ジェニーハイは、バラエティ番組から誕生した異色のバンドです。
お笑い芸人、ロックミュージシャン、クラシック音楽家という、異なるジャンルで活躍する才能豊かなアーティストが集結。
独特な音楽性と個性的なメンバー構成で注目を集めました。
この記事のもくじ
ジェニーハイとはどんなバンド?結成理由は?
ジェニーハイは一体どのように結成されたのでしょうか?
経緯や初期メンバーなどをご紹介します。
バラエティー番組の企画から結成
ジェニーハイは、BSフジの人気バラエティ番組「BAZOOKA!!!」から誕生した、ユニークな経歴を持つバンドです。
意外性たっぷりのメンバー構成が気になった方も、多いのではないでしょうか。
それもそのはず、このバンドは元々、番組の知名度向上を目的としたプロジェクトとして始動した話題集めのための特別ユニット。
番組スタッフが、小籔千豊にスリーピースバンド結成を提案したところ、小籔が「本格的にやりたい」とやる気になったのだとか。
その後、大胆にも川谷絵音と新垣隆という音楽界の実力者にオファーを出したところ、予想外にも両者から快諾を得られました。
この偶然とも思える奇才の集結により、ジェニーハイが誕生したのです。
初期のメンバーは3人だった
ジェニーハイは、ドラム担当の小籔千豊、ベース担当のくっきー!(野性爆弾)、ボーカル担当の中嶋イッキュウ(tricot)の3人組でスタートしました。
バンドの音楽性をさらに高めるため、この3人が川谷絵音にアプローチ。
その結果、川谷がプロデューサーおよびギタリストとして加入することになります。
さらに小籔の提案により、かつて番組に出演した新垣隆が推薦され、キーボーディストとしてバンドに加わりました。
こうして、コメディアン、ロックミュージシャン、クラシック音楽家といった、異なるジャンルで活躍する才能豊かなアーティストが一堂に会することとなりました。
メンバーはビッグネームばかり!
その異彩を放つメンバーですが、垣根を超えて有名な人ばかり。
プロデュースを務める川谷絵音は、個性的で才能を高く評価されている「ゲスの極み乙女。」のボーカルです。
そして、ゴーストライター騒動で一躍注目を集めた、クラシックピアニストの新垣隆が加わっています。
パンチの効いたお笑い芸人である、小籔千豊と野性爆弾のくっきー!がドラムとベースで参加。
この強烈なメンバーの中では埋もれがちですが、ボーカルの中嶋イッキュウは、世界ツアーも行うほどのバンドtrico(トリコ)でボーカル・ギターを務める実力派です。
ジェニーハイの紅一点として輝いています。
2018年に「片目で異常に恋してる」でデビュー
ジェニーハイは、2017年7月にプロジェクトが始動し、わずか7ヶ月という短期間で本格的な活動を開始しました。
バンドの音楽制作は、実力派ミュージシャンとして知られる川谷絵音が担当。
芸人を含むメンバーから色物バンドと思われがちですが、その音楽性の高さからジェニーハイは急速に注目を集めます。
しかし、その活動は決して楽なものではなかったことが、メンバーのエピソードからも伺えます。
メンバーの一人である小籔千豊が「素人にはきつすぎる」と漏らすほど、ハードなスケジュールをこなしていたそうです。
バンド名の由来
ジェニーハイというバンド名には、メンバーたちの野心的な想いが込められています。
この名前は、フランス語の「天才」を意味する「Genie(ジェニー)」と英語の「High(ハイ)」を組み合わせた造語です。
「天才を越えよう」という、意欲的なメッセージがこの名前に込められているのです。
川谷絵音は、バンドのユニークな構成について「バンドには違う形の天才が集まっている」と語っています。
そのバンド名からも、彼らの本気度が伝わってきますね。
ジェニーハイメンバーの本名・経歴・年齢など紹介!ボーカルは誰?
ここではジェニーハイの各メンバーのプロフィールをご紹介します。
ライブUtaTenの関連記事!
-
indigo la End(インディゴ ラ エンド)メンバーを紹介!バンド名の意味やおすすめ曲も解説
続きを見る
川谷 絵音(かわたに えのん)
担当 | ギター・プロデュース |
本名 | 川谷 絵音(かわたに えのん) |
誕生日 | 1988年12月03日 |
年齢 | 36歳 |
出身地 | 長崎県 |
川谷絵音は、ジェニーハイのギター奏者兼プロデューサーを務めます。
1988年生まれの彼は「ゲスの極み乙女。」のカリスマ的なリーダーとして有名ですね。
小籔千豊の推薦で番組スタッフからオファーを受け、ジェニーハイに参加。
高校時代からプロデュース経験を持ち、ボーカル、ギター、作詞作曲と幅広い才能を発揮してきました。
彼が作った楽曲は、キャッチーでエキセントリックなメロディが個性的です。
その音楽的才能はジェニーハイでも存分に活かされています。
中嶋 イッキュウ(なかじま いっきゅう)
担当 | ボーカル |
本名 | 中嶋 郁美(なかじま いくみ) |
誕生日 | 1989年05月29日 |
年齢 | 35歳 |
出身地 | 滋賀県 |
ジェニーハイでボーカルを務める中嶋イッキュウは、1989年生まれの滋賀県出身シンガーです。
本名は中嶋郁美で、芸名は「いくみ→193→イッキュウサン→イッキュウ」という語呂合わせに由来します。
ジェニーハイではボーカルを担当し、独特の高音とラップが魅力的ですね。
彼女は「tricot」というバンドでもボーカル・ギターとして活躍し、変拍子を多用する曲と高い演奏力で知られています。
性格はシャイとのことですが、番組では同じメンバーの小籔やくっきー!との楽しいやりとりがとっても印象的ですね。
独特な世界観を持つシンガーとして、多くのファンを魅了しています。
小籔 千豊(こやぶ かずとよ)
担当 | ドラム |
本名 | 小籔 千豊(こやぶ かずとよ) |
誕生日 | 1973年09月11日 |
年齢 | 51歳 |
出身地 | 大阪府 |
ジェニーハイでドラムを務める小籔千豊は、芸人としてだけでなく多才なエンターテイナーとしての一面があります。
1973年生まれの大阪出身の小籔は、吉本新喜劇で座長を務めるほどの大物芸人ですが、音楽イベント「コヤブソニック」の主催者でもあるのです。
ジェニーハイでは立ち上げの発起人であり、ドラマーとして参加しました。
実は数年前からドラムを始めたばかりの素人ながら、練習熱心で急速に技術を向上させているとのこと。
46歳にして新たな挑戦を続ける姿は、かっこいいですね!
くっきー!
担当 | ベース |
本名 | 川島 邦裕(かわしま くにひろ) |
誕生日 | 1976年03月12日 |
年齢 | 48歳 |
出身地 | 滋賀県 |
ジェニーハイでドラムを務めるくっきー!は、お笑いコンビ野性爆弾のメンバーとして知られていますが、実はアーティストとしての活動も多岐にわたります。
バラエティ番組『プレバト』では絵画の才能を発揮し、プライベートではバンド活動も行っています。
「盆地で一位」や「THE SESELAGEES」といったバンドでギターを演奏した経験を持ち、ジェニーハイではベースを担当しています。
その強面な外見に反して、人柄は非常に真面目で礼儀正しく、先輩への敬意や後輩への配慮に厚いと評されています。
天才的な芸術センスを持つくっきー!の、芸人としてだけでなくアーティストとしての活躍にも注目です。
新垣 隆(にいがき たかし)
担当 | キーボード |
本名 | 新垣 隆 (にいがき たかし) |
誕生日 | 1970年09月01日 |
年齢 | 54歳 |
出身地 | 東京都 |
ジェニーハイでキーボードを務める新垣隆は、1970年生まれの東京出身の音楽家・ピアニストです。
ゴーストライター騒動で一躍注目を集めましたが、その実力は本物。
母の影響で幼少期からピアノを学び、現代音楽家として活躍してきました。
真面目で芸術肌なイメージがありますが、番組内では時折ボケをかますなどユニークな一面も。
もちろん演奏力は確かで、ジェニーハイの音楽性を豊かにしています。
ジェニーハイが人気な理由
ジェニーハイの人気の秘密は、ユニットとしての独特な音楽性にあります。
川谷絵音のリズミカルでキャッチーなメロディ、イッキュウのエモーショナルな歌唱力、小籔とくっきー!のリズム隊、そして新垣のスタイリッシュなピアノが織りなす独特のサウンドが魅力です。
歌詞も女性目線であったり、曲調もロック、ポップ、ファンク、ヒップホップなど幅広いジャンルをカバー。
プログレッシブで完成度の高い楽曲たちからは、メンバーが真剣に音楽に取り組んでいることが伝わってきますね。
そんなジェニーハイは、今でも音楽ファンの心を掴んでいます。
ライブUtaTenの関連記事!
-
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の結束バンドには元ネタがある?メンバーの声優や人気曲を紹介
続きを見る
ジェニーハイで聴いてほしいおすすめの人気曲!
ここではジェニーハイの中でも、ぜひ聴いてほしいおすすめの人気曲を紹介します。
ライブUtaTenの関連記事!
-
ゲスの極み乙女。のメンバープロフィールを紹介!魅力的な曲調・歌詞のおすすめの曲を厳選
続きを見る
華奢なリップ feat.ちゃんみな
ジェニーハイの「華奢なリップ feat.ちゃんみな」は、バンドの魅力が凝縮された楽曲です。
トリリンガルラッパーのちゃんみなと、イッキュウのクールな声が絶妙なコントラストを生み出します。
くっきーのグルーヴ感満載なベースライン、新垣のジャズ調のピアノ演奏が楽曲を彩ります。
静かな導入から徐々に盛り上がるアレンジも魅力のひとつ。
「リップを引くと強い気持ちになれる」という歌詞は、多くの女性の共感を呼んでいます。ボーカルとサウンドのバランスが絶妙で、ジェニーハイの音楽性の高さを示す代表曲といえるでしょう。
ジェニーハイのテーマ
ジェニーハイの「ジェニーハイのテーマ」は、テクノ調のサウンドを背景にメンバー全員が自己紹介ラップを繰り広げるユニークな構成が特徴です。
お笑い芸人として知られる小籔千豊やくっきー!だけでなく、ピアニストである新垣までもクールにラップをこなし、メンバー全員の音楽センスが垣間見えます。
アンビエントな曲調がクールな雰囲気を醸し出し、各メンバーの個性が際立つ仕上がりとなっています。
バンドの個性を表現した、まさにジェニーハイを象徴する1曲といえるでしょう。
シャミナミ
ジェニーハイの「シャミナミ」は、2019年8月にリリースされた印象的な楽曲です。
フジテレビの人気番組「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます」のエンディングテーマとしても使用され、多くの人々の耳に届きました。
学校のチャイム音のサンプリングから始まるこの曲は、先生に恋した生徒のラブストーリーを描いており、青春の切ない恋心が爽快感のある曲調で表現されています。
特に、サビの「シャミナミナミダ」というフレーズが軽快で、自分でも歌ってみたくなります。
メロディアスな楽曲とイッキュウの透明感のある歌声が絶妙な1曲です。
ジェニーハイメンバーはビッグネームが多い!彼らにしか作れない音楽を楽しもう
ジェニーハイのメンバーは、それぞれが違う世界で活躍してきた異色のメンバーです。
お笑いの世界で活躍してきた小籔とくっきー!や、バンドで長年活躍してきた川谷とイッキュウ、そして作曲家として活躍してきた新垣。
それぞれが、ワイドショーなどで世間を賑わしてきた部分もありますが、話題性だけでなく実力も確か。
異分子が交わって化学反応を起こしたのが、ジェニーハイなんです。
彼らにしか作れない特別な音楽をぜひ楽しんでください。
この記事のまとめ!
- ジェニーハイは、バラエティ番組の企画から誕生した異色のバンド
- 初期メンバーは3人で、その後川谷絵音と新垣隆が加入
- 各メンバーは個性的で異なるジャンルで活躍するビッグネーム
- 2018年に「片目で異常に恋してる」でメジャーデビュー
- バンド名には「天才を超えよう」という意欲的なメッセージが込められている
- おすすめの曲は「華奢なリップ feat.ちゃんみな」「ジェニーハイのテーマ」「シャミナミ」