童謡は、どの世代でも楽しめるシンプルなメロディーが特徴で、子どもから大人まで気軽に楽しめますよね。
この記事では、冬の歌で特に人気の童謡を15選に厳選してお届け!
この記事でわかること
冬に歌いたい童謡【12月編】
12月に歌いたい冬の歌といえば、クリスマスソングではないでしょうか。
保育園や幼稚園で開かれるクリスマス会で歌えば、盛り上がること間違いありません。
ここでは、12月に歌いたい冬の歌を紹介します。
子どもが好きな童謡で、楽しいひとときを過ごしましょう。
サンタが街にやってくる
「サンタが街にやってくる」は、1934年11月にアメリカのラジオ番組で初めて公開され、同曲の楽譜が40万枚も売れたことで知られる知名度の高い曲。
12月になると街中で流れていることもあり、園児にも馴染みのある1曲ではないでしょうか。
子どもにとってサンタクロースは憧れの存在。
そんなサンタの歌は園児に大人気で、軽快なメロディーがワクワク感を加速させます。
歌詞に英語がありますが、子どもでも抵抗なく歌えます。
あわてんぼうのサンタクロース
「あわてんぼうのサンタクロース」は、子どもが大好きな冬の歌の定番。
音楽の教科書に掲載されたり、CMソングにも起用されたりと、あらゆる場面で採用されているクリスマスソングです。
歌詞は5番まであり「リンリンリン」「チャチャチャ」「シャラランラン」などの擬音が多く、子どもにも親しみやすい楽曲に仕上がっています。
サンタクロースのドジだけど可愛らしい一面を歌にした、コミカルな歌詞が大人にも人気です。
イベントの時に歌えば一気にクリスマス感が増し、園児の笑みがこぼれること間違いないでしょう。
ジングルベル
「ジングルベル」は、世界中で愛されている冬の定番ソングです。
日本では、クリスマスソングとして親しまれている「ジングルベル」。
しかし、もともとはアメリカの牧師でもあるジェームズ・ロード・ピアポントが、教会の感謝祭のために作ったのだとか。
軽快なイントロで始まる「ジングルベル」は、キャッチーな曲調と歌詞が印象的で、園児に限らずどの世代からも親しまれています。
「ジングルベル」を振り付きで投稿している動画もたくさんあるので、イベントの時に皆で踊りながら歌えば、子どもは夢中になって楽しんでくれるでしょう。
We Wish You a Merry Christmas
「We Wish You a Merry Christmas」は、16世紀のイングランド西部地方を起源とするクリスマスキャロル。
毎年12月になると必ずどこかで流れているといってもいいほど、日本でも馴染みのあるクリスマスソングです。
英語で構成されていますが、同じフレーズが連続で続く箇所が多く、比較的難易度が低いのが特徴。
子どもも楽しみながら無理なく歌えますよ!
「We Wish You a Merry Christmas」は、英語の練習にもなるので、歌えるようになれば子どもの成長や自信にも繋がります。
赤鼻のトナカイ
「赤鼻のトナカイ」は、アメリカで1948年に世に出回ったクリスマスソング。
笑いものにされていた赤鼻のトナカイ「ルドルフ」が、赤い鼻を活かしてクリスマスに大活躍するというストーリー仕立てになっています。
コンプレックスの赤い鼻が、サンタクロースの一言でチャームポイントに変わる…大人が聴いても心に刺さる曲ですよね。
この曲を聴けば、子どもたちはプレゼントが届くまでのワクワク感が増すこと間違いありません。
ストーリーを知れば、さらにクリスマスへの期待値が高まり、子どもの心をくすぐる1曲になるでしょう。
冬に歌いたい童謡【1月編】
日本では1月下旬から2月にかけてを「大寒」と呼び、1年で最も寒い時期といわれています。
そんな寒い時期に歌いたいのが、心温まる冬の歌。
昔懐かしの童謡で、寒さを吹き飛ばしましょう。
ここでは、1月に歌いたい冬の童謡を紹介します。
北風小僧の寒太郎
「北風小僧の寒太郎」は、1974年に「みんなのうた」で発表された曲。
コンセプトは「子ども向けの演歌」で、堺正章や北島三郎が歌うリメイク版が公開され、話題となりました。
灯油や軽油を配達するサカモトガスでは「北風小僧の寒太郎」の歌にのせて、玄関先まで運んでくれます。
どこからともなく聴こえてくる歌に、季節の移り変わりを感じる人も多いのではないでしょうか。
過去には、小学校の音楽の教科書に掲載されていたこともあり、知っている人も多いはず!
子どもの心をつかむコミカルに描かれている歌詞は、一度聴けば大人になっても忘れない、記憶に残る冬の歌だといえるでしょう。
お正月
1月にぴったりの冬の歌と言えば「お正月」。
「タコ」「コマ」「マリ」など、令和の子どもには馴染みがない伝統的な遊びが歌詞に組み込まれており、古き良き時代の様子がわかる1曲です。
この曲が公開された1901年(明治34年)からの時代の流れを感じますよね。
2007年(平成19年)には「日本の歌百選」にも選ばれ、世代を超えて親しまれている冬の代表曲です。
日本の文化でもある「お正月」を子どもが心待ちにしているのは、今も昔も変わりません。
お正月を楽しみにしている気持ちがストレートに表現されており、1月に相応しい童謡だといえるでしょう。
雪
明治44年に「尋常小学唱歌」第2学年用に掲載され、その後も多くの人に歌い継がれてきた「雪」。
軽やかなリズムの「雪」は「ずんずん」「こんこん」など、雪が振る様子を可愛らしく表現されており、子どもの心を掴むキャッチーな歌詞が印象的です。
過去には「日本の歌百選」に選ばれ、子どもでもわかる言葉で四季を彩る日本を代表する1曲となりました。
この曲を聴いたら、寒くて家の中にこもっていた子どもも、外で雪遊びしたくなること間違いなし。
明るい曲調と歌詞が多くの人の心を惹きつけ、時を超えて今もなお愛されている冬の歌です。
いとまきのうた
「いとまきのうた」は、子どもが楽しめる手遊び歌。
1番〜4番まである「いとまきのうた」は、違うサイズの靴を作りながら、子どもの想像力が鍛えられます。
歌詞に合わせて手を動かすため、子どもが興味を惹きやすく、幼稚園・保育園のイベントではもちろん、親子で楽しめます。
この曲は、小人さん→ぞうさん→リスさん→自分の靴を順番に作る曲構成になっていますが、慣れてきたら替え歌で違う動物の靴を作ってみると、楽しさの幅が広がります。
また、スピードアップして、難易度を少しずつ上げながら歌うのも面白いですよね!
工夫次第で何通りもの遊びができるので、子どもが飽きずに楽しく過ごせるでしょう。
やきいもグーチーパー
寒くなると食べたくなる焼き芋。
「やきいもグーチーパー」は、焼き芋をテーマにした可愛らしい童謡です。
同じ歌詞が4回繰り返されるため、小さな子どもでも覚えやすいでしょう。
歌の最後にじゃんけんができる曲構成になっており、冬の歌のなかでも遊び心満載の1曲です。
1回目と2回目はゆっくりなペースですが、3回目からペースアップして徐々に難しくなるため、子どもの好奇心を高めます。
焼き芋を食べる様子を歌詞にした「やきいもグーチーパー」は、子どもにとって親しみやすく、イベント時に取り入れれば園児の笑顔を引き出せること間違いなしです。
冬に歌いたい童謡【2月編】
2月のイベントといえば「節分」ですよね。
子どものころは鬼が怖くて泣いたり、思いっきり豆を投げて必死に鬼退治したりと、節分を怖く感じた子どもも多いのではないでしょうか。
2月は、鬼をテーマにした童謡が人気です。
ここでは、2月に歌いたい冬の童謡を紹介します。
鬼のパンツ
鬼をテーマに歌った可愛らしい童謡「鬼のパンツ」。
この曲は、もともとイタリアの登山鉄道CMのために創られた曲で「フニクリ フニクラ(Funiculì Funiculà)」といいます。
その後、田中星児が替え歌で歌ってシングル曲として発売。
NHK教育番組「おかあさんといっしょ」で何度も歌われた曲で、子どもからも親しまれています。
「鬼=怖い」というイメージがある子でも、この曲を聴けば鬼の印象も変わるはず!
「鬼はトラのパンツ履いてるんだよ」「ママ〜、鬼が履いてるパンツほしい!」という子どもの声が聴こえてきそうな1曲です。
幸せなら手をたたこう
「幸せなら手をたたこう」は、一度は歌ったことのある童謡ではないでしょうか。
この曲の原曲は「If You’re Happy and You Know It」で、英語圏でも親しまれている童謡です。
全身を使って楽しめる参加型の童謡は、大人数で歌うことで一体感が増し、楽しさが倍増します。
1番は「手」をたたこう、2番は「足」、3番は「肩」、最後は1番〜3番を総括するという流れですが、たたく場所を変えるだけでアレンジは無限大です。
同じ歌詞が繰り返されるため、子どもにも歌いやすい曲。
「幸せ」というポジティブな言葉が何度も出てくるので、自然に子どもの笑顔が引き出せるでしょう。
楽しめる要素が満載のこの曲は、保育園や幼稚園で皆で歌えば、盛り上がること間違いなしです。
赤鬼と青鬼のタンゴ
鬼の怖いイメージを払拭した童謡「赤鬼と青鬼のタンゴ」。
園児のお遊戯会の音楽に採用されることが多く、親しみやすいメロディーが印象的です。
過去にはNHK放送「みんなのうた」でも流れ、歌詞の面白さから記憶に残っている人も多いでしょう。
「赤鬼と青鬼のタンゴ」が流れたら一気に陽気な雰囲気になり、子どもが楽しく歌える1曲。
「おにのつの なんではえた」という絵本があり、この物語は「赤鬼と青鬼のタンゴ」の少し前の物語とされています。
絵本で視覚を刺激し、童謡で歌の楽しさを実感できる、子どもたちの好奇心や想像力を育てるコミカルな童謡です。
まめまき
節分で忘れてはいけないのが、「豆まき」。
鬼が怖くて、全力で豆を投げていた子どもも多いのではないでしょうか。
歌詞のなかに出てくる「ぱらっ ぱらっ ぱらっ ぱらっ」という豆を投げる音を可愛らしく表現したキャッチーなフレーズが、子どもの心を掴みます。
節分・鬼・怖いという3大要素を払拭させるこの曲は、皆で歌えば節分が楽しみになること間違いなし!
子どもが理解できる言葉でつづられた歌詞と、豆まきがワクワクするようなメロディーが人気で、節分の定番ソングとして今もなお、多くの人から親しまれています。
桃太郎
鬼といえば「桃太郎」を思い出す人も多いのではないでしょうか。
「桃太郎」は日本の昔話でも有名で、絵本と音楽の両方で楽しめます。
ストーリー性があり、友情や冒険、桃太郎の勇敢な姿が子どもからの共感を得やすく、人気のある童謡です。
メロディーがシンプルなので、子どもが覚えやすいのも特徴。
お遊戯会で桃太郎を演じる園も多く、子どもにとっても親しみやすい1曲になることでしょう。
冬の歌はイベント曲がいっぱい!童謡を通じて子どもと楽しく過ごそう
今回は、冬の歌で特に人気の童謡を15選紹介しました。
なかでも、園児に人気があるのはイベントにちなんだ曲や、参加型ソング。
心が踊るようなキャッチーな歌詞やメロディーが、子どもの好奇心を高め、笑顔と元気を引き出すのにぴったりな曲ばかりです。
童謡は、子どもの心を豊かにしてくれるうえに、大人にとっても懐かしさが込み上げる、まさに心の栄養!
昔から慣れ親しんだ童謡を通じ、子どもと楽しいひとときを過ごしてくださいね。