ベースを持ち運ぶのに欠かせないケースは、移動する際の衝撃から楽器を守ってくれるだけでなく、最近では見た目もおしゃれなデザインのものがあります。
そんなベース用ケースには、ソフトケースやハードケース、値段やデザインなど種類は様々です。
ベースケースの種類
ベース用ケースにはギターケースと同様にソフトケース・ハードケース、ソフトケースに緩衝材がついたギグバッグ、ハードケースに機能性をプラスしたセミハードケースがあります。
ケースにはそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットも存在します。
ソフトケース
ソフトケースはナイロン製の柔らかいケースです。
楽器を買うとこのソフトケースが付属していることもあり、軽くて持ち運びやすく、比較的安価であるのが特徴です。
シールドやピックなど、小物類を入れるためのポケットも付いており、ショルダーや取っ手もあるため、外に持っていく際にも便利ですよ。
しかし、衝撃には弱く、車や電車に乗せて運ぶ際には衝撃で楽器が傷ついてしまう恐れもあります。
ギグケース
ギグケース(ギグバッグ)は、ソフトケースの内部に緩衝材が加えられたもので、ソフトケースよりも耐久性が高いです。
ハードケースほど衝撃には強くありませんが、持ち運びやすさとある程度の耐久性を兼ね備えています。
ギグケースはカラーバリエーションやデザインも豊富で、実用性が高いため人気も高いです。
初心者がケース選びに迷ったら実用性と耐久性に優れたこのタイプのものを選ぶのがおすすめですよ。
セミハードケース
セミハードケースは、ハードケースのような樹脂製の板でできており、内部には緩衝材が入っています。
ハードケースと違いショルダーが付いており、持ち運びにも適しています。
ギグケースと同様に、機能性と耐久性を兼ね備えており、デザインも豊富です。
ハードケース
ハードケースは最も耐久性に優れたケースであり、大きな衝撃からも楽器を守ってくれます。
そのぶん重量があり、気軽に持ち運ぶことはできません。
また、特に高級なベースにはサイズがぴったりと合うように専用のハードケースが付属していることが多く、ケースそのものの値段も高いものが多いです。
車や飛行機で長時間楽器を運搬するときや、高価なベースを大事に保管・運搬したいときにはハードケースがおすすめですよ。
ベースケース選びのコツ
ベース用ケースは様々な種類がありますが、どんなケースを選んでもいいというわけではありません。
用途や自分が持っている機材に合わせて、適切なものを選ぶ必要があります。
しかし、初めて楽器ケースを買う人は「何を基準に選べばいいかわからない」という人も多いでしょう。
ベースのサイズ
ケースを選ぶときは、ベースのサイズに注意しましょう。
特に、アコースティックベースとエレキベースでは大きくサイズが違います。
エレキベースにはエレキベース用、アコースティックベースにはアコースティックベース用のケースを買いましょう。
また、同じエレキベースでも形状が違うとケースに入らない場合があります。
特にハードケースは中の緩衝材がベースの形に合わせて作られているため、しっかりと形の合うものを購入しましょう。
運びやすさ
ケース選びに重要なのが、持ち運びやすさです。
スタジオでの練習や路上での弾き語りなどでは、持ち運びの際に他の荷物が持ちやすいものを選びましょう。
セミハードケースやギグケースは軽く、ショルダーがついているため、手が自由に使えます。
また、ソフトケースに比べて耐久性にも優れています。
収納の数や大きさ
ケース選びにはポケットなどの収納の数や大きさも重要です。
ベースを持ち運ぶ際はシールドやピック、チューナーなどの小物も一緒に持ち運ぶため、それらを全て入れることができるものを選びましょう。
セミハードケースやギグケースには、ネック部分やボディ部分にポケットがあり、小物類を入れることができます。
ケース選びの際は、自分の持ち運ぶ小物類などもイメージして選ぶことをおすすめします。
防水性
ベースケースは耐久性はもちろん、防水性があるものを選びましょう。
外に持ち運んでいると、突然の雨に降られてしまうこともあります。
そんなとき、防水性がないとベースが濡れてしまう可能性があります。
ベースケースを背負って外を歩くことが多い人は、防水性・撥水性に優れた素材を使用しているベースケースを選び、ケースの中まで水が染み込まないものを選びましょう。
ベースケースのおすすめ6選
ベースケースは様々なブランドから発売されており、耐久性に優れているものやポケットがたくさんあって便利なものなど、魅力的なものがたくさんあります。
ベースケースのおすすめ6選を紹介するので、選ぶ時の参考にしてくださいね!
PLAYTECH / EB-Bag Black ベース用ギグバッグ
「PLAYTECH」は楽器専門の通販サイト「サウンドハウス」のオリジナルブランドです。
中でもこのギグバックはシンプルですが収納の数も多く、内部にクッションがしっかりとついています。
ギグバックは通常1万円以上するものが多いのですが、低価格をウリにしているPLAYTECHは5,000円ほどで購入することができます。
「安くてもいいものがほしい」という人におすすめです。
SKB / SCFB4 ベース用ハードケース
「SKB」の「SCFB4」は、ハードケースなので耐久性に優れています。
また、ショルダーストラップもついており、軽くて持ち運びにも適しています。
ポケットも複数ついているため機能性も抜群で、十分な耐久性と機能性を兼ね備えているおすすめのケースです。
IGIG / エレキベース用 G315B BLK/BLK
「IGiG」のベース用ギグバッグは収納や多様性に優れたモデルです。
ポケットが多数付いており、収納部分の体積も大きいため問題なくベースを収納することができます。
複数の楽器や、マイクスタンドなどの大きめの機材を運びたい人にもおすすめですよ。
MONO / Vertigo Bass Guitar Case M80-VEB-BLK
高級楽器ケースブランドとして知られる「MONO」のギグバッグは、底部にラバー素材が施してあるため、移動中に疲れてバッグを降ろした際も安心です。
見た目もスタイリッシュでスポーツバッグのようなデザインも人気の理由です。
KC / エレキベース用 ギグバッグ CB-100
「KC」から発売されている「CB-100」は、一般的なギグバッグに見えますが正面には大型のアクセサリーポケットがついており、A4サイズの楽譜やバンドスコアなども入れることができます。
ショルダーストラップもついているため持ち運びにも便利で、デザインも無地であるため使う人を選びません。
シンプルなデザインでしっかりとしたものを使いたい人におすすめです。
Fender / ハードケース Fender Pro Series Precision/Jazz Bass Case
ギターの大手メーカーである「フェンダー」から発売している「Fender Pro Series Precision」は、耐久性に優れたハードケースでありながら、コストも抑えられたモデルです。
ハードケースとしては高い値段ではないものの、耐久性に優れており、見た目も高級感に溢れています。
Fender ハードケース Fender® Pro Series Precision Bass®/Jazz Bass® Case - Tweed with Orange Plush Int...
ベースケースは楽器を守る大切なもの!自分の楽器や目的にあわせてベースケースを選ぼう
ベースを購入してバンドを組むようになったら練習やライブのために外に楽器を持っていくことも多くなります。
そんなときに、ケースは楽器を衝撃や雨から守ってくれる大切なものです。
しっかりと楽器を保護してくれるもの、運搬時の負担が少ないもの、おしゃれなものなど、自分の用途に合ったものを選びましょう。
迷ったときはこの記事で紹介したことを参考にして、ケース選びに役立ててみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ベースケースには、ソフトケース、ハードケース、ギグケース、セミハードケースの4種類がある
- ソフトケースは安価だが耐久性は不安で、ハードケースは耐久性は抜群だが運びづらい
- ベースケースを選ぶときは耐久性や耐水性、運びやすさと機能性が重要
- ギグケースやセミハードケースは、耐久性と運びやすさのバランスがいいのでおすすめ
- 楽器を守るためには、自分の楽器に合ったケースを選ぶことが大切である