。

効果を確認するには、鼻腔共鳴が自然に使えるハミングをすると良いでしょう。

 

鼻腔共鳴の出し方

鼻腔共鳴 出し方

鼻の奥を響かせて歌うと、鼻腔共鳴ができる」と言われても、具体的にどうやって練習したら良いかイメージが沸きませんよね。

実際に鼻腔共鳴をやってみても、上手くできなかったという人もいるでしょう。

鼻腔共鳴では鼻の奥が振動している感覚を一度掴んでしまえば、すぐに歌声に反映することができます。

そのため、いきなり歌うのではなく、まずは感覚を掴むのがおすすめです。

鼻腔共鳴の出し方を早速みていきましょう。

 

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喉の力を抜いて鼻から吸う

鼻腔共鳴をする時は、息を鼻から吸いましょう

この時喉に力を入れてしまうと、響かせたい鼻の奥の空間を狭めてしまう可能性があります。

息を吸う時はリラックスした状態で、喉の力を抜いて行うように心がけてください。

歌う前に軽くウォームアップをするのもおすすめですよ。

また、鼻から息を吸うことで腹式呼吸を鍛えることにもつながります。

 

口を閉じたまま「んー」

次に口を閉じたまま「んー」と発声します。

ちょうどハミングをするような感覚で行うのが良いでしょう。

すると、鼻のあたりに振動を感じることができます。

振動を感じにくい場合は、口が軽く空いてしまっていたり、発声が上手くできていないのかもしれません。

最初は息だけを吐き、そこに声をのせていくと、口を閉じたまま発声しやすいですよ。

 

唇と鼻がビリビリする

口を閉じたまま「んー」と発声した時に、唇と鼻がビリビリしているのを感じたら鼻腔共鳴ができている証拠です。

なかなか実感できない時は、小鼻の両脇に人差し指を軽く当ててから発声すると、ビリビリした振動を感じやすいので、試してみてくださいね。

 

鼻腔共鳴の練習方法とコツ

仕組みが分かっていてもなかなか上手くできない人が多い鼻腔共鳴は、どのようにトレーニングすれば良いのでしょうか?

鼻腔共鳴は一度コツを掴めば簡単にできるようになるので、感覚をしっかり抑えて歌声に反映させましょう。

次では、鼻腔共鳴の練習方法とコツを紹介します。

 

ハミングで音階を歌う

鼻腔共鳴を練習する時はまず、ハミングで音階を歌って鼻腔が振動している感覚を覚えましょう。

ハミングは鼻の振動を感じやすく、鼻腔共鳴の感覚を掴みやすいです。

ハミングを行う時は「んー」と発音するようにして、喉を締め付けずリラックスした状態で行いましょう。

ハミングは鼻腔の振動を感じるのが目的なので、正しい音程で歌えなくても気にせずに行ってみてください。

男声キー、女声キーそれぞれのスケール音源もあるので、練習に役立ててくださいね。

 

ハミングのまま歌を歌う

ハミングで音階ができるようになったら、ハミングのまま歌う練習をしましょう。

スケール練習だけだと練習がマンネリ化して継続するのが難しくなるため、好きな曲を選んで練習してみてください。

音階練習よりも音の高さが複雑になるため、はじめのうちはスローテンポで練習すると良いですよ。

 

イ→エ→アの順番に練習

ハミングでの鼻腔共鳴をマスターしたら、いよいよ発声しながら鼻腔共鳴を使う練習です。

発声は比較的鼻腔の振動を感じやすい「イ」の発声から始めましょう。

手順とポイント

  • ハミングで「んー」と言いながら、徐々に口を開けて「イ」を発声する
  • ハミングの時ほど鼻腔にビリビリした振動が感じられなくてもOK
  • イの発声に成功したらエ→アの順で、他の母音の発声にもチャレンジしてみる

 

鼻声に気を付ける

よく鼻腔共鳴と鼻声を間違えてしまう人は多いですが、鼻声鼻腔共鳴は全く違うものなので注意しましょう。

鼻声は鼻から息をたくさん出すため、声が響きにくくなります。

鼻腔共鳴の練習で鼻周辺に意識を集中させすぎて、気づかずに鼻声になってしまっていることも少なくありません。

鼻腔共鳴を練習する時は、鼻声になっていないか時々チェックしましょう。

 

鼻を意識しない

鼻腔共鳴の練習を頑張っていると、鼻周りに意識が集中しすぎて逆効果になることもあります。

鼻腔を振動させて響きを作る鼻腔共鳴ですが、実際には鼻腔とその周辺にある口や喉の空間も振動させることで響きを作っているのです。

そのため、鼻腔共鳴をするには、

  • 鼻腔
  • 口の中
  • 喉の空間

のバランスを上手くとる必要があり、鼻ばかりに力が入ってしまうとバランスが崩れてしまいます。

鼻腔共鳴を成功させるには、鼻周りばかりを意識せず、リラックスした状態で行いましょう

 

鼻腔共鳴がうまい歌手

鼻腔共鳴 うまい歌手

一流シンガーは鼻腔共鳴を使いこなしていると言われても、どのように使ってるのかイメージするのは難しいですよね。

多くのシンガーは鼻腔共鳴を織り交ぜながら色々な歌い方を使って、表現の幅を増やしています。

最後にパッと聴いただけで鼻腔共鳴で歌っていることが分かる、歌手を紹介します。

 

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TAKA(ONE OK ROCK)

日本を代表するロックバンドONE OK ROCKのボーカルTAKAは、ミックスボイス特有の響きがよく感じられる歌声をしています。

倍音が多く、息の音程が聴こえてくるような歌声から鼻腔共鳴を上手く使いこなしていることが分かります。

エッジの効いた歌声やミックスボイスを使ったロングトーンはよく響くので、ロックサウンドとの相性は抜群です。

また、高音のファルセットもきれいに出ています。

TAKAのように歌うには鼻腔共鳴をする時、響きを上側に持っていくように意識することが大切です

 

桜井和寿(Mr.Children)

抜群の歌唱力と世界観のある楽曲が魅力のロックバンドMr.Childrenのボーカル桜井和寿の歌声も、鼻腔共鳴の響きを感じやすいです。

鼻にかかったような歌声ではあるものの、倍音が多くて柔らかさを感じる響きは鼻腔共鳴を上手く利用していることが分かります。

桜井和寿の歌声は、美しい高音ファルセットから、鳴りが強くてエッジの効いたミックスボイスまで色々な歌い方を使って、表現の幅を広げているのも魅力です。

どんな歌い方でも倍音が豊かで柔らかさを感じるのは、鼻腔がしっかり振動している証拠と言えます。

 

中島美嘉

艶があり個性的な歌声が人気の中島美嘉も、鼻腔共鳴を上手く使いこなしているシンガーです。

中島美嘉の歌声は、息と声が上手く混ざり合い、息の流れに沿った発声しています。

鼻腔の空間を上手く使って、声を響かせているから独特な艶が出るのでしょう。

高音の歌声はヘッドボイスと呼ばれる、美しく抜けるファルセットを使っています。

口や鼻腔など、発声に関わる空間を上手く使いこなしているシンガーです。

 

YUKI

綺麗な高音と可愛らしい歌声が魅力のYUKIも、鼻腔共鳴を上手く使いこなしています。

特に中音域から高音域でみられる声の芯が分かる歌声は、鼻腔共鳴の特徴です。

鼻腔共鳴を使ったミックスボイスはYUKIの魅力の1つですが、歌い方以上に表現力が素晴らしいシンガーです。

特徴的な歌声はずっと聴いていると飽きてしまうこともありますが、何曲聴いても飽きないのは、YUKIの表現力の引き出しの多さのおかげでしょう。

 

鼻腔共鳴ができれば確実に歌がうまくなる!リラックスした発声練習を続けて鼻の奥で声を響かせる感覚をつかもう

鼻腔共鳴は鼻腔を振動させて声に響きを作る発声法です。

鼻腔共鳴ができると声が響くようになり、歌が上手くなります。

コツを掴めば誰でも習得できるので、ハミングから始めて鼻腔が振動している感覚をしっかり覚えましょう。

練習する時は、リラックスした状態で発声練習を行い、鼻声にならないように気をつけてくださいね

また、鼻腔共鳴が上手い歌手の歌声を参考にしながら、響く歌声をマスターしましょう。

 

この記事のまとめ!

  • 鼻腔共鳴は鼻腔を振動させて響きのある声を作る発声法
  • 鼻腔共鳴ができると、高音が楽に出せたり鼻づまりが解消する
  • コツを掴むのが難しい鼻腔共鳴の練習にはハミングがおすすめ
  • 鼻声と鼻腔共鳴が違うものなので、練習する時は鼻声になっていないか注意しよう

 

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